上 下
175 / 177

持つ者と持たざる者の戦い、第二次世界大戦勃発

しおりを挟む
 またもや更新に間が空いてしまいましたので、お詫び申し上げます。

 世界恐慌の煽りを喰らった各国は、独自の対策で何とかしようとしているのは前回説明しました。
 
 どうにかして不景気から脱出したいと誰もが思っている中で、当時のドイツは困窮を究めていたのですがアメリカが資本を引き上げた事により失業率は増加し、激しいインフレも起こってしまいました。

 札束を積み上げても、コーヒー一杯も買えないという状態は皆さんも歴史の授業で聞いた事があるかもしれません。
 とにかく悲惨な状態のドイツ…第一次世界大戦後、皇帝を廃位して民主化を進めていたのですが国民からしてみれば、誰でもいいからこの惨状を何とかして欲しいと思った事でしょう。

 そして、1932年の選挙にて国民(国家)社会主義ドイツ労働者党、所謂ナチス党が第一党となり、ついにあの男が首相の座に就きました。

 そう…その名を知らぬ者はいない、ドイツ第三帝国のフューラー「アドルフ・ヒトラー」です。

 ナチス政権の様々な政策はドイツ経済を回復させたので、国民の支持を得たのですがそれだけでは無く、対外政策も強気でした。

 ファシズム国家と化したドイツは1938年に、オーストリアを併合してしまいますが、それだけでは無くチェコスロバキアにスデーデン地方の割譲も要求するなど、敗戦国らしからぬ行動をします。
 当然、先の戦勝国が黙っていない…かと思いきやイギリスやフランスはかのミュンヘン会議にて、スデーデン地方の割譲を認めました。
 
 この会議はチェコスロバキア抜きにして行われたものなので、割譲を認めたのも酷い話なのですが、それ以上にイギリスとフランスは不況のダメージにより、それどころでは無くなっておりそれでドイツが満足するならばと、妥協してしまったのです。

 これでドイツが満足したのかと言うとそんな訳も無く、それは誰もが知る処でしょう。

 次に狙ったのはポーランドで、その前にソ連と不可侵条約を結びました、これは地理的にフランスとソ連に挟まれている為に両サイドから侵攻されるのを防ぐ目的がありました。

 1939年ドイツ軍のポーランド侵攻により、第二次世界大戦勃発。

 持つ者と持たざる者の対立、そして持たざる者が持つ者になろうとして起こったこの戦いの中身は、次回説明を行いますのでどうか宜しくお願いします。
しおりを挟む
感想 22

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

処理中です...