221 / 229
外伝 探偵は踊る
しおりを挟む
「あ~、たいくつだぁ~~」
そういって、レイラが手に持ったトランプを空中に放り投げた。面白いゲームも、数をこなせば次第に飽きてくるのは必然である。特にレイラは頭脳戦がめっぽう弱いので、負けが続くことも多かった。
「レイラは馬鹿だから、仕方がないですね」
テレサが床に散らばったトランプを掻き集める。
「おっちゃん、他に面白いゲームは無いのかよ!」
と、俺に無茶振りしてくる。
「そうだな……そういえばルリは友人に、トランプを作ってあげているんだろ」
「うん」
彼女がコクリと頷く。
「まだ、何も絵を描いていない、カードの予備はあるか?」
「結構持ってる……」
そこで俺はルリと一緒に、あるカードゲームを作ることにした。
カードそれぞれに、【犯人】【第一発見者】【憲兵】【憲兵の犬】【市民】【愚者】【うわさ】【情報】【アリバイ】【取引】この十種類のカードを文字と絵で完成させた。
簡単にルールを説明するぞ。ゲームは「ババ抜き」をイメージしてくれ。
【情報】カードは、全員が、手持ちのカードを左隣のプレイヤーに手渡す。
【うわさ】カードは。全員が、右隣のプレイヤーから、カードを一枚引き抜く。
【取引】カードは、誰か1人とカードを1枚交換する
【市民】カードは、場にカードを捨てるだけで、なにもおこらない。
このカードゲームは【犯人】カードを持っている人を当てるのが目的だ。犯人を指名出来るのが、【憲兵】カードと憲兵の犬】カードの二枚だ。
【憲兵】カードは、【犯人】カードを持っている、プレイヤー言い当てる役目を負う。
【憲兵の犬】カードは、犯人と思われるプレイヤーを指名し、そのプレイヤーの持っている手持ちカードの中から一枚引いて、【犯人】カードであれば、犯人は逮捕できる。違うカードなら、そのままゲームは続行される。
【アリバイ】カードは、犯人と言い当てられたとき、このカードを持っていれば。犯人ではないですと嘘がつける。【犯人】カードをもっているなら、この 【アリバイ】カードがあれば防げる、重要な使い道のあるカードだな。
簡単なカードの説明はしたので、とりあえずゲームを始めようか。
俺はそう言って、全員にカードを配り始めた。
「まずカードの中に【第一発見者】がある人は、それを場に出してくれ」
「今回は自分だったので、このカードを場に出すぞ」
自分が【第一発見者】カードを場に出した。
「このカードを出した人は、事件を決めることが出来る」
『テレサがベッドで、裸の姿で刺されて殺されていました!』
俺が宣言すると、場に笑いがどっと起こる
「なんで私が、全裸で殺されているんだ……」
「まあ、この【第一発見者】が自由に被害者や事件を、設定するのが結構面白いのよ。ではゲームを時計回りに進めるぞ」
俺を起点に、手持ちのカードを場に捨てる。
テレサが【情報】カードを場に出す。手持ちの札の中から、必要のないカードを、左手の相手に手渡した。
「ひい!……」
レイラが分かりやすい、反応をする。
【犯人】のカードを受け取ったのがバレバレである。一巡目を過ぎるまで、【憲兵】は犯人を言い当ててはいけない。二巡目で犯人を推測し、【憲兵】カードで犯人を捕まえることが出来る。
「貴方がテレサを、殺したんですね!」
俺が【憲兵】カードを場に出して、レイラを指名した。
「ぐぬぬ……私がテレサを殺しました」
レイラは殺人の罪を認めて、ゲームが終わる。
「今回は、レイラがあまりにも分かりやすい反応を示したから、すぐにばれちまったな。トランプのババ抜きの要領で【犯人】カードを擦り付け合い、ゲームを進行する遊びだ」
カードに指示(使い方)が書かれているので、数回ほどゲームを進行すると、皆がルールを簡単に覚える。
「【犯人】カードを最後の一枚で出した場合、犯人の勝利になるんですよね」
テレサがそう言って、【犯人】カードを場に出した。
「おっちゃんが、オレを犯人だと邪推して、【憲兵】カードを無駄遣いするから負けたんだ!」
レイラは俺の頭を、ポカポカと殴る。
「面目ない……。レイラの態度があまりにも怪しく感じちまったんで……まさか【犯人】カードが移動しているとは、思わなかったぞ」
カードによっては、自分の意志でいらない手札が渡せるので、【犯人】カードの移動も案外早い。酒が入って遊んでいるので、『パンツを盗んだ犯人は誰だ!?』『トイレに×××を残した事件を解決するぞ!』など、下ネタ事件ばかり増えていく……。
「路上で裸姿を見せ付けた、露出狂はお前だな!!」
レイラが【憲兵の犬】カードを場に出し、テレサの持ち札から一枚のカードを引き抜いた。レイラが手にしたカードは【犯人】だった! 彼女は引き抜かれたトランプを持ったまま、呆然とする。
「信じられん……! なぜこのカードが引き当てられるんだ……。今の流れだと、おっちゃんが【犯人】カードを持っていると考える方が自然だ」
「うーん、感だな! テレサは露出狂の臭いがするし」
レイラはニヤニヤ顔で、テレサを見下した。
「ぐぬぬ……」
テレサは顔を真っ赤にしながら、肩をブルブルと震わせる。
「レイラに【憲兵の犬】を持たせたら神懸かりだ。もう何回犯人を検挙したか分からなくなっちまったな。まさに犬と呼ぶに相応しい」
「にゃ、にゃんだと!?」
「それは猫」
ルリがさらっと、レイラに突っ込んだ。
そんな感じで、深夜まで『憲兵は踊る』というゲームが続く。
「おしゃけが、ねーじょ」
テレサが空瓶を、俺の頭にコツッと当ててくる。
「仕方がないから、取ってきてやるか」
俺は重い腰を上げ、台所に向かう。暗がりの中、酒を収納している棚を見上げて愕然とする。
「買い溜めしていた、酒がほとんど無くなっている!!」
俺は血相を変え、残りの酒瓶を持って居間に戻る。そうして容疑者を睨みつけ――
「「「犯人はお前だ~~~~~~~~~~~」」」
×××を除いた三人の指が、一斉に【犯人】を指差す。
我が家に隠れ住んでいた盗賊は、いとも簡単に検挙される事になった……。
※ 「犯人は踊る」というボードゲームが元ネタです。異世界では【探偵】→【憲兵】カードに置き換えております。ちびっこ名探偵のセリフや、死んだじじいの名誉を恥ずかし気もなく宣言出来ます。子供から大人までが幅広く楽しめる、ボードゲームの企業案件を受けて、書いた物語でしたwww。
そういって、レイラが手に持ったトランプを空中に放り投げた。面白いゲームも、数をこなせば次第に飽きてくるのは必然である。特にレイラは頭脳戦がめっぽう弱いので、負けが続くことも多かった。
「レイラは馬鹿だから、仕方がないですね」
テレサが床に散らばったトランプを掻き集める。
「おっちゃん、他に面白いゲームは無いのかよ!」
と、俺に無茶振りしてくる。
「そうだな……そういえばルリは友人に、トランプを作ってあげているんだろ」
「うん」
彼女がコクリと頷く。
「まだ、何も絵を描いていない、カードの予備はあるか?」
「結構持ってる……」
そこで俺はルリと一緒に、あるカードゲームを作ることにした。
カードそれぞれに、【犯人】【第一発見者】【憲兵】【憲兵の犬】【市民】【愚者】【うわさ】【情報】【アリバイ】【取引】この十種類のカードを文字と絵で完成させた。
簡単にルールを説明するぞ。ゲームは「ババ抜き」をイメージしてくれ。
【情報】カードは、全員が、手持ちのカードを左隣のプレイヤーに手渡す。
【うわさ】カードは。全員が、右隣のプレイヤーから、カードを一枚引き抜く。
【取引】カードは、誰か1人とカードを1枚交換する
【市民】カードは、場にカードを捨てるだけで、なにもおこらない。
このカードゲームは【犯人】カードを持っている人を当てるのが目的だ。犯人を指名出来るのが、【憲兵】カードと憲兵の犬】カードの二枚だ。
【憲兵】カードは、【犯人】カードを持っている、プレイヤー言い当てる役目を負う。
【憲兵の犬】カードは、犯人と思われるプレイヤーを指名し、そのプレイヤーの持っている手持ちカードの中から一枚引いて、【犯人】カードであれば、犯人は逮捕できる。違うカードなら、そのままゲームは続行される。
【アリバイ】カードは、犯人と言い当てられたとき、このカードを持っていれば。犯人ではないですと嘘がつける。【犯人】カードをもっているなら、この 【アリバイ】カードがあれば防げる、重要な使い道のあるカードだな。
簡単なカードの説明はしたので、とりあえずゲームを始めようか。
俺はそう言って、全員にカードを配り始めた。
「まずカードの中に【第一発見者】がある人は、それを場に出してくれ」
「今回は自分だったので、このカードを場に出すぞ」
自分が【第一発見者】カードを場に出した。
「このカードを出した人は、事件を決めることが出来る」
『テレサがベッドで、裸の姿で刺されて殺されていました!』
俺が宣言すると、場に笑いがどっと起こる
「なんで私が、全裸で殺されているんだ……」
「まあ、この【第一発見者】が自由に被害者や事件を、設定するのが結構面白いのよ。ではゲームを時計回りに進めるぞ」
俺を起点に、手持ちのカードを場に捨てる。
テレサが【情報】カードを場に出す。手持ちの札の中から、必要のないカードを、左手の相手に手渡した。
「ひい!……」
レイラが分かりやすい、反応をする。
【犯人】のカードを受け取ったのがバレバレである。一巡目を過ぎるまで、【憲兵】は犯人を言い当ててはいけない。二巡目で犯人を推測し、【憲兵】カードで犯人を捕まえることが出来る。
「貴方がテレサを、殺したんですね!」
俺が【憲兵】カードを場に出して、レイラを指名した。
「ぐぬぬ……私がテレサを殺しました」
レイラは殺人の罪を認めて、ゲームが終わる。
「今回は、レイラがあまりにも分かりやすい反応を示したから、すぐにばれちまったな。トランプのババ抜きの要領で【犯人】カードを擦り付け合い、ゲームを進行する遊びだ」
カードに指示(使い方)が書かれているので、数回ほどゲームを進行すると、皆がルールを簡単に覚える。
「【犯人】カードを最後の一枚で出した場合、犯人の勝利になるんですよね」
テレサがそう言って、【犯人】カードを場に出した。
「おっちゃんが、オレを犯人だと邪推して、【憲兵】カードを無駄遣いするから負けたんだ!」
レイラは俺の頭を、ポカポカと殴る。
「面目ない……。レイラの態度があまりにも怪しく感じちまったんで……まさか【犯人】カードが移動しているとは、思わなかったぞ」
カードによっては、自分の意志でいらない手札が渡せるので、【犯人】カードの移動も案外早い。酒が入って遊んでいるので、『パンツを盗んだ犯人は誰だ!?』『トイレに×××を残した事件を解決するぞ!』など、下ネタ事件ばかり増えていく……。
「路上で裸姿を見せ付けた、露出狂はお前だな!!」
レイラが【憲兵の犬】カードを場に出し、テレサの持ち札から一枚のカードを引き抜いた。レイラが手にしたカードは【犯人】だった! 彼女は引き抜かれたトランプを持ったまま、呆然とする。
「信じられん……! なぜこのカードが引き当てられるんだ……。今の流れだと、おっちゃんが【犯人】カードを持っていると考える方が自然だ」
「うーん、感だな! テレサは露出狂の臭いがするし」
レイラはニヤニヤ顔で、テレサを見下した。
「ぐぬぬ……」
テレサは顔を真っ赤にしながら、肩をブルブルと震わせる。
「レイラに【憲兵の犬】を持たせたら神懸かりだ。もう何回犯人を検挙したか分からなくなっちまったな。まさに犬と呼ぶに相応しい」
「にゃ、にゃんだと!?」
「それは猫」
ルリがさらっと、レイラに突っ込んだ。
そんな感じで、深夜まで『憲兵は踊る』というゲームが続く。
「おしゃけが、ねーじょ」
テレサが空瓶を、俺の頭にコツッと当ててくる。
「仕方がないから、取ってきてやるか」
俺は重い腰を上げ、台所に向かう。暗がりの中、酒を収納している棚を見上げて愕然とする。
「買い溜めしていた、酒がほとんど無くなっている!!」
俺は血相を変え、残りの酒瓶を持って居間に戻る。そうして容疑者を睨みつけ――
「「「犯人はお前だ~~~~~~~~~~~」」」
×××を除いた三人の指が、一斉に【犯人】を指差す。
我が家に隠れ住んでいた盗賊は、いとも簡単に検挙される事になった……。
※ 「犯人は踊る」というボードゲームが元ネタです。異世界では【探偵】→【憲兵】カードに置き換えております。ちびっこ名探偵のセリフや、死んだじじいの名誉を恥ずかし気もなく宣言出来ます。子供から大人までが幅広く楽しめる、ボードゲームの企業案件を受けて、書いた物語でしたwww。
0
お気に入りに追加
243
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
補助魔法しか使えない魔法使い、自らに補助魔法をかけて物理で戦い抜く
burazu
ファンタジー
冒険者に憧れる魔法使いのニラダは補助魔法しか使えず、どこのパーティーからも加入を断られていた、しかたなくソロ活動をしている中、モンスターとの戦いで自らに補助魔法をかける事でとんでもない力を発揮する。
最低限の身の守りの為に鍛えていた肉体が補助魔法によりとんでもなくなることを知ったニラダは剣、槍、弓を身につけ戦いの幅を広げる事を試みる。
更に攻撃魔法しか使えない天然魔法少女や、治癒魔法しか使えないヒーラー、更には対盗賊専門の盗賊と力を合わせてパーティーを組んでいき、前衛を一手に引き受ける。
「みんなは俺が守る、俺のこの力でこのパーティーを誰もが認める最強パーティーにしてみせる」
様々なクエストを乗り越え、彼らに待ち受けているものとは?
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも公開しています。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界エステ〜チートスキル『エステ』で美少女たちをマッサージしていたら、いつの間にか裏社会をも支配する異世界の帝王になっていた件〜
福寿草真
ファンタジー
【Sランク冒険者を、お姫様を、オイルマッサージでトロトロにして成り上がり!?】
何の取り柄もないごく普通のアラサー、安間想介はある日唐突に異世界転移をしてしまう。
魔物や魔法が存在するありふれたファンタジー世界で想介が神様からもらったチートスキルは最強の戦闘系スキル……ではなく、『エステ』スキルという前代未聞の力で!?
これはごく普通の男がエステ店を開き、オイルマッサージで沢山の異世界女性をトロトロにしながら、瞬く間に成り上がっていく物語。
スキル『エステ』は成長すると、マッサージを行うだけで体力回復、病気の治療、バフが発生するなど様々な効果が出てくるチートスキルです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる