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全力で愛してくれ5
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「先生、今日も課題、分かりませーん」
「……」
次の日、櫂斗が図書室へ行くと、相原が扉の前で待ち構えていた。
(昨日の今日で何で声を掛けてくるんだ)
櫂斗は無言で図書室の鍵を開けると、エアコンのスイッチを入れる。窓を開けて空気を入れ替え、図書委員が来た頃に閉めるのだ。
「相原……お前、本当は分かっていて質問してるんだろ?」
じゃなければ、櫂斗がヒントを少し言うだけで、スラスラと解答が書ける訳がない。騙されていた、と櫂斗はため息をつく。
「だって……そうでもしないと、話もできないじゃないですか」
相原は櫂斗の後をついてまわる。これでは恋愛感情云々よりも、一人の生徒を特別扱いしていると捉えかねない。
相原の言葉にイラッとした櫂斗は、足早に準備室へと向かう。
「先生、待ってくださいっ」
相原がそう言ったところで、図書委員をはじめ、チラホラと生徒たちが図書室に入ってくる。逃げるタイミングを失った櫂斗は、長く息を吐いた。
「悪いけど、いつものように窓を閉めるの、お願いしていいかな?」
櫂斗は図書委員に微笑みながら指示をすると、その顔のまま相原を見る。
「……で? どこが分からないのか聞こうか相原」
そう言うと、櫂斗は図書委員に話が聞こえない所まで歩みを進めた。相原は嬉しそうに付いてくる。
席に着いたところで、相原はプリントを出した。
「分かってるなら一人でやれよ」
「そんなぁ。俺、堀内先生みたいな先生になりたいんです。解説聞いて、こういう言い回しがあるのかーって、凄く勉強になってるんですよ?」
「……」
ニッコリ笑って言う相原に、櫂斗はどう反応していいのか分からず黙る。ストレートに褒められるのは、どうも慣れてなくて困る。
「だからオレは、そんな良い先生でもないし、立派な人間でもない」
「……うん。それは実際話してみて、仕事モードとプライベートモードがあるんだなって思いました」
でも、それはみんなある程度ありますよね、と相原は言った。そして、今の少し口が悪い櫂斗も好きだということも。
「教職を目指しているなら、尚更オレなんかに惚れちゃダメだろ」
先生とは、イメージが大切だ。少しでもそれにそぐわない事をすれば、保護者や生徒、周りの教職員に叩かれる事は櫂斗が身をもって知っている。過去に櫂斗が加害者だと判断した、あの教員たちだ。保身に走ったのは、生徒だけではなかった。真実を暴くよりも、櫂斗一人を悪者にすれば楽だったからだ。
「でも、気持ちはどうしようもなくないですか? それなら、俺は後悔の無いようにしたい」
今相手がいないなら、付き合ってください、と相原は静かな声で言う。
櫂斗はため息をついた。相原と会ってから、ため息が増えたな、と思う。
「悪いけど、付き合えない」
「どうしてですか? 彼女がいるならまだしも、今はいないんですよね?」
付き合えない理由が他にあるんですか? と相原は食い下がった。
どうしよう、困った。櫂斗は素直にそう思った。いくら断り文句を並べても、全然引く気配が無い。いっそ本当の事を言おうと思うけれど、やはり怖くて言えなかった。
「あのな相原。もし仮に、お前が女でオレの生徒じゃなかったとする。それでも付き合えない」
何でか分かるか? と櫂斗は言うと、相原は首を横に振る。
「オレに責任が生じるからだ。未成年は親の保護下にいる。付き合っても色々制限される」
そんなの嫌だろ? と櫂斗は聞いた。けれど、相原は納得いかないようだった。
「そんなの、お互い好きなら関係ないじゃないですか」
「何かあったら、責任取るのはオレだ。好きな相手がそうなったとして、相原は耐えられるか?」
すると相原はグッと拳を握ってこちらを見る。
「先生、さっきから体のいい断り文句ばっかですよ」
「お前こそ、何言ったって引かないじゃないか」
沈黙が降りた。
相原はじっと櫂斗を見ている。櫂斗は相原を見れず、机に視線を固定した。
「じゃあ、一度だけでいいので、俺とデートしてください」
そしたら諦めます、と相原は言う。櫂斗は今度こそ、本当の事を話そうかと相原を見ると、顔を赤くして、手を震わせている彼を見て、本当に真っ直ぐな気持ちでオレを好きなんだな、と自分の汚さが恥ずかしくなった。
櫂斗は男が好きで、しかも責められるのが好きな性癖だと知ったら、相原はどんな反応をするのか。
(……怖い)
彼がピュアだからこそ想像ができない。話を聞いた途端大声で言いふらされたらどうしよう。そんなネガティブな想像ばかりして、勇気を出さない自分が嫌になる。相原は、緊張で震えながらも告白しているのに。
櫂斗に亮介という恋人がいなくても、オレには不釣り合いなんじゃないか、と思えてくる。
「……相原は、良い先生になれるよ」
「先生……っ」
また誤魔化すんですか、と櫂斗は声を上げた。しかし大声になってしまったのを自覚したらしい、辺りを見回す。
「とにかく、俺は引きませんから」
相原はそう言うと、乱暴にプリントと筆記用具をカバンに押し込み、走るように去っていった。
◇◇
その日の夜、櫂斗は亮介と電話をしていた。亮介も忙しいのに、自分の為に時間を作ってくれる、それが嬉しくて何だか今更ながら照れてしまう。
「何で照れるんだよ」
クスクス笑う亮介の声がくすぐったい。
「だって、考えてみればオレは初めて好きになった人が初めての彼氏になってる訳だし……」
彼氏という響きに、櫂斗はまた照れる。恋愛は諦めていたからか、こういう普通の恋人同士がするような行為が、照れくさくてしょうがない。
「じゃあ、昨日みたいに電話でするか?」
笑いながら言う亮介は、冗談のようだが櫂斗がしたいと言えばしてくれるだろう。
「もういいよ……本物が欲しくなるから」
「だよな。……あ、ちょっと待て櫂斗、またアイツが来た」
アイツ? と櫂斗は聞き返すと、彼は慌てた様子でまた後で、と通話を切ってしまう。
アイツとは誰の事だろう? 昨日も通話を切られて、櫂斗は少しイラッとした。ただでさえ忙しい亮介の時間を取られ、櫂斗はベッドに大の字で寝転がる。
「何か……ムカつく」
たしか昨日は飲みに誘ってきていた。男性で、やたらと甘えた声だったのを覚えている。そいつが、今亮介と話していると思うと落ち着かなかった。
そしてはた、と気付く。
(いい歳して嫉妬かよ、みっともない)
まさか自分がこんな気持ちになるなんて思いもしなかった。もっと冷めていると思っていたのに。
しばらくして、櫂斗はスマホのアラームで目が覚めた。朝だ、と思うのと同時に、亮介から連絡が来なかった事に気付いて、嫌な気分になる。
(後で連絡するって言ったくせに。嘘つき……)
そう脳内で愚痴ると、ベッドから降りた。
それから櫂斗は毎日のように相原にデートに誘われ、亮介とは例の人に通話を邪魔されるという日が続く。こうも毎日邪魔されれば、さすがに意図的だというのにも気付いて、亮介に誰なんだと聞くと、今回のMVの主役で、Aカンパニーの小井出遥という役者らしい。
Aカンパニーといえば、櫂斗に今の学校へ転職しないかと言ってくれた、木村雅樹が経営する芸能事務所だ。亮介の所属する芸能事務所の社長と繋がりがあるのでそれは納得だが、何故彼なんだ、と思わないでもない。
櫂斗は亮介のパソコンで小井出を調べてみた。
すると子役の時から活躍する俳優で、有名な舞台やドラマに出ている事が分かった。顔は二十歳に見えないほど幼く、なるほど、実力があって顔にも自信があって、自分の事をよく分かっている人らしい、と櫂斗は画面の小井出を睨む。
「何が亮介さん、だよ」
口を尖らせて画面をデコピンした。気安く下の名前で呼ぶんじゃねぇ、とそのままパソコンの電源を落とす。
しかし、パソコンの黒い画面を見た瞬間、櫂斗は嫌な予感がした。
亮介は面食いだ、自分を捨てて小井出の方へ行ってしまったらどうしよう。
「……っ」
相手は芸能人、外見で勝てるわけが無い。もしそれが現実になってしまったら?
櫂斗は身震いした。
現に小井出が現れると亮介は通話を切ってしまう、厄介な奴だと言っていたけれど、本当は小井出を優先しているのでは、とネガティブな思考に陥ってしまう。
「それは嫌だ、亮介……」
早く帰って来てほしい。そして、何でもない会話をしたい。今はそれすらもできていないから。
櫂斗はネガティブ思考を止めるべく、さっさとベッドに入った。
「……」
次の日、櫂斗が図書室へ行くと、相原が扉の前で待ち構えていた。
(昨日の今日で何で声を掛けてくるんだ)
櫂斗は無言で図書室の鍵を開けると、エアコンのスイッチを入れる。窓を開けて空気を入れ替え、図書委員が来た頃に閉めるのだ。
「相原……お前、本当は分かっていて質問してるんだろ?」
じゃなければ、櫂斗がヒントを少し言うだけで、スラスラと解答が書ける訳がない。騙されていた、と櫂斗はため息をつく。
「だって……そうでもしないと、話もできないじゃないですか」
相原は櫂斗の後をついてまわる。これでは恋愛感情云々よりも、一人の生徒を特別扱いしていると捉えかねない。
相原の言葉にイラッとした櫂斗は、足早に準備室へと向かう。
「先生、待ってくださいっ」
相原がそう言ったところで、図書委員をはじめ、チラホラと生徒たちが図書室に入ってくる。逃げるタイミングを失った櫂斗は、長く息を吐いた。
「悪いけど、いつものように窓を閉めるの、お願いしていいかな?」
櫂斗は図書委員に微笑みながら指示をすると、その顔のまま相原を見る。
「……で? どこが分からないのか聞こうか相原」
そう言うと、櫂斗は図書委員に話が聞こえない所まで歩みを進めた。相原は嬉しそうに付いてくる。
席に着いたところで、相原はプリントを出した。
「分かってるなら一人でやれよ」
「そんなぁ。俺、堀内先生みたいな先生になりたいんです。解説聞いて、こういう言い回しがあるのかーって、凄く勉強になってるんですよ?」
「……」
ニッコリ笑って言う相原に、櫂斗はどう反応していいのか分からず黙る。ストレートに褒められるのは、どうも慣れてなくて困る。
「だからオレは、そんな良い先生でもないし、立派な人間でもない」
「……うん。それは実際話してみて、仕事モードとプライベートモードがあるんだなって思いました」
でも、それはみんなある程度ありますよね、と相原は言った。そして、今の少し口が悪い櫂斗も好きだということも。
「教職を目指しているなら、尚更オレなんかに惚れちゃダメだろ」
先生とは、イメージが大切だ。少しでもそれにそぐわない事をすれば、保護者や生徒、周りの教職員に叩かれる事は櫂斗が身をもって知っている。過去に櫂斗が加害者だと判断した、あの教員たちだ。保身に走ったのは、生徒だけではなかった。真実を暴くよりも、櫂斗一人を悪者にすれば楽だったからだ。
「でも、気持ちはどうしようもなくないですか? それなら、俺は後悔の無いようにしたい」
今相手がいないなら、付き合ってください、と相原は静かな声で言う。
櫂斗はため息をついた。相原と会ってから、ため息が増えたな、と思う。
「悪いけど、付き合えない」
「どうしてですか? 彼女がいるならまだしも、今はいないんですよね?」
付き合えない理由が他にあるんですか? と相原は食い下がった。
どうしよう、困った。櫂斗は素直にそう思った。いくら断り文句を並べても、全然引く気配が無い。いっそ本当の事を言おうと思うけれど、やはり怖くて言えなかった。
「あのな相原。もし仮に、お前が女でオレの生徒じゃなかったとする。それでも付き合えない」
何でか分かるか? と櫂斗は言うと、相原は首を横に振る。
「オレに責任が生じるからだ。未成年は親の保護下にいる。付き合っても色々制限される」
そんなの嫌だろ? と櫂斗は聞いた。けれど、相原は納得いかないようだった。
「そんなの、お互い好きなら関係ないじゃないですか」
「何かあったら、責任取るのはオレだ。好きな相手がそうなったとして、相原は耐えられるか?」
すると相原はグッと拳を握ってこちらを見る。
「先生、さっきから体のいい断り文句ばっかですよ」
「お前こそ、何言ったって引かないじゃないか」
沈黙が降りた。
相原はじっと櫂斗を見ている。櫂斗は相原を見れず、机に視線を固定した。
「じゃあ、一度だけでいいので、俺とデートしてください」
そしたら諦めます、と相原は言う。櫂斗は今度こそ、本当の事を話そうかと相原を見ると、顔を赤くして、手を震わせている彼を見て、本当に真っ直ぐな気持ちでオレを好きなんだな、と自分の汚さが恥ずかしくなった。
櫂斗は男が好きで、しかも責められるのが好きな性癖だと知ったら、相原はどんな反応をするのか。
(……怖い)
彼がピュアだからこそ想像ができない。話を聞いた途端大声で言いふらされたらどうしよう。そんなネガティブな想像ばかりして、勇気を出さない自分が嫌になる。相原は、緊張で震えながらも告白しているのに。
櫂斗に亮介という恋人がいなくても、オレには不釣り合いなんじゃないか、と思えてくる。
「……相原は、良い先生になれるよ」
「先生……っ」
また誤魔化すんですか、と櫂斗は声を上げた。しかし大声になってしまったのを自覚したらしい、辺りを見回す。
「とにかく、俺は引きませんから」
相原はそう言うと、乱暴にプリントと筆記用具をカバンに押し込み、走るように去っていった。
◇◇
その日の夜、櫂斗は亮介と電話をしていた。亮介も忙しいのに、自分の為に時間を作ってくれる、それが嬉しくて何だか今更ながら照れてしまう。
「何で照れるんだよ」
クスクス笑う亮介の声がくすぐったい。
「だって、考えてみればオレは初めて好きになった人が初めての彼氏になってる訳だし……」
彼氏という響きに、櫂斗はまた照れる。恋愛は諦めていたからか、こういう普通の恋人同士がするような行為が、照れくさくてしょうがない。
「じゃあ、昨日みたいに電話でするか?」
笑いながら言う亮介は、冗談のようだが櫂斗がしたいと言えばしてくれるだろう。
「もういいよ……本物が欲しくなるから」
「だよな。……あ、ちょっと待て櫂斗、またアイツが来た」
アイツ? と櫂斗は聞き返すと、彼は慌てた様子でまた後で、と通話を切ってしまう。
アイツとは誰の事だろう? 昨日も通話を切られて、櫂斗は少しイラッとした。ただでさえ忙しい亮介の時間を取られ、櫂斗はベッドに大の字で寝転がる。
「何か……ムカつく」
たしか昨日は飲みに誘ってきていた。男性で、やたらと甘えた声だったのを覚えている。そいつが、今亮介と話していると思うと落ち着かなかった。
そしてはた、と気付く。
(いい歳して嫉妬かよ、みっともない)
まさか自分がこんな気持ちになるなんて思いもしなかった。もっと冷めていると思っていたのに。
しばらくして、櫂斗はスマホのアラームで目が覚めた。朝だ、と思うのと同時に、亮介から連絡が来なかった事に気付いて、嫌な気分になる。
(後で連絡するって言ったくせに。嘘つき……)
そう脳内で愚痴ると、ベッドから降りた。
それから櫂斗は毎日のように相原にデートに誘われ、亮介とは例の人に通話を邪魔されるという日が続く。こうも毎日邪魔されれば、さすがに意図的だというのにも気付いて、亮介に誰なんだと聞くと、今回のMVの主役で、Aカンパニーの小井出遥という役者らしい。
Aカンパニーといえば、櫂斗に今の学校へ転職しないかと言ってくれた、木村雅樹が経営する芸能事務所だ。亮介の所属する芸能事務所の社長と繋がりがあるのでそれは納得だが、何故彼なんだ、と思わないでもない。
櫂斗は亮介のパソコンで小井出を調べてみた。
すると子役の時から活躍する俳優で、有名な舞台やドラマに出ている事が分かった。顔は二十歳に見えないほど幼く、なるほど、実力があって顔にも自信があって、自分の事をよく分かっている人らしい、と櫂斗は画面の小井出を睨む。
「何が亮介さん、だよ」
口を尖らせて画面をデコピンした。気安く下の名前で呼ぶんじゃねぇ、とそのままパソコンの電源を落とす。
しかし、パソコンの黒い画面を見た瞬間、櫂斗は嫌な予感がした。
亮介は面食いだ、自分を捨てて小井出の方へ行ってしまったらどうしよう。
「……っ」
相手は芸能人、外見で勝てるわけが無い。もしそれが現実になってしまったら?
櫂斗は身震いした。
現に小井出が現れると亮介は通話を切ってしまう、厄介な奴だと言っていたけれど、本当は小井出を優先しているのでは、とネガティブな思考に陥ってしまう。
「それは嫌だ、亮介……」
早く帰って来てほしい。そして、何でもない会話をしたい。今はそれすらもできていないから。
櫂斗はネガティブ思考を止めるべく、さっさとベッドに入った。
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