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35 不安を隠して ★
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家に戻るまで、二人は無言だった。
会社で有休申請した時くらいは喋ったけれど、それも事務的なもので、対応した庶務課課長も、腫れ物に触るような感じでぎこちなかった。
それもそうだよな、と思う。
いきなり同性同士で社内恋愛していたと、カミングアウトされたのだ。戸惑わない方が難しい。
着替えてソファーに座ると、蓮香が手を繋いできた。祐輔はその手を両手で握り、ため息をつく。
「何か……ごめんな……」
「……いいえ」
もう会社にいられなくなるかもしれない、その言葉は飲み込んだ。蓮香と付き合っていることに罪悪感はない。けれど、社内を混乱させた責任は取らなければならない。
蓮香以外で心配なのは、筧のことだ。彼は彼の考えを一切言わなかった。芳川を法的に訴えることもできると言っていたけれど、それもきっと、会社の責任者として、祐輔たちの上司として、職務を果たしているだけだろう。
「俺は……ずっと祐輔さんに元気づけられてばっかりです」
情けないですね、と眉を下げる彼に、祐輔は彼の手を持ち上げ、甲にキスをした。
蓮香以外を手放すつもりで挑んだのに、ショックはそれなりに大きい。新卒で入って愛着があった分、会社を離れると思うと寂しいし、悔しい。
「筧部長も、俺たちを買ってくれてたのにな……」
「……祐輔さん……」
衣擦れの音がして、しっかりした腕に抱き締められた。
「お前を守りながら自分を守る方法が思いつかなくて……結局道連れにする羽目になった……ごめん」
「いえ……こうして暴露することになってしまい、こっちこそすみません……」
シラを切れば、まだ蓮香の一方的な憧れという認識でいられただろう。けれどそうなれば、芳川はいつまでも付きまとう。
「アイツ……芳川さんはさ、最初は話が合ったんだよな?」
「……ええ」
彼女の恋愛感情が冷めた時に決まって言うセリフ。「そんなこともあったね」は蓮香の話の最初に聞いていた。きっと、芳川が最初に好きになったのは……。
祐輔は考えるのを止めた。多分蓮香は気付いていない。これ以上、芳川のことで蓮香を困らせたくなかった。
相手にとことん合わせることで相手の気を引き、そのためには自分はもちろん、相手にも手段を選ばせない。あなた色に染まるとはいい表現だけれど、彼女は相手に気付かせるためにそれをやっていた。
もちろん、祐輔の憶測に過ぎないけれど。
そこまでやっても、彼女は本気でひとを好きになったことはないのだろう。多分、彼女は愛された記憶がないのかもしれない。自己主張を何がなんでも通そうとするのは、子供と同じだ。愛情表現が、幼いまま止まっている。
二人はしばらく抱き合って、無言のまま時が流れるのを待った。遠くでパトカーのサイレンが鳴っているのを聞いて、自分たちは何も悪いことはしていないのにな、と目頭が熱くなってしまった。
「祐輔さん……ごめんなさい」
祐輔は首を左右に振る。蓮香は悪くない。いや、強引に迫ってきたのは怒るけれど、結局祐輔も絆されて好きになってしまったのだから、やっぱり悪くない。
「アイツは、また絡んで来るでしょうか?」
「どうだろ……」
最後、芳川は話をすり替える余裕もなかった。ただただ喚いて嫌だを繰り返していたので、彼女にダメージを与えられたのだと思う。
そう言うと、蓮香は「だといいですね」と眉を下げていた。彼女のしつこさを知る蓮香からすれば、また会うかもしれないというのは恐怖だろう。
また、沈黙が降りた。互いの温もりを求めているけれど、それは熱く湿った感情ではない。安心し、緊張を解き、そのまま微睡みたい。そんな穏やかな感情。
今後を考えると胸が痛むけれど、今は忘れたい。
「貴徳……」
くちゅ、と祐輔は身体を伸ばして彼の唇にキスをした。彼はそれに同じくキスで答えてくれ、互いの熱が一気に色を帯びたのが分かる。
安心したい、けれど、めちゃくちゃにして何もかも忘れたい。触れ合うだけで一瞬前の穏やかな感情が吹き飛ぶくらい、祐輔は蓮香が欲しくなった。
もう、言葉はなかった。
互いに頬を撫で、再び唇を重ねる。静かな住宅街で、二人の吐息以外の音は聞こえない。それが混ざり合い、溶けて、祐輔はソファーへ沈んでいった。
「……貴徳」
激しい睦み合いにはならなくて、どこまでも静かに、優しい快感が祐輔を支配する。ひとりでしても、いつも脳がチカチカする程の快感を求めていたのに、今日はそういうのは要らない、と蓮香の首筋に吸い付く。
お互い激しく求めているのに、動きは焦れるほどゆっくりで、祐輔は蓮香の手の行方に集中した。
蓮香は上から祐輔をじっと見つめながら、祐輔の頭を撫でる。宥めるようにゆっくり撫でられ目を細めると、彼の手はそのまま耳を撫でた。耳たぶの柔らかさを確かめるように摘まれ、その優しい力加減にフッと息が漏れる。
「祐輔さん……」
ちゅっ、と唇を吸われると、ぬるりと舌が入ってきた。ねっとりと舌を絡ませ、祐輔は蓮香の舌を撫でる。蓮香もお返しにと言わんばかりに唇を舐めてきて、ひく、と祐輔の肩が震えた。そしてそこからじわり、と下半身が熱くなっていく。
貴徳が欲しい。その想いは唇を重ねるごとに大きくなって、頭の中を占めていった。
「貴徳……欲しい。挿れて……」
キスの合間にそう呟けば、彼は嬉しそうに目を細める。その表情にきゅう、と胸と後ろが締まって、彼の前髪を左手で梳いた。
少し固めで多い髪の毛も、凛々しい眉毛も、少し厚めの唇も、綺麗なアーモンド型の目も、ずっと見ていたいほどかっこいい。
そして甘えて祐輔の匂いを嗅いでいる彼も、シュンとしている彼も、メソメソ情けなく泣く彼も、全部抱きしめてあげたいほどかわいいのだ。
かっこよくてかわいい。こんな最高の恋人がほかにいるだろうか?
「貴徳……お前はかわいいな」
髪を梳きながらそう言うと、蓮香は笑った。
「……祐輔さんには敵いません」
「ふふ、そうか?」
つられて祐輔も笑うと、蓮香の手が服の中に滑り込んでくる。
ヒヤリとした空気に肌が直接晒され、二人は熱を隠した肌をピタリと合わせると、気が済むまで抱き合った。
会社で有休申請した時くらいは喋ったけれど、それも事務的なもので、対応した庶務課課長も、腫れ物に触るような感じでぎこちなかった。
それもそうだよな、と思う。
いきなり同性同士で社内恋愛していたと、カミングアウトされたのだ。戸惑わない方が難しい。
着替えてソファーに座ると、蓮香が手を繋いできた。祐輔はその手を両手で握り、ため息をつく。
「何か……ごめんな……」
「……いいえ」
もう会社にいられなくなるかもしれない、その言葉は飲み込んだ。蓮香と付き合っていることに罪悪感はない。けれど、社内を混乱させた責任は取らなければならない。
蓮香以外で心配なのは、筧のことだ。彼は彼の考えを一切言わなかった。芳川を法的に訴えることもできると言っていたけれど、それもきっと、会社の責任者として、祐輔たちの上司として、職務を果たしているだけだろう。
「俺は……ずっと祐輔さんに元気づけられてばっかりです」
情けないですね、と眉を下げる彼に、祐輔は彼の手を持ち上げ、甲にキスをした。
蓮香以外を手放すつもりで挑んだのに、ショックはそれなりに大きい。新卒で入って愛着があった分、会社を離れると思うと寂しいし、悔しい。
「筧部長も、俺たちを買ってくれてたのにな……」
「……祐輔さん……」
衣擦れの音がして、しっかりした腕に抱き締められた。
「お前を守りながら自分を守る方法が思いつかなくて……結局道連れにする羽目になった……ごめん」
「いえ……こうして暴露することになってしまい、こっちこそすみません……」
シラを切れば、まだ蓮香の一方的な憧れという認識でいられただろう。けれどそうなれば、芳川はいつまでも付きまとう。
「アイツ……芳川さんはさ、最初は話が合ったんだよな?」
「……ええ」
彼女の恋愛感情が冷めた時に決まって言うセリフ。「そんなこともあったね」は蓮香の話の最初に聞いていた。きっと、芳川が最初に好きになったのは……。
祐輔は考えるのを止めた。多分蓮香は気付いていない。これ以上、芳川のことで蓮香を困らせたくなかった。
相手にとことん合わせることで相手の気を引き、そのためには自分はもちろん、相手にも手段を選ばせない。あなた色に染まるとはいい表現だけれど、彼女は相手に気付かせるためにそれをやっていた。
もちろん、祐輔の憶測に過ぎないけれど。
そこまでやっても、彼女は本気でひとを好きになったことはないのだろう。多分、彼女は愛された記憶がないのかもしれない。自己主張を何がなんでも通そうとするのは、子供と同じだ。愛情表現が、幼いまま止まっている。
二人はしばらく抱き合って、無言のまま時が流れるのを待った。遠くでパトカーのサイレンが鳴っているのを聞いて、自分たちは何も悪いことはしていないのにな、と目頭が熱くなってしまった。
「祐輔さん……ごめんなさい」
祐輔は首を左右に振る。蓮香は悪くない。いや、強引に迫ってきたのは怒るけれど、結局祐輔も絆されて好きになってしまったのだから、やっぱり悪くない。
「アイツは、また絡んで来るでしょうか?」
「どうだろ……」
最後、芳川は話をすり替える余裕もなかった。ただただ喚いて嫌だを繰り返していたので、彼女にダメージを与えられたのだと思う。
そう言うと、蓮香は「だといいですね」と眉を下げていた。彼女のしつこさを知る蓮香からすれば、また会うかもしれないというのは恐怖だろう。
また、沈黙が降りた。互いの温もりを求めているけれど、それは熱く湿った感情ではない。安心し、緊張を解き、そのまま微睡みたい。そんな穏やかな感情。
今後を考えると胸が痛むけれど、今は忘れたい。
「貴徳……」
くちゅ、と祐輔は身体を伸ばして彼の唇にキスをした。彼はそれに同じくキスで答えてくれ、互いの熱が一気に色を帯びたのが分かる。
安心したい、けれど、めちゃくちゃにして何もかも忘れたい。触れ合うだけで一瞬前の穏やかな感情が吹き飛ぶくらい、祐輔は蓮香が欲しくなった。
もう、言葉はなかった。
互いに頬を撫で、再び唇を重ねる。静かな住宅街で、二人の吐息以外の音は聞こえない。それが混ざり合い、溶けて、祐輔はソファーへ沈んでいった。
「……貴徳」
激しい睦み合いにはならなくて、どこまでも静かに、優しい快感が祐輔を支配する。ひとりでしても、いつも脳がチカチカする程の快感を求めていたのに、今日はそういうのは要らない、と蓮香の首筋に吸い付く。
お互い激しく求めているのに、動きは焦れるほどゆっくりで、祐輔は蓮香の手の行方に集中した。
蓮香は上から祐輔をじっと見つめながら、祐輔の頭を撫でる。宥めるようにゆっくり撫でられ目を細めると、彼の手はそのまま耳を撫でた。耳たぶの柔らかさを確かめるように摘まれ、その優しい力加減にフッと息が漏れる。
「祐輔さん……」
ちゅっ、と唇を吸われると、ぬるりと舌が入ってきた。ねっとりと舌を絡ませ、祐輔は蓮香の舌を撫でる。蓮香もお返しにと言わんばかりに唇を舐めてきて、ひく、と祐輔の肩が震えた。そしてそこからじわり、と下半身が熱くなっていく。
貴徳が欲しい。その想いは唇を重ねるごとに大きくなって、頭の中を占めていった。
「貴徳……欲しい。挿れて……」
キスの合間にそう呟けば、彼は嬉しそうに目を細める。その表情にきゅう、と胸と後ろが締まって、彼の前髪を左手で梳いた。
少し固めで多い髪の毛も、凛々しい眉毛も、少し厚めの唇も、綺麗なアーモンド型の目も、ずっと見ていたいほどかっこいい。
そして甘えて祐輔の匂いを嗅いでいる彼も、シュンとしている彼も、メソメソ情けなく泣く彼も、全部抱きしめてあげたいほどかわいいのだ。
かっこよくてかわいい。こんな最高の恋人がほかにいるだろうか?
「貴徳……お前はかわいいな」
髪を梳きながらそう言うと、蓮香は笑った。
「……祐輔さんには敵いません」
「ふふ、そうか?」
つられて祐輔も笑うと、蓮香の手が服の中に滑り込んでくる。
ヒヤリとした空気に肌が直接晒され、二人は熱を隠した肌をピタリと合わせると、気が済むまで抱き合った。
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