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たぶん風俗にどハマりする系の人

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通された部屋は、俺もよく知っているビジネスホテルとはまったく違うものだった。
広い部屋にレンガ造りの壁、落ち着いた調度品。
3脚の木製の椅子にローテーブル。
3台のベッドには白い綺麗なシーツ。
なんか、いまの手持ちで一泊できたかも怪しい。
そんなことを考えていると、すぐに湯女らしき女性がやってきてメルとエルダは嬉しそうに浴場へと連行されていった。
いや、俺も連れていかれたんだけどさ。
なぜか2人と別の場所に。
6畳くらいのスペースに磨きあげられた石造りの床と壁。
中央には寝ころべるくらいの石台があって浴槽はない。
そのかわりに大きい洗面台のようなものにお湯が溜めてある。
とても浸かることができるサイズじゃないけど。
俺を連れてきた人は、しばらくお待ちくださいとさっさと出ていってしまい、1人取り残されてる状態だ。
なんだろう、ものすごく緊張する。
風俗で待ってる時ってこんな感じなんだろうか。
行ってみたかったな、風俗。
「お待たせいたしました。」
「はいっ!」
突然かけられた声に驚いて振り向く。
「あれ、さっきの…」
そこに立っていたのは受付の女教師だった。
「はい。シンシアと申します。お話しを伺った、私が担当するのが一番かと思いまして。…他のものが良かったでしょうか?」
「いや、そんなことは!…ない…です。」
だめだ、緊張しすぎて素が出る。
良かった、と微笑むシンシアさん。
心臓がバクバクする。
「クロウ様、緊張…されていますか?湯女を使われるのは初めてでしょうし…。」
「いや、実はこんな宿に泊まるのも使うのも初めてな…ん…です。」
いちど崩れ始めると、作っていた俺様キャラの崩壊が止まらない。
「左様でございましたか。堂々としておられたので気づきませんでした。」
「うまくできてたんですね。なんかそうしないといけない気がしてて…。あれ、やばいなこれ。」
崩れてしまえば、いままで見ないようにしてたものが噴き出してくる。
思わず座り込んでしまいそうなところで、ぎゅっと抱きしめられた。
「クロウ様。事情は分かりませんが、お辛かったのですね…。」
俺の頭を自分の首元に引き寄せ撫でてくれる。
「すこしでもクロウ様の心が軽くなるよう、勤めさせて頂きます。」
これ、泣きそう。
「…ありがとうございます。」
何度も優しく頭を撫でられ
「…かわいい…。」
「へっ?」
予想外の言葉に顔を上げる。
「ではクロウ様、服を…、いえ、私から着替えた方がいいでしょうね。」
さっきの言葉には触れずに話を進めるシンシアさん。
ボタンを外しシャツを脱いでいく。
スカートを下ろし、胸を包んでいた下着を脱ぐと白く大きな胸が零れる。
「クロウ様…、そんなに見られると恥ずかしいのですが…。
「あっ、すいません!」
慌てて後ろを向く。
と同時に、硬くなって痛み始めていたものの位置を調整する。
くすっとシンシアさんの笑い声と、衣擦れの音が聞こえる。
「クロウ様、お待たせしました。」
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