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異世界構築 その26
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長年に渡る王都建設もようやく終わり、荘厳な城が完成した後に遷都とすると、直ぐに政治改革が行われました。
公約通りに三権は分けられ、王はこの内の行政を担当する事になったのですが、これは実際に様々な国がそのようになっていますね。
立法は元老院が担当する事となりましたが、現時点では選挙は行わずに諸侯の間で推薦などして議員を決める事になりました。
司法に関しても諸侯からの選出となっており、概ね形が決まったものの未だ国民が主体となる政治形態にはなっておりません。
それでも国民はこの三権を監視し、問題があれば物申す事が出来ますので、大分改善されたと言えるでしょう。
それに行く行くは身分に関係無く、この三権に関わる仕事が出来るようになるのですから、国は良い方向に向かっていると言えます。
特に問題無く改革は進んでゆく…かのように見えましたが、ここでひと悶着ありました。 国王が司法に関して未だ整備が足りない部分があるので、色々アドバイスしたいと言い出したのです。
…アカンやん。
三権はそれぞれが独立し、互いに抑制し合いバランスを保つ事で権力の暴走を防ぐ事が出来るのです。 国王、即ち行政の介入などあってはならぬ事なのですが、王様は信じ難い言葉を口にします。
「だっで私も国民だから…」
これに諸侯は「は?」となりました、当たり前のリアクションです。 ですが、ここで王はかつて自分が作った法律を皆に見せました。
そこには…。
「国王も一国民である」と明記してあるではありませんか、これには皆びっくりです。 国民であるならば、三権に意見する事が出来るのですから…。
まあ、この法律も追々無くして行くわけですが、それまで王は立法や司法にちょいちょい口を出していました。
こんな感じで治世は続いて行きますが、その後どうなったかを次回語りたいと思います。
それではまた、お会いしましょう。
公約通りに三権は分けられ、王はこの内の行政を担当する事になったのですが、これは実際に様々な国がそのようになっていますね。
立法は元老院が担当する事となりましたが、現時点では選挙は行わずに諸侯の間で推薦などして議員を決める事になりました。
司法に関しても諸侯からの選出となっており、概ね形が決まったものの未だ国民が主体となる政治形態にはなっておりません。
それでも国民はこの三権を監視し、問題があれば物申す事が出来ますので、大分改善されたと言えるでしょう。
それに行く行くは身分に関係無く、この三権に関わる仕事が出来るようになるのですから、国は良い方向に向かっていると言えます。
特に問題無く改革は進んでゆく…かのように見えましたが、ここでひと悶着ありました。 国王が司法に関して未だ整備が足りない部分があるので、色々アドバイスしたいと言い出したのです。
…アカンやん。
三権はそれぞれが独立し、互いに抑制し合いバランスを保つ事で権力の暴走を防ぐ事が出来るのです。 国王、即ち行政の介入などあってはならぬ事なのですが、王様は信じ難い言葉を口にします。
「だっで私も国民だから…」
これに諸侯は「は?」となりました、当たり前のリアクションです。 ですが、ここで王はかつて自分が作った法律を皆に見せました。
そこには…。
「国王も一国民である」と明記してあるではありませんか、これには皆びっくりです。 国民であるならば、三権に意見する事が出来るのですから…。
まあ、この法律も追々無くして行くわけですが、それまで王は立法や司法にちょいちょい口を出していました。
こんな感じで治世は続いて行きますが、その後どうなったかを次回語りたいと思います。
それではまた、お会いしましょう。
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