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【謝って消したため書き直し】俺の気持ちは全員に平等なんだよ気持ちは

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「お前、変に冴えてるな。どうした?」

「そりゃひでえだろ! だいたい変にってなんだよ!」

「いや、胸に手を当てて、日ごろの言動を思い返してみろよ」

 ちょっと俺が手を当ててやるよ。

「ひゃぁん」

 予想外に可愛い声出しやがって。うん、やっぱりリサに比べると弾力があるなぁ。どっちがいいとは言い難いけど。

「あっ、くろぉ、なんで」

 しかし、森を抜けるルートか。フィーオウを攻めたかった? それはないな。敵国は周りにいっぱいだ。これ以上増やしたくはないだろう。

 第一、戦争になればフィーオウの流通が滞る。うまみはないはずだ。

 あ、乳首みっけ。

「やっ、ちくび、だめっ、くろぉ、だめぇ」

「くろーさん、話が進まないから、そこまでにして」

 怒られた。仕方ないからやめよう。

「うぅ……、くろぉ、ひでぇよぉ……」

 そんな甘えた声出して、なにが酷えだよ。

「あの、よろしいでしょうか」

「どうかした? シンシアさん」

 あ、もしかして、雑におっぱい揉んだの怒られる?

「騎士王国の狙いについて、商人の町の住人としての意見を」

「あ、ぜひ聞かせてほしい」

「はい。もしかすると騎士王国は、フィーオウとの取引ができる流通路が欲しいのではないでしょうか」

「それは、ずいぶんと平和的だけど、どうして?」

「騎士王国は豊かな国です。周辺を敵国に囲まれても独立自存できるほどに」

 そんな国なのか。アメリカみたいだな。

「ですが、一部は自国ではどうにもできないものもあるはずです。その場合、敵国の商人を経由する訳ですから、かなり高額になっていたのではないでしょうか」

 メルを見ると頷いている。

「そのような状況であれば、国としてフィーオウと直接取引ができるルートを欲するのは当然ではないかと思います。国境の森に道を通すというのは現実味がありませんが……」

 なるほど。筋は通ってる。

「メル、エルダ。どう思う?」

「フィーオウとの直接貿易を望んでいたのは事実。騎士王国になる前から、高官同士の接触はあった」

「あたしとメルも、4年前に来てるからな。ここ」

 まじか! それで昼に行った店を知ってたんだな、こいつら。

「いまも、フィーオウ関わってた奴は騎士王国に残ってるのか?」

「残ってる。主導してたのは現騎士王国国王」

 は?

「国王」

 2回も言わなくてもわかるよ! それもう確定じゃねえか!

 それだったら、メルとエルダの存在って、ものすごく微妙じゃないか?

「なんでお前ら、逃亡先に選んだんだよ、そんな微妙な繋がりがある場所をさ……」

「いや、近かったから?」

「正直、反省してる」

 こいつらは……。

 でも、実際、どうなんだろうな。

 騎士王国にどのくらいの野心があるかはわからないけど、流通ルートを確保しました、仲良くしましょう。で終わるだろうか。その先、何を狙ってくる?

「まぁ、とりあえずわかった。今の話は直通ルートの可能性と一緒に、リサに伝えてみる。ありがとう。3人とも」

「うん。お願い。くろーさん」

「やべえ時は、迷宮都市に逃げようぜ」
 
 それだとリサは連れて行けないだろなぁ。リサは手放したくないなぁ。シンシアさんとも会えなくなるし。

「クロウ様、その時は、私もお供させていただきますね」

「え!? それって、大丈夫なんですか?」

「はい。昨日、クロウ様と肌を重ねて、クロウ様を支えたい、もっと言えば甘やかしたいと強く思いました。それに、私もメロー様のように、クロウ様に堕とされたんです。許していただけますか?」

 甘やかしたいって! 俺も甘やかされたいよ!

「もちろん! シンシアさんが一緒にいてくれるなら嬉しいよ」

「あ、クロウ様……。ありがとうございます」

 ちょっと顔が赤いな。かわいいなシンシアさん。

「くろーさん、私たちとシンシアの扱いが違いすぎる。ずるい」

「そうだよ。ちょっと不公平じゃねえか?」

 それだけ、お前らに心を許してるってことだよ。プラスに考えとけよ。


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