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ナポレオンの最期、その後の世界

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 フランス革命後の混乱期にあって、フランスを再び強国へと押し上げた英雄「ナポレオン・ボナパルト」

 皇帝にまで登り詰めたその輝かしい栄光とは裏腹に、その最期は悲惨なものでしたがその少し前のエピソードと、後の世界を見て行きましょう。

 ナポレオンの栄光に影が差したのは、ロシア遠征の失敗にありますが「冬将軍」の呼び名を知っている方も多いのでは無いでしょうか。
 遠征の失敗はクーデターを誘発してしまい、ナポレオンは地中海にあるエルバ島に島流しにあってしまいます。

 ナポレオンの失脚後、ウィーン会議が開かれますが「会議は踊る、されど進まず」と揶揄されるように各国の利害がぶつかり遅々として進みませんでした。

 そうこうしているうちに、ナポレオンは島を脱出し復位を遂げたのですが、ワーテルローの戦いに敗れ再び退位に追い込まれます。
 次は南大西洋の孤島、セントヘレナ島に幽閉されてしまうのですがここで彼の命運は尽きてしまいました。

 1821年5月5日、セントヘレナの地にて病没…一説には毒殺されたともありますが、決定的な証拠は無く死因は胃癌とされています。
 
 さて、ナポレオン亡き後の世界なのですが、フランスはナポレオン三世が皇位を引継ぎ各国との戦争に明け暮れて行きます。
 それと並行してフランスにも産業革命の波が押し寄せ、近代化が進められました。

 また植民地支配も強めて行きますが、世は帝国主義の時代であり弱い国は強い国に飲み込まれ、支配する者とされる者に別れて行きます。
 その波に抗える国は無く、ここ日本も例外ではありませんでしたね…。

 これより先、フランスといったヨーロッパ各国の戦争は植民地を経て、やがて世界中へと広がって行きます。 

 最終的にこの戦争は、世界大戦と呼ばれる二度の大いなる悲劇を生み出しますがそれはまた後の話、その前に少し変わった話題を取り扱おうと思います。

 それではまた次回、お会いしましょう。
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