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14(R18)
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春輝が目を覚ますと、間宮が足の上に乗っていた。
「あ、おはよう春輝」
爽やかな声とは裏腹に、腰の辺りで何かをされていると思ったら、間宮は春輝のズボンの紐を解いているところだった。
「……えっ? 間宮、何してんだやめろっ」
思わず手をそこにやって止めようとするけれど、両手は何かに縛られていて動かない。状況を把握しようと思って視線を巡らせ、見えたものに春輝は震え上がった。
壁に写真が所狭しと貼ってある。もちろん天井にもあり、それは全て春輝の写真だった。盗撮したようなものばかりで、無防備な春輝の表情がこれでもかと貼ってある。そしてジッパー付き袋に入った、失くしたと思いたかったシャーペン、そしてハンカチ、キーホルダー。いずれも何かで汚されている。
春輝は間宮のベッドに寝かされていた。部屋の反対側のスペースは誰もいないので、がらんとしていた。
間宮が普通じゃないのはこの部屋の様子で分かった。淀んだ空気が纏った生臭い臭いは、どこから来ているかなんて考えたくもない。
「何してるって……春輝はここまできても俺の好意に気付かないの?」
「…………は?」
春輝は間宮の言った言葉の意味が分からなくて、思わず聞き返した。
好意ってなんだ? こんな嫌がらせめいた事を、好きな人にやるって言うのか? 春輝はそう思う。
「春輝、全然気付かないんだから」
そう言って間宮は、春輝のズボンを下着ごと脱がせた。そこを見て間宮はうっとりと笑う。
「……ああ、春輝はここも綺麗だね」
「ちょ、やめろっ」
綺麗なピンク色だ、と言われ、春輝は羞恥心で顔が熱くなり、もがいて間宮を振り切ろうとした。けれどしっかり足の上に乗っている間宮はビクともしない。
「けどダメだよ? 春輝は俺を怒らせた。おしおきしないと」
さっきから、間宮の言っている意味が分からない。何で? どうして? と春輝は身体を震わせた。理解できないものは怖い。
間宮は春輝の分身を優しく握ると、ゆるゆるとしごきだす。くすぐったさが少しあり、それがえも言われぬ嫌悪感になって、吐きそうになった。
「……ずっと好きだったのに気付いてくれないし……オマケに木村とキスしたり水野先輩と付き合ったり……どれだけ俺をもてあそぶの?」
「違うっ、水野とはそんなんじゃないっ」
それに、冬哉との事もきちんと否定したはずだ。なのに何故、その話題を出すのだろう?
「違うの?」
「うあ……っ」
間宮は春輝を早く擦り上げる。春輝は強い刺激に背中を反らすと、股間が少し熱をもってしまって慌てた。
すると間宮もそれに気付いたらしい、にっこりと笑う。
「ああ可愛い。……好きだよ春輝」
「んっ、んんんんっ」
春輝は間宮の唇で口を塞がれ、イヤイヤと顔を振った。唇を離した間宮は細い目から春輝を陰湿な目で見ており、恐怖で震える。
「嫌っ、嫌だ……っ」
春輝の目に涙が溜まる。間宮はそれを舌で舐め取った。ゾワゾワして首を竦めると、春輝の口に指をねじ込んでくる。間宮はクスクスと笑った。
「今頃水野先輩は必死になって春輝を探してるよ。……体育館の方かな?」
春輝は息を飲む。先程の荷物に、そのようなメッセージを入れたのかもしれないと思うと、これは計画的に実行されたものだと知る。
「う……っ」
口の中に入った間宮の指が苦しい。間宮はその指を抜くと、そのままその手をお尻へと持っていく。
さすがに春輝は間宮が何をしようとしているのか分かり、声を上げた。
「まさか……っ、い、いやっ、やめろっ!」
「水野先輩と付き合ってないなら丁度良かった。春輝の初めて、俺がもらっちゃおう」
ま、春輝は誰にも渡さないけどね。そう言って間宮は指を押し進めてくる。
「い……っ」
声にならない痛みに、春輝は息を詰めた。慣らしもしないそこは圧迫感で息さえまともにできず、ボロボロと目から涙が落ちていく。
「まみ……何で……っ」
やっとそれだけを言うと、間宮は微笑んだ。
「言っただろ? 春輝の事が好きだって。ずっとこうしたかったのに、全然気付いてくれないからさぁ」
「うあ……っ」
間宮は指を抜く。やっぱり我慢できないや、と呟き、そして自分のズボンと下着を下ろし始めた。危険を感じた春輝は、動く限り暴れ、全力で抵抗する。
「暴れんなよ」
ピシャリ、と頬に衝撃が走り、思わず身体が止まってしまった。
何で、どうして、と春輝は震えが止まらない。
「特進コースから落ちて、凹んでたところに春輝が声を掛けてくれたんだ。背格好も似てるし、俺と同じだと思ってた」
なのに、と言って間宮は春輝の足を抱えて上げた。後ろに熱い何かがあてがわれ、思わず短く悲鳴を上げる。
「なのに……ああ、……何で、春輝だけ愛されキャラなのかなぁ? 俺の事なんて誰も見てくれないのに」
間宮が押し入って来た。春輝はそのあまりの痛みに、声も上げられない。逆に間宮は、うっとりと目を細め、自分の唇を舐めた。肉食動物が、獲物を前に舌なめずりするようで、春輝は嫌悪感と恐怖に吐き気がする。
「なぁ春輝、俺を見てよ。初めて会った時みたいに笑って?」
春輝は痛みと圧迫感と嫌悪感で、目を閉じて顔を逸らした。いつも声を掛けてくるのは間宮で、春輝から話し掛けた覚えはない。そう言いたかったが声も上げられず、ギュッと全身に力を入れる。
間宮が動き出した。
「うう……っ!」
呻き声を上げた春輝は、何かで濡れた音を聞く。それが何かなんて考えたくなくて、早く終われと心の中で叫んだ。
「ん? ああ……まだ早かったな、傷付いちゃったみたいだ」
でも春輝が悪いんだからしょうがないよね、と間宮は構わず腰を動かす。後ろの痛みからして予想はしていたけれど、更にそこが痛んで春輝の意識が遠のきかける。
「春輝、なあ、目を開けてこっち見ろって」
間宮の顔がグッと近付いた。彼の息が上がっているのが分かって、全身に鳥肌が立つ。ボロボロと泣き、嫌だとせめて言葉だけは抵抗する。
「ずっと俺は優しくしてやっただろ? なぁ、春輝、こっち見ろよ」
イライラしたような間宮の声に、全身が竦む。痛くて怖くて、目を閉じ泣きながら叫んだ。
「ううっ! い、やだ! 何でこんな事……っ!」
パンパンと身体がぶつかる音がする。それを聞きたくなくて春輝は嫌だ嫌だと声を上げた。間宮に顎を掴まれ、無理やり正面を向かされる。その間も止まらない律動に、痛みで意識が遠のきかけたその時。
激しくドアがノックされた。ドアノブが大きな音を立てて動き、開けようとしているのが分かる。そして少し間があり次の瞬間カチャリ、と鍵が開く音がした。
「あーあ、もうタイムリミットか」
意外と早かったな、と間宮は春輝をさらに穿つ。
「ひ……っ! い……っ!」
「一之瀬!」
貴之の声がした。
バタバタと部屋の中に人が入ってくる音がする。こんな酷い姿を見られて、春輝は羞恥心で息が詰まった。それと同時に、間宮の動きも止まる。それが何を意味するのか春輝は察し、ザッと血の気が引いた。
「間宮! 一之瀬から離れろ!」
貴之が間宮の腕を掴んで引っ張った。けれど間宮はニヤニヤ笑っている。
「残念。春輝の初めて、俺がもらっちゃった」
間宮が春輝から出ると、ホッとしたのと同時に、後ろからトロリと何かが出てきた。しかし春輝は少しも動けず、二人の声が遠くなっていく。
「全部春輝が悪いんだ。木村も先輩も、俺の邪魔するなら容赦しない」
かろうじて繋ぎ止めていた意識で、間宮のその言葉を聞いた。どういう事だと思う間もなく、春輝はストンと意識を落としたのだった。
「あ、おはよう春輝」
爽やかな声とは裏腹に、腰の辺りで何かをされていると思ったら、間宮は春輝のズボンの紐を解いているところだった。
「……えっ? 間宮、何してんだやめろっ」
思わず手をそこにやって止めようとするけれど、両手は何かに縛られていて動かない。状況を把握しようと思って視線を巡らせ、見えたものに春輝は震え上がった。
壁に写真が所狭しと貼ってある。もちろん天井にもあり、それは全て春輝の写真だった。盗撮したようなものばかりで、無防備な春輝の表情がこれでもかと貼ってある。そしてジッパー付き袋に入った、失くしたと思いたかったシャーペン、そしてハンカチ、キーホルダー。いずれも何かで汚されている。
春輝は間宮のベッドに寝かされていた。部屋の反対側のスペースは誰もいないので、がらんとしていた。
間宮が普通じゃないのはこの部屋の様子で分かった。淀んだ空気が纏った生臭い臭いは、どこから来ているかなんて考えたくもない。
「何してるって……春輝はここまできても俺の好意に気付かないの?」
「…………は?」
春輝は間宮の言った言葉の意味が分からなくて、思わず聞き返した。
好意ってなんだ? こんな嫌がらせめいた事を、好きな人にやるって言うのか? 春輝はそう思う。
「春輝、全然気付かないんだから」
そう言って間宮は、春輝のズボンを下着ごと脱がせた。そこを見て間宮はうっとりと笑う。
「……ああ、春輝はここも綺麗だね」
「ちょ、やめろっ」
綺麗なピンク色だ、と言われ、春輝は羞恥心で顔が熱くなり、もがいて間宮を振り切ろうとした。けれどしっかり足の上に乗っている間宮はビクともしない。
「けどダメだよ? 春輝は俺を怒らせた。おしおきしないと」
さっきから、間宮の言っている意味が分からない。何で? どうして? と春輝は身体を震わせた。理解できないものは怖い。
間宮は春輝の分身を優しく握ると、ゆるゆるとしごきだす。くすぐったさが少しあり、それがえも言われぬ嫌悪感になって、吐きそうになった。
「……ずっと好きだったのに気付いてくれないし……オマケに木村とキスしたり水野先輩と付き合ったり……どれだけ俺をもてあそぶの?」
「違うっ、水野とはそんなんじゃないっ」
それに、冬哉との事もきちんと否定したはずだ。なのに何故、その話題を出すのだろう?
「違うの?」
「うあ……っ」
間宮は春輝を早く擦り上げる。春輝は強い刺激に背中を反らすと、股間が少し熱をもってしまって慌てた。
すると間宮もそれに気付いたらしい、にっこりと笑う。
「ああ可愛い。……好きだよ春輝」
「んっ、んんんんっ」
春輝は間宮の唇で口を塞がれ、イヤイヤと顔を振った。唇を離した間宮は細い目から春輝を陰湿な目で見ており、恐怖で震える。
「嫌っ、嫌だ……っ」
春輝の目に涙が溜まる。間宮はそれを舌で舐め取った。ゾワゾワして首を竦めると、春輝の口に指をねじ込んでくる。間宮はクスクスと笑った。
「今頃水野先輩は必死になって春輝を探してるよ。……体育館の方かな?」
春輝は息を飲む。先程の荷物に、そのようなメッセージを入れたのかもしれないと思うと、これは計画的に実行されたものだと知る。
「う……っ」
口の中に入った間宮の指が苦しい。間宮はその指を抜くと、そのままその手をお尻へと持っていく。
さすがに春輝は間宮が何をしようとしているのか分かり、声を上げた。
「まさか……っ、い、いやっ、やめろっ!」
「水野先輩と付き合ってないなら丁度良かった。春輝の初めて、俺がもらっちゃおう」
ま、春輝は誰にも渡さないけどね。そう言って間宮は指を押し進めてくる。
「い……っ」
声にならない痛みに、春輝は息を詰めた。慣らしもしないそこは圧迫感で息さえまともにできず、ボロボロと目から涙が落ちていく。
「まみ……何で……っ」
やっとそれだけを言うと、間宮は微笑んだ。
「言っただろ? 春輝の事が好きだって。ずっとこうしたかったのに、全然気付いてくれないからさぁ」
「うあ……っ」
間宮は指を抜く。やっぱり我慢できないや、と呟き、そして自分のズボンと下着を下ろし始めた。危険を感じた春輝は、動く限り暴れ、全力で抵抗する。
「暴れんなよ」
ピシャリ、と頬に衝撃が走り、思わず身体が止まってしまった。
何で、どうして、と春輝は震えが止まらない。
「特進コースから落ちて、凹んでたところに春輝が声を掛けてくれたんだ。背格好も似てるし、俺と同じだと思ってた」
なのに、と言って間宮は春輝の足を抱えて上げた。後ろに熱い何かがあてがわれ、思わず短く悲鳴を上げる。
「なのに……ああ、……何で、春輝だけ愛されキャラなのかなぁ? 俺の事なんて誰も見てくれないのに」
間宮が押し入って来た。春輝はそのあまりの痛みに、声も上げられない。逆に間宮は、うっとりと目を細め、自分の唇を舐めた。肉食動物が、獲物を前に舌なめずりするようで、春輝は嫌悪感と恐怖に吐き気がする。
「なぁ春輝、俺を見てよ。初めて会った時みたいに笑って?」
春輝は痛みと圧迫感と嫌悪感で、目を閉じて顔を逸らした。いつも声を掛けてくるのは間宮で、春輝から話し掛けた覚えはない。そう言いたかったが声も上げられず、ギュッと全身に力を入れる。
間宮が動き出した。
「うう……っ!」
呻き声を上げた春輝は、何かで濡れた音を聞く。それが何かなんて考えたくなくて、早く終われと心の中で叫んだ。
「ん? ああ……まだ早かったな、傷付いちゃったみたいだ」
でも春輝が悪いんだからしょうがないよね、と間宮は構わず腰を動かす。後ろの痛みからして予想はしていたけれど、更にそこが痛んで春輝の意識が遠のきかける。
「春輝、なあ、目を開けてこっち見ろって」
間宮の顔がグッと近付いた。彼の息が上がっているのが分かって、全身に鳥肌が立つ。ボロボロと泣き、嫌だとせめて言葉だけは抵抗する。
「ずっと俺は優しくしてやっただろ? なぁ、春輝、こっち見ろよ」
イライラしたような間宮の声に、全身が竦む。痛くて怖くて、目を閉じ泣きながら叫んだ。
「ううっ! い、やだ! 何でこんな事……っ!」
パンパンと身体がぶつかる音がする。それを聞きたくなくて春輝は嫌だ嫌だと声を上げた。間宮に顎を掴まれ、無理やり正面を向かされる。その間も止まらない律動に、痛みで意識が遠のきかけたその時。
激しくドアがノックされた。ドアノブが大きな音を立てて動き、開けようとしているのが分かる。そして少し間があり次の瞬間カチャリ、と鍵が開く音がした。
「あーあ、もうタイムリミットか」
意外と早かったな、と間宮は春輝をさらに穿つ。
「ひ……っ! い……っ!」
「一之瀬!」
貴之の声がした。
バタバタと部屋の中に人が入ってくる音がする。こんな酷い姿を見られて、春輝は羞恥心で息が詰まった。それと同時に、間宮の動きも止まる。それが何を意味するのか春輝は察し、ザッと血の気が引いた。
「間宮! 一之瀬から離れろ!」
貴之が間宮の腕を掴んで引っ張った。けれど間宮はニヤニヤ笑っている。
「残念。春輝の初めて、俺がもらっちゃった」
間宮が春輝から出ると、ホッとしたのと同時に、後ろからトロリと何かが出てきた。しかし春輝は少しも動けず、二人の声が遠くなっていく。
「全部春輝が悪いんだ。木村も先輩も、俺の邪魔するなら容赦しない」
かろうじて繋ぎ止めていた意識で、間宮のその言葉を聞いた。どういう事だと思う間もなく、春輝はストンと意識を落としたのだった。
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