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異世界構築 その24
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前回の続きで中央に近しい貴族(地方領主)がどうなったかを見て行きましょう。
かつての反乱軍に力を貸していたいた貴族は、帝国打倒に尽力した縁の下の力持ちですので、ぞんざいに扱う事など出来ません。
何かと優遇して恩に報いねばなりませんが、前回も触れた通り王都に近しい都市や重要な産業のある都市が領地として与えられました。
当然これらの場所は、インフラ整備が率先して行われますので好景気に賑わいます。 人々の暮らしが豊であれば税金を高めにとっても問題無いので、統治者も潤う事になりいい事尽くしですね。
そんな折、地方領主は国に投資をするようにと王様が決めたのですが、建国以前からお金を貸していた貴族たちは特に抵抗も無く国に投資を行いました。
この時、投資をした額によって金利が変わるようにも決められたのですが、要は投資した額が多ければ金利も多くつくようになったのです。
更なる利ザヤを求めて、多額の投資を行う者もいれば慎重な者もいます、ですがこの時住民から「投資を積極的に行い、金利を還元して欲しい」との声が高まりました。
中央からの監視があるが故にこの要望を無視するわけにもいかず、結果殆どの貴族は多額の投資を国に行いました。
するとどうでしょか、確かに金利は多く手に入りました。 しかし、肝心の貸し付けたお金が戻って来るのもそこそこに、追加の融資を求められたのです。
これも断る訳にもいかず更に投資するのですが、これを繰り返して行くと手元にお金が残らず、何時まで経っても蓄財する事が出来ません。
このようにして、中央に近しい貴族が富を蓄えて権力を強める事を抑止したのですが、何を隠そう投資を行うように民衆を煽ったのは秘密警察です。
そう…ぶっちゃけて言えば、国王は世論を操作する事も出来ます。 それを乱用する事はありませんでしたが、地方分権であるにも関わらず王権が強い事を問題視する者も少なからずいました。
次回はここら辺を説明して参ります。
また次回、お会いしましょう。
かつての反乱軍に力を貸していたいた貴族は、帝国打倒に尽力した縁の下の力持ちですので、ぞんざいに扱う事など出来ません。
何かと優遇して恩に報いねばなりませんが、前回も触れた通り王都に近しい都市や重要な産業のある都市が領地として与えられました。
当然これらの場所は、インフラ整備が率先して行われますので好景気に賑わいます。 人々の暮らしが豊であれば税金を高めにとっても問題無いので、統治者も潤う事になりいい事尽くしですね。
そんな折、地方領主は国に投資をするようにと王様が決めたのですが、建国以前からお金を貸していた貴族たちは特に抵抗も無く国に投資を行いました。
この時、投資をした額によって金利が変わるようにも決められたのですが、要は投資した額が多ければ金利も多くつくようになったのです。
更なる利ザヤを求めて、多額の投資を行う者もいれば慎重な者もいます、ですがこの時住民から「投資を積極的に行い、金利を還元して欲しい」との声が高まりました。
中央からの監視があるが故にこの要望を無視するわけにもいかず、結果殆どの貴族は多額の投資を国に行いました。
するとどうでしょか、確かに金利は多く手に入りました。 しかし、肝心の貸し付けたお金が戻って来るのもそこそこに、追加の融資を求められたのです。
これも断る訳にもいかず更に投資するのですが、これを繰り返して行くと手元にお金が残らず、何時まで経っても蓄財する事が出来ません。
このようにして、中央に近しい貴族が富を蓄えて権力を強める事を抑止したのですが、何を隠そう投資を行うように民衆を煽ったのは秘密警察です。
そう…ぶっちゃけて言えば、国王は世論を操作する事も出来ます。 それを乱用する事はありませんでしたが、地方分権であるにも関わらず王権が強い事を問題視する者も少なからずいました。
次回はここら辺を説明して参ります。
また次回、お会いしましょう。
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