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想いを伝えて
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「この服似合ってるしキレイだから、脱がせちゃうのもったいないけど……薫の体は多分もっとキレイだから、やっぱり脱がせちゃおう」
「そんな事言われると恥ずかしいよ……」
「じゃあ、もっと言おう」
「意地悪だね」
「好きな子には意地悪したくなるんだよ。恥ずかしがってる顔、かわいいから」
志信は薫の肌に口付けながら、ゆっくりと服を脱がせた。
黒い下着が見えると、薫がまた恥ずかしそうに目を伏せる。
「さすがに下着までは、かわいいの用意してなかったな……」
「黒も色っぽいよ?オレは好き。でも、結局外しちゃうしなぁ……」
志信の手が薫の下着を外し、薫の形のいい豊かな胸が露になった。
「ホラ……すっげぇキレイ」
「恥ずかしいから、そんなに見ないで」
薫が両手で胸を隠そうとすると、志信はその手を握ってベッドの上に押さえつけ、意地悪く笑った。
「ダメ。もっと見たい。薫の裸、ずっと見たかったから」
「やっぱりやらしい……」
「否定はしない」
「しないんだ……」
「誰の裸でもいいわけじゃないよ。薫の裸しか興味ない。薫が好きだから」
「だったらまぁ、いいかな……」
少し呆れたように、薫が笑う。
志信の手がそっと薫の肌に触れた。
初めて触れ合う薫の肌に、志信は何度も愛しそうにキスを落とす。
唇にキスをしながら、志信の手が柔らかな薫の胸を優しく包み込むように撫でた。
「柔らかいな」
「んっ……」
志信が愛しそうに薫の胸に顔をうずめ、唇と舌を這わせると、薫は小さな声を上げて肩を震わせた。
「そんな甘い声出すんだ。もっと聞きたい」
「もう……バカ……」
「聞かせてよ。もっと、オレの事感じて」
志信のとろけそうなキスと優しい愛撫に、薫は目を閉じて身を委ねる。
「あっ……んっ……志信……好き……」
腕の中で身悶えながら名前を呼ぶ薫の甘い声に、志信は身体中の血が熱くなるのを感じた。
シャツを脱ぎ捨てて薫の上に覆い被さり、優しく薫の耳たぶを噛みながら囁く。
「かわいいな、薫……。もう抑えんの無理……。激しくしちゃうけど……いい?」
「お手柔らかにお願いします……」
「無理。薫がかわいすぎるから」
「意地悪……」
「ホラ、またそういう顔する……」
志信は薫の身体中にキスをして舌を這わせた。
柔らかく波打つ胸に触れ、指先で薫の敏感な部分を探った。
薫は志信の激しい愛撫に湿った音を響かせて身をよじる。
「やっ……そんなにしたら……」
「どうなるの?教えて」
「……おかしくなりそう……」
「なってよ。おかしくなるくらい、オレの事感じて。もっともっと、薫の全部、オレでいっぱいにして」
激しく舌を絡めたキスをしながら、薫の中を探る志信の指の動きが一層激しくなると、薫は吐息混じりの甘い声を上げて身悶えた。
「好きだよ、薫……」
志信は甘い声でそう囁くと、薫の腰を引き寄せて、ゆっくりと薫の中に入り込んだ。
二人は心と身体の甘い疼きを、激しく求め合った。
お互いの感触を確かめ合うように触れ合って、愛しさを伝えるように抱き合う。
薫は身体の奥の深い部分を志信で満たして、傷付き冷えきっていた心を温かく包まれて、志信の腕の中で果てる幸せを噛みしめた。
愛し合った後、志信は薫を腕枕して髪を撫で、優しく口付けた。
「ずっと欲しかった、薫の事……。やっと……オレだけの薫だ……。オレ今、すっげぇ幸せ……」
「うん……。私も幸せ……」
二人は見つめ合って微笑み、どちらからともなく唇を重ねた。
「これからもっと、薫を幸せにしてあげる」
「じゃあ私も、志信を幸せにしてあげる」
「二人で幸せになろ」
「うん」
薫が嬉しそうにうなずくと、志信はイタズラっぽくニヤリと笑って薫の耳元に唇を寄せ、チュッと音を立ててキスをした。
「じゃあ……もう1回、する?」
「……バカ」
「そんな事言われると恥ずかしいよ……」
「じゃあ、もっと言おう」
「意地悪だね」
「好きな子には意地悪したくなるんだよ。恥ずかしがってる顔、かわいいから」
志信は薫の肌に口付けながら、ゆっくりと服を脱がせた。
黒い下着が見えると、薫がまた恥ずかしそうに目を伏せる。
「さすがに下着までは、かわいいの用意してなかったな……」
「黒も色っぽいよ?オレは好き。でも、結局外しちゃうしなぁ……」
志信の手が薫の下着を外し、薫の形のいい豊かな胸が露になった。
「ホラ……すっげぇキレイ」
「恥ずかしいから、そんなに見ないで」
薫が両手で胸を隠そうとすると、志信はその手を握ってベッドの上に押さえつけ、意地悪く笑った。
「ダメ。もっと見たい。薫の裸、ずっと見たかったから」
「やっぱりやらしい……」
「否定はしない」
「しないんだ……」
「誰の裸でもいいわけじゃないよ。薫の裸しか興味ない。薫が好きだから」
「だったらまぁ、いいかな……」
少し呆れたように、薫が笑う。
志信の手がそっと薫の肌に触れた。
初めて触れ合う薫の肌に、志信は何度も愛しそうにキスを落とす。
唇にキスをしながら、志信の手が柔らかな薫の胸を優しく包み込むように撫でた。
「柔らかいな」
「んっ……」
志信が愛しそうに薫の胸に顔をうずめ、唇と舌を這わせると、薫は小さな声を上げて肩を震わせた。
「そんな甘い声出すんだ。もっと聞きたい」
「もう……バカ……」
「聞かせてよ。もっと、オレの事感じて」
志信のとろけそうなキスと優しい愛撫に、薫は目を閉じて身を委ねる。
「あっ……んっ……志信……好き……」
腕の中で身悶えながら名前を呼ぶ薫の甘い声に、志信は身体中の血が熱くなるのを感じた。
シャツを脱ぎ捨てて薫の上に覆い被さり、優しく薫の耳たぶを噛みながら囁く。
「かわいいな、薫……。もう抑えんの無理……。激しくしちゃうけど……いい?」
「お手柔らかにお願いします……」
「無理。薫がかわいすぎるから」
「意地悪……」
「ホラ、またそういう顔する……」
志信は薫の身体中にキスをして舌を這わせた。
柔らかく波打つ胸に触れ、指先で薫の敏感な部分を探った。
薫は志信の激しい愛撫に湿った音を響かせて身をよじる。
「やっ……そんなにしたら……」
「どうなるの?教えて」
「……おかしくなりそう……」
「なってよ。おかしくなるくらい、オレの事感じて。もっともっと、薫の全部、オレでいっぱいにして」
激しく舌を絡めたキスをしながら、薫の中を探る志信の指の動きが一層激しくなると、薫は吐息混じりの甘い声を上げて身悶えた。
「好きだよ、薫……」
志信は甘い声でそう囁くと、薫の腰を引き寄せて、ゆっくりと薫の中に入り込んだ。
二人は心と身体の甘い疼きを、激しく求め合った。
お互いの感触を確かめ合うように触れ合って、愛しさを伝えるように抱き合う。
薫は身体の奥の深い部分を志信で満たして、傷付き冷えきっていた心を温かく包まれて、志信の腕の中で果てる幸せを噛みしめた。
愛し合った後、志信は薫を腕枕して髪を撫で、優しく口付けた。
「ずっと欲しかった、薫の事……。やっと……オレだけの薫だ……。オレ今、すっげぇ幸せ……」
「うん……。私も幸せ……」
二人は見つめ合って微笑み、どちらからともなく唇を重ねた。
「これからもっと、薫を幸せにしてあげる」
「じゃあ私も、志信を幸せにしてあげる」
「二人で幸せになろ」
「うん」
薫が嬉しそうにうなずくと、志信はイタズラっぽくニヤリと笑って薫の耳元に唇を寄せ、チュッと音を立ててキスをした。
「じゃあ……もう1回、する?」
「……バカ」
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