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異世界構築 その5

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 今回は職業について語りたいと思います。

 まずは魔法使いからです。 
 
 この世界の魔法使いというのは他のファンタジーとは事なり、魔法の杖を使って火や氷を出したりほうきで空を飛んだりはしません。
 魔力なる物は持ってはいますが、それらは呪術や占いの精度を高める為に使用するので、どちらかと言うとリアルの黒魔術や白魔術のイメージを持って貰うと分かり易いと思います。
 それに加えて何でも屋であり、幅広い分野での知識を持っている万能公務員といった感じになるのですが、ネフィアはその中でも新な魔法の開発やマジックアイテムの発明を行っており、翻訳の魔法はその成果物の一つです。
 他には古代に封印された魔法の解析も行っており、寿命操作の魔法を復活させたりもしました。

 ラウ王国が滅びてしまってからは、公務員的な立場だった魔法使いたちは離散した後、それぞれの知識を活かしつつ民間で生計を立てました。
 その中で医療や、土木建築、工業等々、様々な分野に進出していったのですが、農耕以外の分野の礎を創った人達とも言えます。

 服職人(仕立て屋)

 キアやその祖父、アムルの職業です。

 主人公たちがいる時点での異世界は、こちらで言う所の産業革命前後の時代になるので、縫製もオートメーション化が進められており、服も大量生産されています。
 ですが、量産された物よりも服職人の仕立てる服の方が明らかに品質が良いので、その需要はまだまだ多いようです。
 厳しい修行を経てようやく一人前になれるのですが、直ぐに独立するのが基本のスタイルだとして、共に修行した人と共同で店を始める事も多いとの事。

 余談 かつての王族が着ていた服は魔力を込めて縫製を行う事で、縫い目の無い物を仕立てていました。 ※王女と青年の章を参照
 
 しかし、国が滅びるとこの製法が民間に伝わる事無く途絶えてしまったのですが、この失われてしまった技術で作られた服を一目見たいと言うのがキアが異世界へと行く理由の一つでもあったのです。
 ですが、王女であった理音の服はとうの昔に売りに出されており手元には残っていなかった為、キアの落胆振りといったら無かったようですね。
 このエピソードもいつか書けたらと思います。

 長くなったので一旦切ります。

 また次回、お会いしましょう。 
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感想 22

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