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31 夢から覚めて、悪夢再び
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次の日、二人は奇跡的にスッキリと午前中に起きることができた。
昨日は祐輔が落ちるまでしていたので、てっきりまた一日寝たきりコースかなと思っていたのだ。しかし頭も身体もスッキリしているので、ワクワクしながら準備をする。
身体が慣れてきたんですかね、と蓮香は笑っていた。確かに昨日あれだけやったにも関わらず、二人でシャワーを浴びた時にまた勃ってしまったので、どれだけなんだ、と二人で笑う。そして、そんなくだらないことで笑い合えるのが、嬉しいし楽しい。
こういうところで、ひとって幸せを感じるんだな、とクサイことを考え、揃って家を出る。
向かう先はデパートやファッションビル、ショッピングモールが立ち並ぶ隣街だ。駐車場は時間制で高いので電車に乗って行くと、ショッピングモールと直結している駅で降りた。
「蓮香、何か見たいのあるか?」
「そうですねぇ。……あの」
蓮香が立ち止まる。祐輔は不思議に思って止まって振り返ると、彼は泣きそうな顔で笑っていた。
「近いうちに、荷解きしようなかって……。整理するためにいいグッズがあれば……」
「……そっか。分かった」
蓮香が彼なりに前へ進もうとしているのを感じ、祐輔は微笑む。そんな彼を、応援したい。
店内に入るとそこはもう冬物ばかりで、ほんのりクリスマスの雰囲気が漂っていた。蓮香と出会って二ヶ月ほど経っていたことに今更気付き、色んなことがあり過ぎた、と思う。
そっと隣を歩く蓮香を見上げた。綺麗なアーモンド型の目は真っ直ぐ見ていたが、祐輔の視線に気付くとこちらを見て、スっと優しげに細められる。改めて見るとカッコイイと思うのに、どうして自分だったんだろう、と今でも思った。
男女の恋人みたいに手を繋いだりはしないけれど、隣にいるドキドキと、安心感はある。今までの歴代彼女が、腕に絡みついて歩いたことしかなかったから、新鮮な気持ちだ。
「あのっ」
すると突然声を掛けられる。見ると二人の女性がいた。彼女らはニコニコしていたが、祐輔にはこのシチュエーションに見覚えがあり、しまった、と内心思う。
「お時間ありますか? よかったら、一緒に喫茶店でも行きません?」
いわゆる逆ナンというやつだ。街に出たら、こういう輩に声を掛けられるのはしょっちゅうだったのに、すっかり失念していた、と祐輔は内心舌打ちする。
隣で蓮香が分かりやすく身体を硬直させる。ここは俺が断るしかないか、と祐輔は一歩前に出た。
「すみません、妻へのプレゼントを買いに来たんです。時間はないので、失礼しますね」
営業スマイルで女性たちに会釈すると、彼女たちは残念がるどころか、口元を押さえて叫びを飲み込んだようだった。
「何あのスパダリっぽい完璧な回答! 奥さんいるの納得!」
「もっと早く出会いたかったぁ!」
背後で小声で叫んでいる彼女たちに、聞こえてるぞと思いながら祐輔は足を進める。
その後、気を取り直して何件か店を回って見るものの、店員さんに話し掛けられたり、先程と同じように声を掛けられ、ゆっくり見て回れない。
「……モテますね」
苦笑している蓮香。祐輔は否定せずに眉を下げて笑った。
「悪い、こうなるのすっかり忘れてた。今からでも人が少ない所に行くか?」
せっかくのデートなのに、邪魔をされては楽しさ半減だ。そう思って提案すると蓮香はそうですね、と少し考える素振りをする。
しかし、蓮香と店の中を歩き始めた途端これとはな、と祐輔は肩を落とした。一人だったら適当に断るのに、と思って気付く。
彼女がいた時は、当然隣の女性が彼女だと思われていたから、声を掛けてくるひとはいなかった。けれど今は? 蓮香は周りから恋人だと思われていないのだ。異性カップルとの違いは、こんな所にもあるのか、と妙に感心する。
同性カップルでも、堂々と手を繋いでデートをするひともいる。けれど祐輔にはハードルが高く、なかなか実行はできないなと思った。
「じゃあ祐輔さん、移動しましょう」
「いいのか? せっかく……」
「近くのホームセンターとか、お値段以上の家具屋とかにもあるでしょうし、次の機会にします」
そう言って笑った蓮香は営業スマイルだった。祐輔は、また荷解きの決意鈍らせちゃったかな、と申し訳なく思い、背中を軽く叩く。
大丈夫、お前のせいじゃない。そう言ってやりたかった。一目惚れした奥さんが亡くなったのも、タチの悪い女に執着されたのも、未だに遺品整理ができないのも、全部お前のせいなんかじゃない、と。
そして祐輔は今度こそ本気で思う。お前の過去ごと、俺が愛してやると。蓮香の過去を聞いた上で、そう思ったのだ。
「祐輔さん」
蓮香に呼ばれて振り返ると、彼は身をかがめて祐輔に耳打ちしてくる。
「この近くにラブホありますよ。休憩しますか?」
「……っ、ばか!」
バシッと音がするほど蓮香の背中を叩いた。大体、こんな街中のラブホじゃ値段が張るに決まっている。却下だ、と熱くなった顔で言うと、蓮香はクスクスと笑っていた。
少し湿った空気を誤魔化されたのかな、と思うけれど、祐輔は受け入れることにする。
「でも、たまには違うところでするのも楽しそうですね」
「行かないぞしないぞ」
歩きながらそんな会話をして、祐輔たちはショッピングモールを出た。冷たいビル風が吹き、店内との温度差に身を縮こまらせた、その時。
「蓮香? 蓮香じゃーん、久しぶりー!」
近くにいた女性から声を掛けられ、祐輔はそのひとを見る。見覚えのない顔だったので蓮香の知り合いか、と思って彼を見上げた。
──蓮香の表情が、これ以上ないくらいに強ばっている。
「何で……」
彼の掠れた声で、祐輔は全てを察した。
目の前にいるこの女性こそ、蓮香を苦しめた芳川なのだと。
昨日は祐輔が落ちるまでしていたので、てっきりまた一日寝たきりコースかなと思っていたのだ。しかし頭も身体もスッキリしているので、ワクワクしながら準備をする。
身体が慣れてきたんですかね、と蓮香は笑っていた。確かに昨日あれだけやったにも関わらず、二人でシャワーを浴びた時にまた勃ってしまったので、どれだけなんだ、と二人で笑う。そして、そんなくだらないことで笑い合えるのが、嬉しいし楽しい。
こういうところで、ひとって幸せを感じるんだな、とクサイことを考え、揃って家を出る。
向かう先はデパートやファッションビル、ショッピングモールが立ち並ぶ隣街だ。駐車場は時間制で高いので電車に乗って行くと、ショッピングモールと直結している駅で降りた。
「蓮香、何か見たいのあるか?」
「そうですねぇ。……あの」
蓮香が立ち止まる。祐輔は不思議に思って止まって振り返ると、彼は泣きそうな顔で笑っていた。
「近いうちに、荷解きしようなかって……。整理するためにいいグッズがあれば……」
「……そっか。分かった」
蓮香が彼なりに前へ進もうとしているのを感じ、祐輔は微笑む。そんな彼を、応援したい。
店内に入るとそこはもう冬物ばかりで、ほんのりクリスマスの雰囲気が漂っていた。蓮香と出会って二ヶ月ほど経っていたことに今更気付き、色んなことがあり過ぎた、と思う。
そっと隣を歩く蓮香を見上げた。綺麗なアーモンド型の目は真っ直ぐ見ていたが、祐輔の視線に気付くとこちらを見て、スっと優しげに細められる。改めて見るとカッコイイと思うのに、どうして自分だったんだろう、と今でも思った。
男女の恋人みたいに手を繋いだりはしないけれど、隣にいるドキドキと、安心感はある。今までの歴代彼女が、腕に絡みついて歩いたことしかなかったから、新鮮な気持ちだ。
「あのっ」
すると突然声を掛けられる。見ると二人の女性がいた。彼女らはニコニコしていたが、祐輔にはこのシチュエーションに見覚えがあり、しまった、と内心思う。
「お時間ありますか? よかったら、一緒に喫茶店でも行きません?」
いわゆる逆ナンというやつだ。街に出たら、こういう輩に声を掛けられるのはしょっちゅうだったのに、すっかり失念していた、と祐輔は内心舌打ちする。
隣で蓮香が分かりやすく身体を硬直させる。ここは俺が断るしかないか、と祐輔は一歩前に出た。
「すみません、妻へのプレゼントを買いに来たんです。時間はないので、失礼しますね」
営業スマイルで女性たちに会釈すると、彼女たちは残念がるどころか、口元を押さえて叫びを飲み込んだようだった。
「何あのスパダリっぽい完璧な回答! 奥さんいるの納得!」
「もっと早く出会いたかったぁ!」
背後で小声で叫んでいる彼女たちに、聞こえてるぞと思いながら祐輔は足を進める。
その後、気を取り直して何件か店を回って見るものの、店員さんに話し掛けられたり、先程と同じように声を掛けられ、ゆっくり見て回れない。
「……モテますね」
苦笑している蓮香。祐輔は否定せずに眉を下げて笑った。
「悪い、こうなるのすっかり忘れてた。今からでも人が少ない所に行くか?」
せっかくのデートなのに、邪魔をされては楽しさ半減だ。そう思って提案すると蓮香はそうですね、と少し考える素振りをする。
しかし、蓮香と店の中を歩き始めた途端これとはな、と祐輔は肩を落とした。一人だったら適当に断るのに、と思って気付く。
彼女がいた時は、当然隣の女性が彼女だと思われていたから、声を掛けてくるひとはいなかった。けれど今は? 蓮香は周りから恋人だと思われていないのだ。異性カップルとの違いは、こんな所にもあるのか、と妙に感心する。
同性カップルでも、堂々と手を繋いでデートをするひともいる。けれど祐輔にはハードルが高く、なかなか実行はできないなと思った。
「じゃあ祐輔さん、移動しましょう」
「いいのか? せっかく……」
「近くのホームセンターとか、お値段以上の家具屋とかにもあるでしょうし、次の機会にします」
そう言って笑った蓮香は営業スマイルだった。祐輔は、また荷解きの決意鈍らせちゃったかな、と申し訳なく思い、背中を軽く叩く。
大丈夫、お前のせいじゃない。そう言ってやりたかった。一目惚れした奥さんが亡くなったのも、タチの悪い女に執着されたのも、未だに遺品整理ができないのも、全部お前のせいなんかじゃない、と。
そして祐輔は今度こそ本気で思う。お前の過去ごと、俺が愛してやると。蓮香の過去を聞いた上で、そう思ったのだ。
「祐輔さん」
蓮香に呼ばれて振り返ると、彼は身をかがめて祐輔に耳打ちしてくる。
「この近くにラブホありますよ。休憩しますか?」
「……っ、ばか!」
バシッと音がするほど蓮香の背中を叩いた。大体、こんな街中のラブホじゃ値段が張るに決まっている。却下だ、と熱くなった顔で言うと、蓮香はクスクスと笑っていた。
少し湿った空気を誤魔化されたのかな、と思うけれど、祐輔は受け入れることにする。
「でも、たまには違うところでするのも楽しそうですね」
「行かないぞしないぞ」
歩きながらそんな会話をして、祐輔たちはショッピングモールを出た。冷たいビル風が吹き、店内との温度差に身を縮こまらせた、その時。
「蓮香? 蓮香じゃーん、久しぶりー!」
近くにいた女性から声を掛けられ、祐輔はそのひとを見る。見覚えのない顔だったので蓮香の知り合いか、と思って彼を見上げた。
──蓮香の表情が、これ以上ないくらいに強ばっている。
「何で……」
彼の掠れた声で、祐輔は全てを察した。
目の前にいるこの女性こそ、蓮香を苦しめた芳川なのだと。
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