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エラクト
1到着
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誤字・脱字などがありましたら教えて下さい。
更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
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精霊王と妖精との契約をすませ,茜たちは,再びエラクトに向けて出発した。
ロペック「皆さん,ここら辺から魔物が出やすいエリアになるので警戒をお願いします」
━━━━そっか,私たちが野宿してたところが安全ってだけでこの辺は危険なんだよね……なら,私も準備しとかないと!
「リカルド,よろしく!」
『あぁ,我に任せておけ!』
イリス「これ……私たち,警戒する必要ある?」
ミリー「ないですね……」
ジェスター「ねぇな……」
マリック「ないだろう………」
「「「「はぁー………」」」」
ロペック「有り難いんですけどね……」
マヤ「そうっすよ」
「ん?皆さん,何か言いましたか」
イリス「何でもない……リカルド殿よろしく頼む」
『うむ!任せておけ!主に頼まれたしな』
「おい,茜。昨日の晩のことは言わなくてもいいのか?」
しっかり者のミーちゃんが,小声で茜に聞くと
「言ったほうがいいかな?」
「まぁ,全員のことは言わないほうが言いと思うが……シルフィ様のことくらいは言っておいたほうがいいんじゃないか?茜の魔法適性でもある"風"なのだし……」
精霊王と契約をしたので茜の魔法は,初級魔法でも中級,上級の魔法に匹敵するくらいの威力になってしまうのだ。
その事に今,気づいたのか,茜は「そうだった……」という顔をしていた。
「まぁ,覚えているという期待はしていなかったが……」
「でも………精霊のことって知ってるのかな?エリックさんが,珍しいって言ってたし……」
「噂程度なら知っているはずだが……」
「じゃあ………とりあえず,ロペックさんにだけに言っておく?」
「まぁ?そのほうがいいだろう……」
「了解。ミーちゃん,ありがとう!」
「ロペックさん。あの……少し話したいんですけど………いいですか?」
ロペック「はい,大丈夫ですよ。どうかしましたか?」
「━━あの……」
そして,茜は,昨日の夜あったことをロペックさんに大まかにだが説明した。もちろん,精霊王は,シルフィ様だけということにしたが………
驚きすぎたのかロペックさんはほんの数分間だが,固まってしまった。
ロペック「………っは!?………すみません…少々驚いてしまいました……」
「大丈夫です」
ロペック「それで……せ,精霊王ですか……存在するという話は,聞いたことがありましたが,それもお伽噺のようなものだったので……なんとも……」
「そうですか……」
━━━━予想はしていたけど,それでも,"精霊"のことを知っているっていうだけでもありがたいな。話しがしやすいし…
ロペック「そうですね………確かにこれは知っておいたほうが良さそうですね……急に威力が桁違いの魔法を使われても敵いませんし……それにしても……色々と大変なことになってますね」
「そ,そうなんですよ!!」
━━━━分かってくれた!本当に,スゴイ大変なんだよ………
ロペック「う~ん……エラクトに到着したら少し一緒に来ていただいてもいいですか?この事を一応,エラクトのギルマスに伝えようかと思うので……もし,伝えたくないということなら断っていただいてもかまわないので」
「う~ん……つ,伝えようと思います…なんか,どうせ知られる気がするので……」
ロペック「そ,そうですか……まぁ,優しい方なので大丈夫だとは思いますが……」
「はい…ありがとうございます」
ロペック「あと,数時間くらいで着くと思うのでそれまではゆっくり休んでください」
「ありがとうございます」
~数時間後~
ロペック「ん?もう,エラクトが見えてきましたね」
「おい!茜,起きろ!」
━━━━ん?どうやら,私は寝てしまっていたらしい……
「もう着いたの?」
「あぁ」
ロペック「そろそろ,ギルドカードなどを準備しておいてください。街に入るときは身分証がないといけないので」
イリス 「分かりました」
「新しい街か……どんなとこかな?」
「いいところだといいな」
「うん!」
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読んでくださりありがとうございます!
更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
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精霊王と妖精との契約をすませ,茜たちは,再びエラクトに向けて出発した。
ロペック「皆さん,ここら辺から魔物が出やすいエリアになるので警戒をお願いします」
━━━━そっか,私たちが野宿してたところが安全ってだけでこの辺は危険なんだよね……なら,私も準備しとかないと!
「リカルド,よろしく!」
『あぁ,我に任せておけ!』
イリス「これ……私たち,警戒する必要ある?」
ミリー「ないですね……」
ジェスター「ねぇな……」
マリック「ないだろう………」
「「「「はぁー………」」」」
ロペック「有り難いんですけどね……」
マヤ「そうっすよ」
「ん?皆さん,何か言いましたか」
イリス「何でもない……リカルド殿よろしく頼む」
『うむ!任せておけ!主に頼まれたしな』
「おい,茜。昨日の晩のことは言わなくてもいいのか?」
しっかり者のミーちゃんが,小声で茜に聞くと
「言ったほうがいいかな?」
「まぁ,全員のことは言わないほうが言いと思うが……シルフィ様のことくらいは言っておいたほうがいいんじゃないか?茜の魔法適性でもある"風"なのだし……」
精霊王と契約をしたので茜の魔法は,初級魔法でも中級,上級の魔法に匹敵するくらいの威力になってしまうのだ。
その事に今,気づいたのか,茜は「そうだった……」という顔をしていた。
「まぁ,覚えているという期待はしていなかったが……」
「でも………精霊のことって知ってるのかな?エリックさんが,珍しいって言ってたし……」
「噂程度なら知っているはずだが……」
「じゃあ………とりあえず,ロペックさんにだけに言っておく?」
「まぁ?そのほうがいいだろう……」
「了解。ミーちゃん,ありがとう!」
「ロペックさん。あの……少し話したいんですけど………いいですか?」
ロペック「はい,大丈夫ですよ。どうかしましたか?」
「━━あの……」
そして,茜は,昨日の夜あったことをロペックさんに大まかにだが説明した。もちろん,精霊王は,シルフィ様だけということにしたが………
驚きすぎたのかロペックさんはほんの数分間だが,固まってしまった。
ロペック「………っは!?………すみません…少々驚いてしまいました……」
「大丈夫です」
ロペック「それで……せ,精霊王ですか……存在するという話は,聞いたことがありましたが,それもお伽噺のようなものだったので……なんとも……」
「そうですか……」
━━━━予想はしていたけど,それでも,"精霊"のことを知っているっていうだけでもありがたいな。話しがしやすいし…
ロペック「そうですね………確かにこれは知っておいたほうが良さそうですね……急に威力が桁違いの魔法を使われても敵いませんし……それにしても……色々と大変なことになってますね」
「そ,そうなんですよ!!」
━━━━分かってくれた!本当に,スゴイ大変なんだよ………
ロペック「う~ん……エラクトに到着したら少し一緒に来ていただいてもいいですか?この事を一応,エラクトのギルマスに伝えようかと思うので……もし,伝えたくないということなら断っていただいてもかまわないので」
「う~ん……つ,伝えようと思います…なんか,どうせ知られる気がするので……」
ロペック「そ,そうですか……まぁ,優しい方なので大丈夫だとは思いますが……」
「はい…ありがとうございます」
ロペック「あと,数時間くらいで着くと思うのでそれまではゆっくり休んでください」
「ありがとうございます」
~数時間後~
ロペック「ん?もう,エラクトが見えてきましたね」
「おい!茜,起きろ!」
━━━━ん?どうやら,私は寝てしまっていたらしい……
「もう着いたの?」
「あぁ」
ロペック「そろそろ,ギルドカードなどを準備しておいてください。街に入るときは身分証がないといけないので」
イリス 「分かりました」
「新しい街か……どんなとこかな?」
「いいところだといいな」
「うん!」
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