天から二物も三物も与えられ過ぎた俺がダンジョンで青春を取り戻す

黒丸

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HINATAダンジョンシーカー第2回配信

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「えっと、皆さん初めまして」

「HINATAダンジョンシーカー第2回配信。前回の櫻子さんに続いて、私、興梠が担当します」

「……え? ……あっ、すいません! じゃあもう一回最初から……えっ、このままですか!?」

「あの、ごめんなさい。興梠加奈が担当します。あの(ピー)、最初からやりませんか?」

「……ぐだぐだ感? ぐだぐだ感って……。もう、わかりました! やります!」

「はい! 今日はここだけのニュースが入ってます! 前回紹介しました秋月宗助くんが、個人所有しているダンジョンを最下層まで攻略したそうです!」

「実はこのダンジョン、開放初日の4月1日の時点で防衛状態に入ってたんですが」

「あ、防衛状態っていうのは、ダンジョンが自分を守るために、とても強い魔物を作ってる状態なんです」

「それをなんと、宗助くんは……。え? 単独じゃない? (ピー)、これどういうことですか? 私、初めて聞いたんですが」

「私は宗助くんの担当ですよ! ちゃんと何があったか言


【しばらくお待ちください】


「もう、なんでこんな無茶を……」

「失礼しました。攻略したそうなんですが、危険度が高すぎてムー大陸の探索者さんに協力してもらったそうです」

「なので、協会の記録としては認められないそうなんです」

「ただ、それでも強力な魔物相手に大活躍したそうですよ! 流石は当支部期待の探索者さんです!」

「えっと、次が、えっと……あっ、迷宮探索者免許取得講習の第2回募集が行われることが決定したそうです」

「前回よりも審査基準が緩くなるそうなので、前回ダメだった方も、興味を持った方も、ぜひご応募お願いします!……え?下?」

「……あ、ここに出るんですか? えっと、ここに出てる電話番号までお問い合わせをお願いします」

「それでは最後に、期待の探索者さんを紹介して終わりにしたいと思います」

「今日、紹介するのは、こちらの甲斐真くんです。」

「ふふふっ、かわいいですよね」

「真くんは、身長146cm、体重39kg。19歳の男の子です」

「うふふ、男の子なんですよ」

「第1回の募集は運動能力や体格の規定も厳しかったんですが、真くんは魔法適正の高さで特例的に資格が認められた珍しいケースなんですよ」

「なんとその魔法適正は全国でもトップクラス。うちの支部は人材に恵まれてるみたいですね!」

「では、実際に真くんが魔法を使っている映像があるので、一緒に見てみましょう!」

「あ、ここにでるんですか?」

「うわ、ウォーキ(ピー)ドみたい。」

 甲斐君、魔法準備!

「あ、宗助くん」

 奥のほうならどこでもいい!とりあえず数を減らしてくれ!

 秋月君、奥は見えるか!?

「けっこう時間かかるんですね、魔法って」

 あとどのくらいいそうだ!?

「あの(ピー)、なんでこれも編集してないんですか? 編集しましょうよ」

 まじかよぉっ!

 炎よ!

 ボォン

「うわぁ、CGみたいですね。すごい」

「……あ、これ読むんですか?……えっと、魔法適正が低い方でも、訓練すれば今くらいの魔法は使えるようなるそうです」

「え、私でもできるんですか?……ほんとですか!?……あ、ごめんなさい!」

「……えっと、当支部でも近日中に魔法指導と戦技指導の方を、ムー大陸から? 招く予定が、あの(ピー)これも聞いてないですよ」

「なんで私達への周知より広報が先なんですか! ちゃんとして……え?……もう、わかりました! 締めます!」

「招く予定があるので、第2回募集はチャンスがいっぱいですよ! ぜひ、よろしくお願いします!」

「それでは、ご覧いただきありがとうございました。また順番が回ってきたときにお会いしましょ~」

「締めましたよ! ちゃんと説明して


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