19 / 39
19
しおりを挟む
それからしばらくして、春輝の怪我もだいぶ良くなり、コンクールに出られるようになった。冬哉とも元通り仲良くなり、というか、今まで以上に冬哉は春輝にくっつくようになり、少し困っている。冬哉は告白して吹っ切れたのか、春輝への好意を隠さなくなったのだ。
無事に県大会を突破し、残すは全国大会となった日に、冬哉は春輝の隣にぴったりくっついてお弁当を食べていた。
制服は冬服になったものの、十月はまだ昼間はジャケットが暑い日もある。コンクール会場の施設内で並んで座る二人は、仲のいい友達にしか見えない。
「あ、これ美味しいよ? 食べさせてあげる」
そう言いながら、冬哉はあーん、と箸で煮豆を口元に持ってきた。
「いや、いいよ……冬哉のだろ?」
「そう? 美味しいのに……」
そう言って煮豆を食べた冬哉を横目に、春輝はこっそりため息をついた。
あれから、冬哉と吹奏楽部員の協力もあり、春輝の悪い噂をする人はいなくなった。しかし、春輝の頭にはある人物がずっといる。
(今頃、水野は真面目に勉強してるんだろうな……)
部屋では相変わらず無口だから、いつも通り喋らない。春輝がコンクールでバタバタしているのもあり、なかなか落ち着いて話せないのだ。
食堂など、みんなが集まる場所では冬哉がくっついてきて話どころではないし、どうしたものかと考えていると、冬哉が顔を覗き込んできた。
「本番前だってのに、なーに考えてるのかなっ?」
「え、いや……」
春輝は何でもない、と言うと、冬哉は一瞬表情を曇らせた。それでもまた笑顔になると、緊張してる? と聞いてくる。
(冬哉……ごめんな)
彼は一生懸命春輝の気を引こうとしているのだ。けれど、春輝は貴之の事ばかり考えている。
思えば、冬哉の告白から春輝は返事をしていないままなのだ、このままズルズル行くのは良くないな、と春輝は心を決める。
「冬哉、コンクール終わって寮に帰ったら……話があるんだ」
春輝はそう言うと、冬哉は一気に緊張した顔になり、うん、と小さく頷いた。何の話か、察したのだろう。
二人は弁当を食べ終わると、集合場所へ移動した。楽器を出して小ホールに行くと、音出しを始める。
「春輝」
冬哉に呼ばれた。春輝は音を止め彼を見ると、冬哉はニッコリ笑っている。
「僕ね、春輝の音と、演奏している姿に一目惚れしてたんだ」
春輝も微笑む。
「そっか、ありがとう」
「えへへ……」
はにかんだように笑う冬哉は可愛かった。けれど、好きになれるかと言うとまた別だ。
時間になり舞台近くの大控え室に入る。打楽器は別ルートで舞台に乗るため、管楽器のみで曲の最終確認をし、いよいよ本番だ。
(この舞台に乗りたくて、この学校に入ったんだ)
その約半分は間宮に邪魔されたけれど、ここまで来れて本当に良かったと思う。それもこれも、貴之や冬哉、宮下に吹奏楽部員の支えのおかげだ。
アナウンスがあって、春輝たちは袖から舞台へ上がる。今までのコンクールとは違う空気感に、春輝は圧倒されかけ、手が震える。
椅子に座ると、足まで震えていることが分かった。しんとなった会場が、初めて怖いと感じる。
「春輝」
小声で呼ばれて、右に座る冬哉を見た。彼は微笑むと、すぐに楽器を構えた。
大丈夫、と言われた気がして、春輝も楽器を構える。全体でチューニングを軽くすると、拍手とともに顧問が舞台に出てきてザッと全員立ち上がった。
(そうだ、これは緊張じゃない、武者震いだ。大丈夫……)
席に座ると、顧問が指揮棒を構える。春輝はここの緊張感が好きだったはずだ。
『お前が楽しそうに部活をやっていたのは知ってる』
ふと貴之の言葉が出てきた。
(うん、楽しいよ……帰ったらもう一度、水野に想いを伝えよう)
曲は今年の課題曲と自由曲、『ウェーバーの主題による交響的変容より 第四楽章』だ。まず先に、課題曲を演奏する。
自由曲はマーチ曲で、金管楽器の力強く厳かなメロディが冒頭で始まる曲だが、木管楽器はその後でメロディとリズムを行ったり来たりする。中盤のホルンのセクションソロから、木管楽器は三連符地獄になり、指が吊りそうになる。勢いがあって好きな曲だけれど、実際演奏するのは体力が必要な曲だ。
パートリーダーの先輩のピッコロが気持ちよく響く。ガンガン鳴る金管楽器に負けないよう、終盤に向けて盛り上がる曲を三連符で支える気持ちで吹いた。
最後に叩きつけるような変ロ長調で終わり、しんとなった空間がまた戻ってくる。
拍手が鳴り、春輝たちはすぐさま舞台をはけた。
ほんの数分の事なのに、春輝はやり切った感がすごくして、ホッとしたら足の力が抜ける。
「春輝!?」
座り込んだ春輝に気付いた冬哉がすぐに肩を貸してくれる。
「あはは……ごめん。なんか、力が抜けちゃって……」
「まだホッとするのは早いよ、片付けしたら即出発だからね!」
閉会式までいたのでは遅くなるので、結果は顧問と部長、副部長で聞くことにし、残りは全員学校へ戻るのだ。
その後やっぱりバタバタの撤収を終え、バスに乗り込み会場を後にする。
そしてバスの中で部長から結果を聞いて、バスの中で大盛り上がりする。結果は、金賞だったからだ。
野太い声が上がる中、隣に座っていた冬哉は何故かみんなに頭をクシャクシャにされ、笑っていた。その間も、春輝は貴之に会いたくて仕方がなくて、早くバスが着かないかななんて思いながら笑う。
無事に県大会を突破し、残すは全国大会となった日に、冬哉は春輝の隣にぴったりくっついてお弁当を食べていた。
制服は冬服になったものの、十月はまだ昼間はジャケットが暑い日もある。コンクール会場の施設内で並んで座る二人は、仲のいい友達にしか見えない。
「あ、これ美味しいよ? 食べさせてあげる」
そう言いながら、冬哉はあーん、と箸で煮豆を口元に持ってきた。
「いや、いいよ……冬哉のだろ?」
「そう? 美味しいのに……」
そう言って煮豆を食べた冬哉を横目に、春輝はこっそりため息をついた。
あれから、冬哉と吹奏楽部員の協力もあり、春輝の悪い噂をする人はいなくなった。しかし、春輝の頭にはある人物がずっといる。
(今頃、水野は真面目に勉強してるんだろうな……)
部屋では相変わらず無口だから、いつも通り喋らない。春輝がコンクールでバタバタしているのもあり、なかなか落ち着いて話せないのだ。
食堂など、みんなが集まる場所では冬哉がくっついてきて話どころではないし、どうしたものかと考えていると、冬哉が顔を覗き込んできた。
「本番前だってのに、なーに考えてるのかなっ?」
「え、いや……」
春輝は何でもない、と言うと、冬哉は一瞬表情を曇らせた。それでもまた笑顔になると、緊張してる? と聞いてくる。
(冬哉……ごめんな)
彼は一生懸命春輝の気を引こうとしているのだ。けれど、春輝は貴之の事ばかり考えている。
思えば、冬哉の告白から春輝は返事をしていないままなのだ、このままズルズル行くのは良くないな、と春輝は心を決める。
「冬哉、コンクール終わって寮に帰ったら……話があるんだ」
春輝はそう言うと、冬哉は一気に緊張した顔になり、うん、と小さく頷いた。何の話か、察したのだろう。
二人は弁当を食べ終わると、集合場所へ移動した。楽器を出して小ホールに行くと、音出しを始める。
「春輝」
冬哉に呼ばれた。春輝は音を止め彼を見ると、冬哉はニッコリ笑っている。
「僕ね、春輝の音と、演奏している姿に一目惚れしてたんだ」
春輝も微笑む。
「そっか、ありがとう」
「えへへ……」
はにかんだように笑う冬哉は可愛かった。けれど、好きになれるかと言うとまた別だ。
時間になり舞台近くの大控え室に入る。打楽器は別ルートで舞台に乗るため、管楽器のみで曲の最終確認をし、いよいよ本番だ。
(この舞台に乗りたくて、この学校に入ったんだ)
その約半分は間宮に邪魔されたけれど、ここまで来れて本当に良かったと思う。それもこれも、貴之や冬哉、宮下に吹奏楽部員の支えのおかげだ。
アナウンスがあって、春輝たちは袖から舞台へ上がる。今までのコンクールとは違う空気感に、春輝は圧倒されかけ、手が震える。
椅子に座ると、足まで震えていることが分かった。しんとなった会場が、初めて怖いと感じる。
「春輝」
小声で呼ばれて、右に座る冬哉を見た。彼は微笑むと、すぐに楽器を構えた。
大丈夫、と言われた気がして、春輝も楽器を構える。全体でチューニングを軽くすると、拍手とともに顧問が舞台に出てきてザッと全員立ち上がった。
(そうだ、これは緊張じゃない、武者震いだ。大丈夫……)
席に座ると、顧問が指揮棒を構える。春輝はここの緊張感が好きだったはずだ。
『お前が楽しそうに部活をやっていたのは知ってる』
ふと貴之の言葉が出てきた。
(うん、楽しいよ……帰ったらもう一度、水野に想いを伝えよう)
曲は今年の課題曲と自由曲、『ウェーバーの主題による交響的変容より 第四楽章』だ。まず先に、課題曲を演奏する。
自由曲はマーチ曲で、金管楽器の力強く厳かなメロディが冒頭で始まる曲だが、木管楽器はその後でメロディとリズムを行ったり来たりする。中盤のホルンのセクションソロから、木管楽器は三連符地獄になり、指が吊りそうになる。勢いがあって好きな曲だけれど、実際演奏するのは体力が必要な曲だ。
パートリーダーの先輩のピッコロが気持ちよく響く。ガンガン鳴る金管楽器に負けないよう、終盤に向けて盛り上がる曲を三連符で支える気持ちで吹いた。
最後に叩きつけるような変ロ長調で終わり、しんとなった空間がまた戻ってくる。
拍手が鳴り、春輝たちはすぐさま舞台をはけた。
ほんの数分の事なのに、春輝はやり切った感がすごくして、ホッとしたら足の力が抜ける。
「春輝!?」
座り込んだ春輝に気付いた冬哉がすぐに肩を貸してくれる。
「あはは……ごめん。なんか、力が抜けちゃって……」
「まだホッとするのは早いよ、片付けしたら即出発だからね!」
閉会式までいたのでは遅くなるので、結果は顧問と部長、副部長で聞くことにし、残りは全員学校へ戻るのだ。
その後やっぱりバタバタの撤収を終え、バスに乗り込み会場を後にする。
そしてバスの中で部長から結果を聞いて、バスの中で大盛り上がりする。結果は、金賞だったからだ。
野太い声が上がる中、隣に座っていた冬哉は何故かみんなに頭をクシャクシャにされ、笑っていた。その間も、春輝は貴之に会いたくて仕方がなくて、早くバスが着かないかななんて思いながら笑う。
0
お気に入りに追加
84
あなたにおすすめの小説

金色の恋と愛とが降ってくる
鳩かなこ
BL
もう18歳になるオメガなのに、鶯原あゆたはまだ発情期の来ていない。
引き取られた富豪のアルファ家系の梅渓家で
オメガらしくないあゆたは厄介者扱いされている。
二学期の初めのある日、委員長を務める美化委員会に
転校生だというアルファの一年生・八月一日宮が参加してくれることに。
初のアルファの後輩は初日に遅刻。
やっと顔を出した八月一日宮と出会い頭にぶつかって、あゆたは足に怪我をしてしまう。
転校してきた訳アリ? 一年生のアルファ×幸薄い自覚のない未成熟のオメガのマイペース初恋物語。
オメガバースの世界観ですが、オメガへの差別が社会からなくなりつつある現代が舞台です。
途中主人公がちょっと不憫です。
性描写のあるお話にはタイトルに「*」がついてます。
次男は愛される
那野ユーリ
BL
ゴージャス美形の長男×自称平凡な次男
佐奈が小学三年の時に父親の再婚で出来た二人の兄弟。美しすぎる兄弟に挟まれながらも、佐奈は家族に愛され育つ。そんな佐奈が禁断の恋に悩む。
素敵すぎる表紙は〝fum☆様〟から頂きました♡
無断転載は厳禁です。
【タイトル横の※印は性描写が入ります。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。】
12月末にこちらの作品は非公開といたします。ご了承くださいませ。
近況ボードをご覧下さい。
運命を知っているオメガ
riiko
BL
初めてのヒートで運命の番を知ってしまった正樹。相手は気が付かないどころか、オメガ嫌いで有名なアルファだった。
自分だけが運命の相手を知っている。
オメガ嫌いのアルファに、自分が運命の番だとバレたら大変なことになる!? 幻滅されたくないけど近くにいたい。
運命を悟られないために、斜め上の努力をする鈍感オメガの物語。
オメガ嫌い御曹司α×ベータとして育った平凡Ω
『運命を知っているアルファ』というアルファ側のお話もあります、アルファ側の思考を見たい時はそちらも合わせてお楽しみくださいませ。
どちらかを先に読むことでお話は全てネタバレになりますので、先にお好みの視点(オメガ側orアルファ側)をお選びくださいませ。片方だけでも物語は分かるようになっております。
性描写が入るシーンは
※マークをタイトルにつけます、ご注意くださいませ。
物語、お楽しみいただけたら幸いです。
コメント欄ネタバレ全解除につき、物語の展開を知りたくない方はご注意くださいませ。
表紙のイラストはデビュー同期の「派遣Ωは社長の抱き枕~エリートαを寝かしつけるお仕事~」著者grottaさんに描いていただきました!
【完結】お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
第12回BL大賞奨励賞いただきました!ありがとうございます。僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して、公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…我慢の限界で田舎の領地から家出をして来た。もう戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが我らが坊ちゃま…ジュリアス様だ!坊ちゃまと初めて会った時、不思議な感覚を覚えた。そして突然閃く「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけにジュリアス様が主人公だ!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。だけど何で?全然シナリオ通りじゃないんですけど?
お気に入り&いいね&感想をいただけると嬉しいです!孤独な作業なので(笑)励みになります。
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
【完結】竜を愛する悪役令嬢と、転生従者の謀りゴト
しゃもじ
BL
貴族の間で婚約破棄が流行し、歪みに歪んだサンドレア王国。
飛竜騎士団率いる悪役令嬢のもとに従者として転生した主人公グレイの目的は、前世で成し遂げられなかったゲームクリア=大陸統治を目指すこと、そして敬愛するメルロロッティ嬢の幸せを成就すること。
前世の記憶『予知』のもと、目的達成のためグレイは奔走するが、メルロロッティ嬢の婚約破棄後、少しずつ歴史は歪曲しグレイの予知からズレはじめる……
*主人公の股緩め、登場キャラ貞操観念低め、性癖尖り目、ピュア成分低めです。苦手な方はご注意ください。
*他サイト様にも投稿している作品です。
スノードロップに触れられない
ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照
BL
*表紙*
題字&イラスト:niia 様
※ 表紙の持ち出しはご遠慮ください
(拡大版は1ページ目に挿入させていただいております!)
アルファだから評価され、アルファだから期待される世界。
先天性のアルファとして生まれた松葉瀬陸真(まつばせ りくま)は、根っからのアルファ嫌いだった。
そんな陸真の怒りを鎮めるのは、いつだって自分よりも可哀想な存在……オメガという人種だ。
しかし、その考えはある日突然……一変した。
『四月から入社しました、矢車菊臣(やぐるま きくおみ)です。一応……先に言っておきますけど、ボクはオメガ性でぇす。……あっ。だからって、襲ったりしないでくださいねぇ?』
自分よりも楽観的に生き、オメガであることをまるで長所のように語る後輩……菊臣との出会い。
『職場のセンパイとして、人生のセンパイとして。後輩オメガに、松葉瀬センパイが知ってる悪いこと……全部、教えてください』
挑発的に笑う菊臣との出会いが、陸真の人生を変えていく。
周りからの身勝手な評価にうんざりし、ひねくれてしまった青年アルファが、自分より弱い存在である筈の後輩オメガによって変わっていくお話です。
可哀想なのはオメガだけじゃないのかもしれない。そんな、他のオメガバース作品とは少し違うかもしれないお話です。
自分勝手で俺様なアルファ嫌いの先輩アルファ×飄々としているあざと可愛い毒舌後輩オメガ でございます!!
※ アダルト表現のあるページにはタイトルの後ろに * と表記しておりますので、読む時はお気を付けください!!
※ この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
真柴さんちの野菜は美味い
晦リリ
BL
運命のつがいを探しながら、相手を渡り歩くような夜を繰り返している実業家、阿賀野(α)は野菜を食べない主義。
そんななか、彼が見つけた運命のつがいは人里離れた山奥でひっそりと野菜農家を営む真柴(Ω)だった。
オメガなのだからすぐにアルファに屈すると思うも、人嫌いで会話にすら応じてくれない真柴を落とすべく山奥に通い詰めるが、やがて阿賀野は彼が人嫌いになった理由を知るようになる。
※一話目のみ、攻めと女性の関係をにおわせる描写があります。
※2019年に前後編が完結した創作同人誌からの再録です。

【完結】暁の騎士と宵闇の賢者
エウラ
BL
転生者であるセラータは宮廷魔導師団長を義父に持ち、自身もその副師団長を務めるほどの腕のいい魔導師。
幼馴染みの宮廷騎士団副団長に片想いをしている。
その幼馴染みに自分の見た目や噂のせいでどうやら嫌われているらしいと思っていたが・・・・・・。
※竜人の番い設定は今回は緩いです。独占欲や嫉妬はありますが、番いが亡くなった場合でも狂ったりはしない設定です。
普通に女性もいる世界。様々な種族がいる。
魔法で子供が出来るので普通に同性婚可能。
名前は日本名と同じくファミリーネーム(苗字)・ファーストネーム(名前)の表記です。
ハッピーエンド確定です。
R18は*印付きます。そこまで行くのは後半だと思います。
※番外編も終わり、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる