43 / 45
ロールキャベツな狼とツンデレな猫
4
しおりを挟む
「それじゃあ……もう少しだけ」
「うん……じゃあ、少しだけ」
肩を寄せ合い、指を絡めて手を繋いだ。
温かく大きな手に安心する。
(こうしてるだけでも幸せ……。余計に離れたくなくなっちゃう……)
チラリと横顔を見上げると、緒川支部長は何かを考えているようだった。
「さっきの話だけど……愛美が支社から異動した後にね……愛美には彼氏いるし、職場も別々になって会う事もなくなったし、俺もいい歳だしあきらめようって、その時は思ったんだ」
「うん……」
(私はその後もろくな人と付き合ってなかったな……)
「それから何人かと付き合ってみたけど……誰も本気で好きにはなれなかった。誰もホントの俺を見てくれなかったから疲れたし、仕事が忙しいと余計に会うのもしんどくなって、長続きした事ない」
「私ともいずれそうなる……?」
「ならないよ。愛美は……今、目の前にいる俺を見て好きって言ってくれたんだよね?」
愛美は『政弘さん』の手をギュッと握り、肩にもたれて頬をすり寄せた。
「大好きです」
「俺も愛美が好き。だからホントはもっと一緒にいたいよ」
『政弘さん』は、繋いだ手と反対の手で愛美の頭を撫でながら笑う。
「愛美って猫っぽい。俺は猫好きだから飼いたいんだけど……愛美は猫アレルギーなんだよね」
「見てる分にはかわいいんですけどね。くしゃみとか咳とか止まらなくなります」
「残念……。でもまぁ、愛美がいるからいいかな。猫みたいにゴロゴロ甘えてくれたら」
「じゃあ私も政弘さんを連れて散歩して、お利口にしてたらご褒美に頭撫でまわします」
愛美の言葉がよほど意外だったのか、『政弘さん』は不思議そうに首をかしげている。
その姿もまた犬っぽい。
愛美はそんな『政弘さん』を見ながら笑いをこらえた。
「散歩……?俺、頭撫でまわされるの……?」
「賃貸マンションだと大型犬はなかなか飼えないので」
「大型犬……?犬っぽいって言うのは性格の事じゃなくて、見た目の事?」
「両方ですね。時々、耳と尻尾が見えますよ」
「ふーん……。じゃあ、これでもかってくらいにじゃれつくよ」
「えっ?!」
『政弘さん』は、飛び付いてじゃれつく大型犬のように、愛美を床に押し倒して、いたずらっぽく笑った。
「舐め回すのはかわいそうだから、キスにしといてあげる」
無邪気な大型犬と化した『政弘さん』は、愛美の唇に触れるだけの短いキスをこれでもかと言うほど何度もくりかえして、舌先で愛美の唇をペロッと舐めた。
「これ以上すると犬が狼になっちゃうから、おしまい」
「意地悪……」
「じゃあ……明日は意地悪しないで愛美を思いっきり甘やかしてあげようかな。俺んち……来る?」
改めてそう言われると、照れくささと恥ずかしさが込み上げる。
今でもじゅうぶん甘いのに、思いっきり甘やかされたらどうなってしまうんだろう?
愛美は少し恥ずかしそうに頬を赤らめて、小さくうなずいた。
(さっきまで犬みたいだったのに……急に大人の男になるからドキドキしちゃうよ……)
『政弘さん』は愛美の手を取りゆっくりと引き起こして、もう一度軽く口付けた。
「じゃあ……ホントにそろそろ帰るよ。明日、11時に迎えに来る」
「待ってます」
愛美が微笑むと『政弘さん』は嬉しそうに笑った。
翌日。
11時に迎えに来た『政弘さん』に連れられ、近所のスーパーで一緒に買い物をした。
『今日は昼も夜も愛美の手料理が食べたいな』とお願いする『政弘さん』は、人懐っこい子犬のようでかわいいと愛美は思う。
お昼は『政弘さん』の希望でパスタを作る事にした。
キッチンで料理をしている愛美の後ろ姿を『政弘さん』は幸せそうに目を細めて見ている。
「いいにおい。早く食べたいな」
カウンターに肘をついて子どもみたいに声を掛ける『政弘さん』に、愛美は笑って振り返る。
「もうできますよ。お皿、取ってもらえます?」
『政弘さん』はいそいそと嬉しそうに食器棚から大きめのお皿を2枚取り出して、調理台の上に置いた。
愛美がお皿にパスタを盛り付けると、『政弘さん』は目を輝かせて『美味しそう』と呟く。
二人で向かい合って、愛美の作ったパスタを食べた。
「すごく美味しいよ」
「良かった」
美味しそうにパスタを頬張る『政弘さん』を見ていると、嬉しくて愛美も笑顔になる。
今まで、自分の作った料理をこんなに幸せそうに食べてくれた人はいただろうかと思いながら、愛美もパスタを口に運んだ。
(誰かのために料理を作るのが、こんなに幸せだって思ったのも初めてかも……)
昼食を終えて片付けを済ませた後、コーヒーを淹れてソファーの前のローテーブルの上にカップを置いた。
床の上に敷かれたラグに座り、コーヒーを飲みながら他愛ない話をしていると、ふと会話が途切れ、ほんの少しの沈黙が流れた。
『政弘さん』はソファーに座り、自分の隣をポンポンと叩く。
「愛美、おいで」
少しドキドキしながら、ゆっくりと隣に座ると、『政弘さん』は愛美の肩を抱き寄せて頭を撫でた。
愛美は『政弘さん』の肩にもたれて頬をすり寄せ、温もりと幸せを噛みしめる。
(心地よすぎて、帰りたくなくなっちゃいそう……)
「うん……じゃあ、少しだけ」
肩を寄せ合い、指を絡めて手を繋いだ。
温かく大きな手に安心する。
(こうしてるだけでも幸せ……。余計に離れたくなくなっちゃう……)
チラリと横顔を見上げると、緒川支部長は何かを考えているようだった。
「さっきの話だけど……愛美が支社から異動した後にね……愛美には彼氏いるし、職場も別々になって会う事もなくなったし、俺もいい歳だしあきらめようって、その時は思ったんだ」
「うん……」
(私はその後もろくな人と付き合ってなかったな……)
「それから何人かと付き合ってみたけど……誰も本気で好きにはなれなかった。誰もホントの俺を見てくれなかったから疲れたし、仕事が忙しいと余計に会うのもしんどくなって、長続きした事ない」
「私ともいずれそうなる……?」
「ならないよ。愛美は……今、目の前にいる俺を見て好きって言ってくれたんだよね?」
愛美は『政弘さん』の手をギュッと握り、肩にもたれて頬をすり寄せた。
「大好きです」
「俺も愛美が好き。だからホントはもっと一緒にいたいよ」
『政弘さん』は、繋いだ手と反対の手で愛美の頭を撫でながら笑う。
「愛美って猫っぽい。俺は猫好きだから飼いたいんだけど……愛美は猫アレルギーなんだよね」
「見てる分にはかわいいんですけどね。くしゃみとか咳とか止まらなくなります」
「残念……。でもまぁ、愛美がいるからいいかな。猫みたいにゴロゴロ甘えてくれたら」
「じゃあ私も政弘さんを連れて散歩して、お利口にしてたらご褒美に頭撫でまわします」
愛美の言葉がよほど意外だったのか、『政弘さん』は不思議そうに首をかしげている。
その姿もまた犬っぽい。
愛美はそんな『政弘さん』を見ながら笑いをこらえた。
「散歩……?俺、頭撫でまわされるの……?」
「賃貸マンションだと大型犬はなかなか飼えないので」
「大型犬……?犬っぽいって言うのは性格の事じゃなくて、見た目の事?」
「両方ですね。時々、耳と尻尾が見えますよ」
「ふーん……。じゃあ、これでもかってくらいにじゃれつくよ」
「えっ?!」
『政弘さん』は、飛び付いてじゃれつく大型犬のように、愛美を床に押し倒して、いたずらっぽく笑った。
「舐め回すのはかわいそうだから、キスにしといてあげる」
無邪気な大型犬と化した『政弘さん』は、愛美の唇に触れるだけの短いキスをこれでもかと言うほど何度もくりかえして、舌先で愛美の唇をペロッと舐めた。
「これ以上すると犬が狼になっちゃうから、おしまい」
「意地悪……」
「じゃあ……明日は意地悪しないで愛美を思いっきり甘やかしてあげようかな。俺んち……来る?」
改めてそう言われると、照れくささと恥ずかしさが込み上げる。
今でもじゅうぶん甘いのに、思いっきり甘やかされたらどうなってしまうんだろう?
愛美は少し恥ずかしそうに頬を赤らめて、小さくうなずいた。
(さっきまで犬みたいだったのに……急に大人の男になるからドキドキしちゃうよ……)
『政弘さん』は愛美の手を取りゆっくりと引き起こして、もう一度軽く口付けた。
「じゃあ……ホントにそろそろ帰るよ。明日、11時に迎えに来る」
「待ってます」
愛美が微笑むと『政弘さん』は嬉しそうに笑った。
翌日。
11時に迎えに来た『政弘さん』に連れられ、近所のスーパーで一緒に買い物をした。
『今日は昼も夜も愛美の手料理が食べたいな』とお願いする『政弘さん』は、人懐っこい子犬のようでかわいいと愛美は思う。
お昼は『政弘さん』の希望でパスタを作る事にした。
キッチンで料理をしている愛美の後ろ姿を『政弘さん』は幸せそうに目を細めて見ている。
「いいにおい。早く食べたいな」
カウンターに肘をついて子どもみたいに声を掛ける『政弘さん』に、愛美は笑って振り返る。
「もうできますよ。お皿、取ってもらえます?」
『政弘さん』はいそいそと嬉しそうに食器棚から大きめのお皿を2枚取り出して、調理台の上に置いた。
愛美がお皿にパスタを盛り付けると、『政弘さん』は目を輝かせて『美味しそう』と呟く。
二人で向かい合って、愛美の作ったパスタを食べた。
「すごく美味しいよ」
「良かった」
美味しそうにパスタを頬張る『政弘さん』を見ていると、嬉しくて愛美も笑顔になる。
今まで、自分の作った料理をこんなに幸せそうに食べてくれた人はいただろうかと思いながら、愛美もパスタを口に運んだ。
(誰かのために料理を作るのが、こんなに幸せだって思ったのも初めてかも……)
昼食を終えて片付けを済ませた後、コーヒーを淹れてソファーの前のローテーブルの上にカップを置いた。
床の上に敷かれたラグに座り、コーヒーを飲みながら他愛ない話をしていると、ふと会話が途切れ、ほんの少しの沈黙が流れた。
『政弘さん』はソファーに座り、自分の隣をポンポンと叩く。
「愛美、おいで」
少しドキドキしながら、ゆっくりと隣に座ると、『政弘さん』は愛美の肩を抱き寄せて頭を撫でた。
愛美は『政弘さん』の肩にもたれて頬をすり寄せ、温もりと幸せを噛みしめる。
(心地よすぎて、帰りたくなくなっちゃいそう……)
0
お気に入りに追加
170
あなたにおすすめの小説
オフィスにラブは落ちてねぇ!! 2
櫻井音衣
恋愛
会社は賃金を得るために
労働する場所であって、
異性との出会いや恋愛を求めて
来る場所ではない。
そこにあるのは
仕事としがらみと
お節介な優しい人たちとの
ちょっと面倒な人間関係だけだ。
『オフィスにはラブなんて落ちていない』
それが持論。
ある保険会社の支部内勤事務員で
社内では評判の
“明るく優しく仕事の速い内勤さん”
菅谷 愛美 、もうすぐ27歳、独身。
過去のつらい恋愛経験で心が荒み、
顔で笑っていつも心で毒を吐く。
好みのタイプは
真面目で優しくて性格の穏やかな
草食系眼鏡男子。
とにかく俺様男は大嫌い!!
……だったはず。
社内でも評判の長身イケメンエリートで
仏頂面で無茶な仕事を押し付ける
無愛想な俺様支部長
緒川 政弘、33歳、独身。
実は偽装俺様の彼は仕事を離れると
従順な人懐こい大型犬のように可愛く、
とびきり甘くて優しい愛美の恋人。
愛美と“政弘さん”が付き合い始めて4か月。
仕事で忙しい“政弘さん”に
無理をさせたくない愛美と
愛美にもっとわがままを言って
甘えて欲しい“政弘さん”は
お互いを気遣い遠慮して
言いたい事がなかなか言えない。
そんなある日、
二人の関係を揺るがす人物が現れて……。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
恋煩いの幸せレシピ ~社長と秘密の恋始めます~
神原オホカミ【書籍発売中】
恋愛
会社に内緒でダブルワークをしている芽生は、アルバイト先の居酒屋で自身が勤める会社の社長に遭遇。
一般社員の顔なんて覚えていないはずと思っていたのが間違いで、気が付けば、クビの代わりに週末に家政婦の仕事をすることに!?
美味しいご飯と家族と仕事と夢。
能天気色気無し女子が、横暴な俺様社長と繰り広げる、お料理恋愛ラブコメ。
※注意※ 2020年執筆作品
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆大変申し訳ありませんが不定期更新です。また、予告なく非公開にすることがあります。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆カクヨムさん/エブリスタさん/なろうさんでも掲載してます。
Sweet Healing~真摯な上司の、その唇に癒されて~
汐埼ゆたか
恋愛
絶え間なく溢れ出る涙は彼の唇に吸い取られ
慟哭だけが薄暗い部屋に沈んでいく。
その夜、彼女の絶望と悲しみをすくい取ったのは
仕事上でしか接点のない上司だった。
思っていることを口にするのが苦手
地味で大人しい司書
木ノ下 千紗子 (きのした ちさこ) (24)
×
真面目で優しい千紗子の上司
知的で容姿端麗な課長
雨宮 一彰 (あまみや かずあき) (29)
胸を締め付ける切ない想いを
抱えているのはいったいどちらなのか———
「叫んでも暴れてもいい、全部受け止めるから」
「君が笑っていられるなら、自分の気持ちなんてどうでもいい」
「その可愛い笑顔が戻るなら、俺は何でも出来そうだよ」
真摯でひたむきな愛が、傷付いた心を癒していく。
**********
►Attention
※他サイトからの転載(2018/11に書き上げたものです)
※表紙は「かんたん表紙メーカー2」様で作りました。
※※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる