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結局は裸になるしかありませんでした
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なんか、メルにもこんな質問されたよな。
けど、どうするか。
味方に取り込むことを考えれば正直に話すべきだろうけど…。
信じるかなぁ。
メルとエルダはあっさり信じたけど、あれは身体を見てたからだろうし。
「話をして深い知識と教養を備えていることはわかりました。着ている服も、珍しい作りですが見たことがないほど美しい生地を使っている。」
それ、シンシアさんも言ってた。
現代の技術ってすごいんだな。
そんなに目立つのか。
服、買わないといけないな。
「それなのに、地名や誰でも知っているようなことを知らない。ギルドから報告があった魔力の異常な動き。まだ一晩ですが不審な動きはないと報告を受けていますが…。」
あ、やっぱ監視がついてたのか。
「フィーオウの治安を預かるものとして、君の素性を知る必要があると判断しました。正直に話してくれますか?」
こんな場を設けてくれたあたり、かなり配慮してくれてるんだろうな。
話すしかないか…。
「わかった。ただ、とても信じられないような話だと思う。」
メローが頷く。
「俺はこの世界とはまったく別の世界。異世界から来たんだ。」
眉をひそめるが口は出してこない。
「この世界よりもずっと技術が発展した世界だ。綺麗な生地だと言ったこの服も…、えっと、まだ貨幣価値がよくわからないんだが、たぶん大銀貨1枚もしない。」
「なっ…!」
流石に驚いたのか声をあげる。
やっぱり服は高価なのか。
「…失礼。続けてください。」
「なぜこの世界に来たのかは分からない。気がつくと国境の森の中にいたんだ。そこでメル…。うん、メルとエルダと出会って、2人を助けてここに辿り着いた。」
反応を待つ。
腕を組み考えていたメローが口を開いた。
「確かに、それなら君の知識のちくはぐさにも説明がつきますね。それが真実なら…ですが。はっきり言ってあまりにも荒唐無稽です。」
正気を疑いますね、と笑顔で言い切られる。
ですよね。
俺だってそんな奴がいたら正気を疑うわ。
「そうだろうと思う。ただ、俺の世界の人間にはひとつ特徴があるんだ。」
「それは、どういった?」
「俺の世界の人間は女と、男。2種類に分かれてる。」
「おとこ?」
再びメローが眉をひそめる。
「俺はその男の方なんだ。男は女とは外見的な違いがいくつかある。」
「違いですか。」
「ああ、まず殆どの場合、女よりも身体が大きく筋肉質だ。」
メローが俺の身体をしげしげと眺める。
「確かに君ほどの逞しい体つきの人はそうはいませんね。でも、それは個人差と言えませんか?」
「そうだな。あとは身体の作りの違いから女よりも声が低い。」
「私も君の声を、低く響くすて…、珍しい声だとは感じていました。ですがそれも体つきと同じことでは?」
そう言われるとなぁ。
「胸、乳房が男には無い。」
「…私からは言いづらいですが、無いと言えるほどの人もいますね。」
腕を組んで強調された胸に目がいきそうになるのを堪える。
今は駄目だ。
しかし、やっぱりこっちの話をしないと駄目かぁ。
「終わりですか?」
心なしか視線に冷たさを感じる。
「いや、次で最後、と言うか決定打なんだが…。」
「聞きましょう。」
そう言って、足を組み座りなおす
言うしかないか。
「…女と男は、性器の形状がまったく違う。」
「せいき?」
「そう。性器。」
「あっ、せっ、性器ですか?」
あからさまに動揺するメロー。
ほんとにそういうの慣れてないんだな、この人。
「でもそれは…、確認しようが…。」
ああもう仕方ない。
見せて興奮するとか俺にはまだレベル高いんだけどなぁ。
靴と靴下を脱いで立ち上がる。
全裸靴下になるのは嫌だからな。
「あっ、クロウ君なにをっ?」
「見てもらった方が早い。正直、恥ずかしいけど…。」
ジャケット、Tシャツを脱いで上半身裸になる。
「あ…。」
メローは口元に手を当て、顔を真っ赤にしている。
が、視線は俺から動いてない。
いわばガン見。
「まず胸の話だ。男は乳房が膨らまないし乳首も大きくならない。実際に見れば形状の違いがわかるだろ。」
「ひゃい…。」
聞いているのかいないのか、わからない返事が返ってくる。
ベルト、ジーンズのホックを外してジッパーを降ろす。
躊躇したら脱げなくなる。
そのまま一気にパンツごとズボンを下ろす。
エッチの時だと恥ずかしくないんだけどなぁ。
「あっ、クロウ君、まっ…。」
メローのほうを向いて真っ直ぐに立つ。
顔は見れない。恥ずかしい。
もちろん、問題の部分は下を向いたままだ。
「あ…、ほんとにちがう…。」
そう呟いたメローが突然立ち上がる。
何事かと視線を上げると、なぜかワンピースを脱ぎ始めていた。
「ええっ!?待って、なんでそっちも脱ぐんだよ!」
「君だけを裸にしておく訳にはいかないでしょう!私も脱ぎます!」
そう言ってワンピースを脱ぎ捨てる。
下着に包まれた規格外の胸がブルンと揺れた。
「だからなんでそうなるんだよ!脱がなくていいだろ!」
「仕方ないとはいえ君に辱めを与えてるんです!私も脱ぐのが当然でしょう!」
意味わかんねえから!
と混乱しつつも、ギルドでナンパされたり、ちゃん付けで呼ばれたことを思い出す。
この状況って俺の世界で言うと、尋問してる女の子を追い詰めて裸に剥くのと同じなんじゃないだろうか。
俺が女の子のほうで。
「待って!脱がなくていい!着るから!服着るから!殺される!殺されるから!」
「黙りなさい!こんなことは私の矜持に関わります!」
「俺の命に関わるんだよ!」
けど、どうするか。
味方に取り込むことを考えれば正直に話すべきだろうけど…。
信じるかなぁ。
メルとエルダはあっさり信じたけど、あれは身体を見てたからだろうし。
「話をして深い知識と教養を備えていることはわかりました。着ている服も、珍しい作りですが見たことがないほど美しい生地を使っている。」
それ、シンシアさんも言ってた。
現代の技術ってすごいんだな。
そんなに目立つのか。
服、買わないといけないな。
「それなのに、地名や誰でも知っているようなことを知らない。ギルドから報告があった魔力の異常な動き。まだ一晩ですが不審な動きはないと報告を受けていますが…。」
あ、やっぱ監視がついてたのか。
「フィーオウの治安を預かるものとして、君の素性を知る必要があると判断しました。正直に話してくれますか?」
こんな場を設けてくれたあたり、かなり配慮してくれてるんだろうな。
話すしかないか…。
「わかった。ただ、とても信じられないような話だと思う。」
メローが頷く。
「俺はこの世界とはまったく別の世界。異世界から来たんだ。」
眉をひそめるが口は出してこない。
「この世界よりもずっと技術が発展した世界だ。綺麗な生地だと言ったこの服も…、えっと、まだ貨幣価値がよくわからないんだが、たぶん大銀貨1枚もしない。」
「なっ…!」
流石に驚いたのか声をあげる。
やっぱり服は高価なのか。
「…失礼。続けてください。」
「なぜこの世界に来たのかは分からない。気がつくと国境の森の中にいたんだ。そこでメル…。うん、メルとエルダと出会って、2人を助けてここに辿り着いた。」
反応を待つ。
腕を組み考えていたメローが口を開いた。
「確かに、それなら君の知識のちくはぐさにも説明がつきますね。それが真実なら…ですが。はっきり言ってあまりにも荒唐無稽です。」
正気を疑いますね、と笑顔で言い切られる。
ですよね。
俺だってそんな奴がいたら正気を疑うわ。
「そうだろうと思う。ただ、俺の世界の人間にはひとつ特徴があるんだ。」
「それは、どういった?」
「俺の世界の人間は女と、男。2種類に分かれてる。」
「おとこ?」
再びメローが眉をひそめる。
「俺はその男の方なんだ。男は女とは外見的な違いがいくつかある。」
「違いですか。」
「ああ、まず殆どの場合、女よりも身体が大きく筋肉質だ。」
メローが俺の身体をしげしげと眺める。
「確かに君ほどの逞しい体つきの人はそうはいませんね。でも、それは個人差と言えませんか?」
「そうだな。あとは身体の作りの違いから女よりも声が低い。」
「私も君の声を、低く響くすて…、珍しい声だとは感じていました。ですがそれも体つきと同じことでは?」
そう言われるとなぁ。
「胸、乳房が男には無い。」
「…私からは言いづらいですが、無いと言えるほどの人もいますね。」
腕を組んで強調された胸に目がいきそうになるのを堪える。
今は駄目だ。
しかし、やっぱりこっちの話をしないと駄目かぁ。
「終わりですか?」
心なしか視線に冷たさを感じる。
「いや、次で最後、と言うか決定打なんだが…。」
「聞きましょう。」
そう言って、足を組み座りなおす
言うしかないか。
「…女と男は、性器の形状がまったく違う。」
「せいき?」
「そう。性器。」
「あっ、せっ、性器ですか?」
あからさまに動揺するメロー。
ほんとにそういうの慣れてないんだな、この人。
「でもそれは…、確認しようが…。」
ああもう仕方ない。
見せて興奮するとか俺にはまだレベル高いんだけどなぁ。
靴と靴下を脱いで立ち上がる。
全裸靴下になるのは嫌だからな。
「あっ、クロウ君なにをっ?」
「見てもらった方が早い。正直、恥ずかしいけど…。」
ジャケット、Tシャツを脱いで上半身裸になる。
「あ…。」
メローは口元に手を当て、顔を真っ赤にしている。
が、視線は俺から動いてない。
いわばガン見。
「まず胸の話だ。男は乳房が膨らまないし乳首も大きくならない。実際に見れば形状の違いがわかるだろ。」
「ひゃい…。」
聞いているのかいないのか、わからない返事が返ってくる。
ベルト、ジーンズのホックを外してジッパーを降ろす。
躊躇したら脱げなくなる。
そのまま一気にパンツごとズボンを下ろす。
エッチの時だと恥ずかしくないんだけどなぁ。
「あっ、クロウ君、まっ…。」
メローのほうを向いて真っ直ぐに立つ。
顔は見れない。恥ずかしい。
もちろん、問題の部分は下を向いたままだ。
「あ…、ほんとにちがう…。」
そう呟いたメローが突然立ち上がる。
何事かと視線を上げると、なぜかワンピースを脱ぎ始めていた。
「ええっ!?待って、なんでそっちも脱ぐんだよ!」
「君だけを裸にしておく訳にはいかないでしょう!私も脱ぎます!」
そう言ってワンピースを脱ぎ捨てる。
下着に包まれた規格外の胸がブルンと揺れた。
「だからなんでそうなるんだよ!脱がなくていいだろ!」
「仕方ないとはいえ君に辱めを与えてるんです!私も脱ぐのが当然でしょう!」
意味わかんねえから!
と混乱しつつも、ギルドでナンパされたり、ちゃん付けで呼ばれたことを思い出す。
この状況って俺の世界で言うと、尋問してる女の子を追い詰めて裸に剥くのと同じなんじゃないだろうか。
俺が女の子のほうで。
「待って!脱がなくていい!着るから!服着るから!殺される!殺されるから!」
「黙りなさい!こんなことは私の矜持に関わります!」
「俺の命に関わるんだよ!」
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