55 / 61
想いを伝えて
5
しおりを挟む
「この服似合ってるしキレイだから、脱がせちゃうのもったいないけど……薫の体は多分もっとキレイだから、やっぱり脱がせちゃおう」
「そんな事言われると恥ずかしいよ……」
「じゃあ、もっと言おう」
「意地悪だね」
「好きな子には意地悪したくなるんだよ。恥ずかしがってる顔、かわいいから」
志信は薫の肌に口付けながら、ゆっくりと服を脱がせた。
黒い下着が見えると、薫がまた恥ずかしそうに目を伏せる。
「さすがに下着までは、かわいいの用意してなかったな……」
「黒も色っぽいよ?オレは好き。でも、結局外しちゃうしなぁ……」
志信の手が薫の下着を外し、薫の形のいい豊かな胸が露になった。
「ホラ……すっげぇキレイ」
「恥ずかしいから、そんなに見ないで」
薫が両手で胸を隠そうとすると、志信はその手を握ってベッドの上に押さえつけ、意地悪く笑った。
「ダメ。もっと見たい。薫の裸、ずっと見たかったから」
「やっぱりやらしい……」
「否定はしない」
「しないんだ……」
「誰の裸でもいいわけじゃないよ。薫の裸しか興味ない。薫が好きだから」
「だったらまぁ、いいかな……」
少し呆れたように、薫が笑う。
志信の手がそっと薫の肌に触れた。
初めて触れ合う薫の肌に、志信は何度も愛しそうにキスを落とす。
唇にキスをしながら、志信の手が柔らかな薫の胸を優しく包み込むように撫でた。
「柔らかいな」
「んっ……」
志信が愛しそうに薫の胸に顔をうずめ、唇と舌を這わせると、薫は小さな声を上げて肩を震わせた。
「そんな甘い声出すんだ。もっと聞きたい」
「もう……バカ……」
「聞かせてよ。もっと、オレの事感じて」
志信のとろけそうなキスと優しい愛撫に、薫は目を閉じて身を委ねる。
「あっ……んっ……志信……好き……」
腕の中で身悶えながら名前を呼ぶ薫の甘い声に、志信は身体中の血が熱くなるのを感じた。
シャツを脱ぎ捨てて薫の上に覆い被さり、優しく薫の耳たぶを噛みながら囁く。
「かわいいな、薫……。もう抑えんの無理……。激しくしちゃうけど……いい?」
「お手柔らかにお願いします……」
「無理。薫がかわいすぎるから」
「意地悪……」
「ホラ、またそういう顔する……」
志信は薫の身体中にキスをして舌を這わせた。
柔らかく波打つ胸に触れ、指先で薫の敏感な部分を探った。
薫は志信の激しい愛撫に湿った音を響かせて身をよじる。
「やっ……そんなにしたら……」
「どうなるの?教えて」
「……おかしくなりそう……」
「なってよ。おかしくなるくらい、オレの事感じて。もっともっと、薫の全部、オレでいっぱいにして」
激しく舌を絡めたキスをしながら、薫の中を探る志信の指の動きが一層激しくなると、薫は吐息混じりの甘い声を上げて身悶えた。
「好きだよ、薫……」
志信は甘い声でそう囁くと、薫の腰を引き寄せて、ゆっくりと薫の中に入り込んだ。
二人は心と身体の甘い疼きを、激しく求め合った。
お互いの感触を確かめ合うように触れ合って、愛しさを伝えるように抱き合う。
薫は身体の奥の深い部分を志信で満たして、傷付き冷えきっていた心を温かく包まれて、志信の腕の中で果てる幸せを噛みしめた。
愛し合った後、志信は薫を腕枕して髪を撫で、優しく口付けた。
「ずっと欲しかった、薫の事……。やっと……オレだけの薫だ……。オレ今、すっげぇ幸せ……」
「うん……。私も幸せ……」
二人は見つめ合って微笑み、どちらからともなく唇を重ねた。
「これからもっと、薫を幸せにしてあげる」
「じゃあ私も、志信を幸せにしてあげる」
「二人で幸せになろ」
「うん」
薫が嬉しそうにうなずくと、志信はイタズラっぽくニヤリと笑って薫の耳元に唇を寄せ、チュッと音を立ててキスをした。
「じゃあ……もう1回、する?」
「……バカ」
「そんな事言われると恥ずかしいよ……」
「じゃあ、もっと言おう」
「意地悪だね」
「好きな子には意地悪したくなるんだよ。恥ずかしがってる顔、かわいいから」
志信は薫の肌に口付けながら、ゆっくりと服を脱がせた。
黒い下着が見えると、薫がまた恥ずかしそうに目を伏せる。
「さすがに下着までは、かわいいの用意してなかったな……」
「黒も色っぽいよ?オレは好き。でも、結局外しちゃうしなぁ……」
志信の手が薫の下着を外し、薫の形のいい豊かな胸が露になった。
「ホラ……すっげぇキレイ」
「恥ずかしいから、そんなに見ないで」
薫が両手で胸を隠そうとすると、志信はその手を握ってベッドの上に押さえつけ、意地悪く笑った。
「ダメ。もっと見たい。薫の裸、ずっと見たかったから」
「やっぱりやらしい……」
「否定はしない」
「しないんだ……」
「誰の裸でもいいわけじゃないよ。薫の裸しか興味ない。薫が好きだから」
「だったらまぁ、いいかな……」
少し呆れたように、薫が笑う。
志信の手がそっと薫の肌に触れた。
初めて触れ合う薫の肌に、志信は何度も愛しそうにキスを落とす。
唇にキスをしながら、志信の手が柔らかな薫の胸を優しく包み込むように撫でた。
「柔らかいな」
「んっ……」
志信が愛しそうに薫の胸に顔をうずめ、唇と舌を這わせると、薫は小さな声を上げて肩を震わせた。
「そんな甘い声出すんだ。もっと聞きたい」
「もう……バカ……」
「聞かせてよ。もっと、オレの事感じて」
志信のとろけそうなキスと優しい愛撫に、薫は目を閉じて身を委ねる。
「あっ……んっ……志信……好き……」
腕の中で身悶えながら名前を呼ぶ薫の甘い声に、志信は身体中の血が熱くなるのを感じた。
シャツを脱ぎ捨てて薫の上に覆い被さり、優しく薫の耳たぶを噛みながら囁く。
「かわいいな、薫……。もう抑えんの無理……。激しくしちゃうけど……いい?」
「お手柔らかにお願いします……」
「無理。薫がかわいすぎるから」
「意地悪……」
「ホラ、またそういう顔する……」
志信は薫の身体中にキスをして舌を這わせた。
柔らかく波打つ胸に触れ、指先で薫の敏感な部分を探った。
薫は志信の激しい愛撫に湿った音を響かせて身をよじる。
「やっ……そんなにしたら……」
「どうなるの?教えて」
「……おかしくなりそう……」
「なってよ。おかしくなるくらい、オレの事感じて。もっともっと、薫の全部、オレでいっぱいにして」
激しく舌を絡めたキスをしながら、薫の中を探る志信の指の動きが一層激しくなると、薫は吐息混じりの甘い声を上げて身悶えた。
「好きだよ、薫……」
志信は甘い声でそう囁くと、薫の腰を引き寄せて、ゆっくりと薫の中に入り込んだ。
二人は心と身体の甘い疼きを、激しく求め合った。
お互いの感触を確かめ合うように触れ合って、愛しさを伝えるように抱き合う。
薫は身体の奥の深い部分を志信で満たして、傷付き冷えきっていた心を温かく包まれて、志信の腕の中で果てる幸せを噛みしめた。
愛し合った後、志信は薫を腕枕して髪を撫で、優しく口付けた。
「ずっと欲しかった、薫の事……。やっと……オレだけの薫だ……。オレ今、すっげぇ幸せ……」
「うん……。私も幸せ……」
二人は見つめ合って微笑み、どちらからともなく唇を重ねた。
「これからもっと、薫を幸せにしてあげる」
「じゃあ私も、志信を幸せにしてあげる」
「二人で幸せになろ」
「うん」
薫が嬉しそうにうなずくと、志信はイタズラっぽくニヤリと笑って薫の耳元に唇を寄せ、チュッと音を立ててキスをした。
「じゃあ……もう1回、する?」
「……バカ」
3
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
【完結】もう一度やり直したいんです〜すれ違い契約夫婦は異国で再スタートする〜
四片霞彩
恋愛
「貴女の残りの命を私に下さい。貴女の命を有益に使います」
度重なる上司からのパワーハラスメントに耐え切れなくなった日向小春(ひなたこはる)が橋の上から身投げしようとした時、止めてくれたのは弁護士の若佐楓(わかさかえで)だった。
事情を知った楓に会社を訴えるように勧められるが、裁判費用が無い事を理由に小春は裁判を断り、再び身を投げようとする。
しかし追いかけてきた楓に再度止められると、裁判を無償で引き受ける条件として、契約結婚を提案されたのだった。
楓は所属している事務所の所長から、孫娘との結婚を勧められて困っており、 それを断る為にも、一時的に結婚してくれる相手が必要であった。
その代わり、もし小春が相手役を引き受けてくれるなら、裁判に必要な費用を貰わずに、無償で引き受けるとも。
ただ死ぬくらいなら、最後くらい、誰かの役に立ってから死のうと考えた小春は、楓と契約結婚をする事になったのだった。
その後、楓の結婚は回避するが、小春が会社を訴えた裁判は敗訴し、退職を余儀なくされた。
敗訴した事をきっかけに、裁判を引き受けてくれた楓との仲がすれ違うようになり、やがて国際弁護士になる為、楓は一人でニューヨークに旅立ったのだった。
それから、3年が経ったある日。
日本にいた小春の元に、突然楓から離婚届が送られてくる。
「私は若佐先生の事を何も知らない」
このまま離婚していいのか悩んだ小春は、荷物をまとめると、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
目的を果たした後も、契約結婚を解消しなかった楓の真意を知る為にもーー。
❄︎
※他サイトにも掲載しています。

手を伸ばした先にいるのは誰ですか~愛しくて切なくて…憎らしいほど愛してる~【完結】
まぁ
恋愛
ワイン、ホテルの企画業務など大人の仕事、そして大人に切り離せない恋愛と…
「Ninagawa Queen's Hotel」
若きホテル王 蜷川朱鷺
妹 蜷川美鳥
人気美容家 佐井友理奈
「オークワイナリー」
国内ワイナリー最大手創業者一族 柏木龍之介
血縁関係のない兄妹と、その周辺の何角関係…?
華やかな人々が繰り広げる、フィクションです。
あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
けいこ
恋愛
カフェも併設されたオシャレなパン屋で働く私は、大好きなパンに囲まれて幸せな日々を送っていた。
ただ…
トラウマを抱え、恋愛が上手く出来ない私。
誰かを好きになりたいのに傷つくのが怖いって言う恋愛こじらせ女子。
いや…もう女子と言える年齢ではない。
キラキラドキドキした恋愛はしたい…
結婚もしなきゃいけないと…思ってはいる25歳。
最近、パン屋に来てくれるようになったスーツ姿のイケメン過ぎる男性。
彼が百貨店などを幅広く経営する榊グループの社長で御曹司とわかり、店のみんなが騒ぎ出して…
そんな人が、
『「杏」のパンを、時々会社に配達してもらいたい』
だなんて、私を指名してくれて…
そして…
スーパーで買ったイチゴを落としてしまったバカな私を、必死に走って追いかけ、届けてくれた20歳の可愛い系イケメン君には、
『今度、一緒にテーマパーク行って下さい。この…メロンパンと塩パンとカフェオレのお礼したいから』
って、誘われた…
いったい私に何が起こっているの?
パン屋に出入りする同年齢の爽やかイケメン、パン屋の明るい美人店長、バイトの可愛い女の子…
たくさんの個性溢れる人々に関わる中で、私の平凡過ぎる毎日が変わっていくのがわかる。
誰かを思いっきり好きになって…
甘えてみても…いいですか?
※after story別作品で公開中(同じタイトル)
憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
けいこ
恋愛
15歳のまだ子どもだった私を励まし続けてくれた家庭教師の「千隼先生」。
私は密かに先生に「憧れ」ていた。
でもこれは、恋心じゃなくただの「憧れ」。
そう思って生きてきたのに、10年の月日が過ぎ去って25歳になった私は、再び「千隼先生」に出会ってしまった。
久しぶりに会った先生は、男性なのにとんでもなく美しい顔立ちで、ありえない程の大人の魅力と色気をまとってた。
まるで人気モデルのような文句のつけようもないスタイルで、その姿は周りを魅了して止まない。
しかも、高級ホテルなどを世界展開する日本有数の大企業「晴月グループ」の御曹司だったなんて…
ウエディングプランナーとして働く私と、一緒に仕事をしている仲間達との関係、そして、家族の絆…
様々な人間関係の中で進んでいく新しい展開は、毎日何が起こってるのかわからないくらい目まぐるしくて。
『僕達の再会は…本当の奇跡だ。里桜ちゃんとの出会いを僕は大切にしたいと思ってる』
「憧れ」のままの存在だったはずの先生との再会。
気づけば「千隼先生」に偽装恋愛の相手を頼まれて…
ねえ、この出会いに何か意味はあるの?
本当に…「奇跡」なの?
それとも…
晴月グループ
LUNA BLUホテル東京ベイ 経営企画部長
晴月 千隼(はづき ちはや) 30歳
×
LUNA BLUホテル東京ベイ
ウエディングプランナー
優木 里桜(ゆうき りお) 25歳
うららかな春の到来と共に、今、2人の止まった時間がキラキラと鮮やかに動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる