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未知の世界へ

2 不思議な扉

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「」の前にそのセリフを言っている人が書いてあります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

実家に着くと祖母の『朱里あかり』と祖父の『海翔かいと』が快く迎え入れてくれた。
二人は
「何かあったら言いなさいね」
「いつでも相談していいからな」



とても優しく声を掛けてくれた。
それがどうしようもなく嬉しかった。久しぶりに優しく接してくれる人に会ったのだ。


「ありがとう!」

━━━━実家に来て良かったなぁーおばあちゃんもおじいちゃんも優しくて本当にうれしい! 何か二人のためにやりたいな……


その日の夜


茜は,朱里が作ったおいしい夕御飯を3人と1匹で食べた。


朱里「おいしいかい?」

茜「とてもおいしい!こんなに美味しいの久し                        ぶりに食べた」

海翔「母さん朱里が作る料理はいつも美        味しいのぅ」

ミーちゃん「にゃにゃにゃー」

━━うん,,ミーちゃんのは,「おいしいー」かな?
やはりなんとなくだが伝えたいことが分かる気がする………

ミーちゃんが食べたのは,朱里が骨をとっておいてくれた"さんま"だ。


茜「毎日食べたい!」

朱里「そうかい,そうかい。それはよかったよ。ミーちゃんも美味しそうに食べてるね」


「「「「ごちそう様でした!」」」」



朱里「今日は,疲れたでしょ。ゆっくり休んでね」

海翔「ゆっくり休みなさい」

茜「ありがとう。おやすみなさい!」






「今日は疲れたけど気持ちはすっきりしてるなー,ねぇーミーちゃん」

「にゃー!」

──「そうだね!」かな?

「明日もいいことがあるかな?」

「にゃ!」

「うん!おやすみ,ミーちゃん」



次の日


朝起きると朱里と海翔はもう起きていた。

茜「おはよう!」

ミーちゃん「にゃー」

朱里「おはよう。ご飯にしますよ」

海翔「おはよう。ゆっくり休めたかい?」

茜「はーい!ゆっくり休めたよ」

「「「「いただきます(にゃー)!」」」」

 

茜「美味しかった!」

ミーちゃん「にゃ~!」

朱里「ありがとう」

海翔「儂は,これから畑に言ってくるよ」

茜「何か,手伝えることってあったりする?」

海翔「お?手伝ってくれるのかい?」

茜「うん!」

海翔「そうかい,それはうれしいねぇ。なら,一緒に,収穫した野菜を近所の人たちに渡してくれるかい?」

茜「おじいちゃんと一緒なら大丈夫!」

朱里「二人とも気を付けてね」

茜,海翔「いってきます(来るよ)!」

茜は,海翔と一緒にかごを背負って畑に向かった。海翔の畑には,"きゅうり"や"トマト","なす"などたくさんの野菜がなっていた。


茜「うわぁー,すごい!」

━━━たくさんなっていて思わず声がでてしまった。


海翔「そうだろう!よし,茜は,きゅうりの収穫を頼むよ。他は,儂がやるから」

茜「はーい!」


しばらくして,収穫した野菜が籠にいっぱいになった。

海翔「よーし,そろそろ終わりにして近所の家を廻るぞ」

茜「はーい」

近所の家では
────あらぁー初めてみる子ねぇーどうしたの?
────えっと………その………「茜,大丈夫じゃよ」うん!ありがとう。おじいちゃんと一緒に収穫した野菜を……お裾分すそわけしに来ました。
────あらぁーありがとう!いただくわね。


少しもたついたが海翔のサポートもあり,近所の家に渡すことができた。


茜「おじいちゃん,ありがとう!ちゃんと渡すことができた!」

海翔「こちらこそ手伝ってくれてありがとうのぅ」

━━━━━やっぱり私は小心者だな。でもおじいちゃんのおかげで少しは話ができたぞ!ちょっと嬉しい!


茜,海翔「ただいまー」

朱里「あらぁ,おかえりなさい」

ミーちゃん「にゃー」

茜「ミーちゃんもおかえりって言ってくれてるのかな?ありがとう!」

海翔「茜,野菜を入れていた籠を家の裏にある倉庫に置いてきてくれないか?」

茜「いいよ!ミーちゃん一緒に行こ」

ミーちゃん「にゃん」


ミーちゃんと一緒に家の裏に行くとけっこう年季ねんきのはいった倉庫があった。中は,片付いていて,手前に籠を置いて帰ろうとした,が……
「あれ?あの奥にある物なんだろう?」

「にゃー?」

よくみると奥の方に大きな何かがあった。茜とミーちゃんは,よく見ようと奥に進んで行った。

「何これ?不思議な模様…」
「にゃー?」




ーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んでくださりありがとうございます!
これからも頑張って投稿していこうと思います。
誤字・脱字などがあったら教えて下さい。
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