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第百四十九話 雛鳥たちの女子会
しおりを挟む「「「乾杯ーーーーーーーーーい!!」」」
レイラ、テレサ、ルリの三人は、歓楽街のとある酒場で女子会を行っていた。
「くーーー旨い!!」
レイラはジョッキの酒を一気に飲み干した。
「そんなに早いペースで飲むと、話しが出来なくなるぞ!」
テレサがアルコポップをちびちびと飲みながら注意を促す。
「これ位なら全く酔わないな。それよりテレサの方がヤバイと思うぜ」
「うんうん」
ルリが果実酒を飲みながら頷いた。
「今日、集まって貰った理由は分かっていると思うが、おっちゃんの問題を話し合いたかったからだ。ソラと別れてから、少しぐらいの期間なら気落ちしてても許容出来たが、花祭り以降、おっちゃんの精神が安定していないのが気になるのだ」
テレサが声のトーンを一つ落として、話しを切り出した。
「祭りの最中は、いつもと変わらない感じだったけどな。ただ、翌日のおっちゃんは、かなりやつれていて、言動もおかしいと感じたよ」
「御飯を食べながら、下を向いてブツブツと独り言を話してた……」
「プリンのカラメルソースを飛び散らせたときは、少し引きました」
「そうだよな……しかも頭にまでソースをべったりとついてたのを見たときはゾッとしたわ」
「うんうん」
「おっちゃんが、妄想のソラと会話しているとしたら……」
「それよー、冷蔵庫を開けると、プリンがギッチリとつまっていたんだぜ。おっちゃんはソラにプリンを食べさせなかったことを凄く後悔してたのよ……」
「そ、そうなんだ!? ソラのために作り置きしていたから、冷蔵庫に沢山のプリンが残っていたというの??」
いつもは言葉数が少ないルリが、困惑しながら疑問を投げかけた。
「それで合点がいきました。完全に気の病にかかっていますね」
「それって直るの?」
ルリの口から重い言葉が漏れた。
「ああ、治療は出来るんじゃないか。しかし現状では、さらに症状が悪化してるよな」
「それなら、このまま放っておけば大変なことになりかねません」
「同感」
テレサの言葉にルリが頷く。
「おっちゃんには、無理にでも休養を取らせて、精神の負担を減らすとするか」
「どうやって、彼に鈴を付ける?」
ルリの言葉を聞き、テレサの顔に戸惑いが浮かぶ。
「私たちとは会話がまだ成立しているので、まずは正面からぶつかるしか方法が思いつきません」
テレサの押し殺したような言葉に、二人は無言のまま頷いた。
* * *
ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、
無いはずの目覚まし時計が鳴っている……手を伸ばすがいつもの位置に時計が見あたらない……。
ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、
さらに目覚まし音が耳元で鳴り響いた。そこで初めて俺はその音が、目覚まし音ではなく、チックの言葉だと気が付いた。どれほど時間がたったのだろうか……目を覚ますと、真っ暗な部屋の中で屋根を打つ雨音が聞こえてきた。
少し目をつむったつもりが、半日も寝ていた自分に驚く。普段の昼寝では数時間で目が覚めてしまうのに、これだけ気持ちよく寝続けたのは何時振りのことだろうか……。部屋に光を灯すと、チックは頬をぷくっと膨らませて、早く飯を作れと催促してきた。
「今から用意するから、そんな顔して怒るなよ」
「チックちゃんは腹ぺこで餓死寸前だよ」
チックに急かされながら、冷蔵庫から取り出したプリンを酒と一緒に居間に運ぶ。そうして、床にあぐらを掻きながら酒を飲み始めた。チックが器に顔を突っ込んでプリンを食べている。そんな姿を見ると、ダブリンに高く売れそうな昆虫に思えてしまい笑い声を上げた。
俺の前には、空になった酒瓶とプリンの器が積み重なっていく。チックの底なしの胃袋を肴に酒が進む。俺は知らないうちにチックを膝の上に乗せ、頭を撫でていた。最初は何故かおっかなびっくりしていたチックが、俺に身体を預け船をこぎ出した。
最初から身体をどうして預けなかったんだろうかと考えたら、そういや朝方チックに馬鹿話をしたことを思い出しニタリと笑った。ただし、さすがの俺でもこれを使って、オナホールする気にはなれない。まあ、人として当たり前の話しだが、この世界では許されそうな気もしたのは事実だった……。
「「「ただいま~~~~」」」
玄関から雛鳥の声が聞こえた。
「ふあー雨が止まないんで大変だったぞ」
レイラが顔を赤くしながら、床にドカリと腰を下ろした。そうして何も言わずに、俺のお気に入りのジョッキを奪って酒を飲み出した。
「まだ飲み足りないのかよ。テレサ、すまないが動けないので、代わりのジョッキを持ってきてくれ」
「動けないって、おっちゃんは、ずぼらですね」
テレサがそう言って笑った。
「仕方がないだろ、膝でこいつが寝てるからな!」
その場の空気が凍りつく――
「おっちゃん!! そんなもの何処にも居ないんだよ!!」
レイラが悲しい顔をしながら俺をそっと抱きしめる。
「この酔っぱらい! 恥ずかしいからよせって」
俺は彼女の手を払おうとした。
「この積み重なった器は何だよ! こんなにプリンは食べなかったはずだ」
「これは信じられないだろうけど、チックが全て食べたんだ」
「おっちゃん、暫く休んで」
ルリまでもが俺の手を握りしめ、悲しい顔を作った。
「お前ら酒が入りすぎて、どうかしてるぞ」
「プリンを食べたのはおっちゃんだ」
「たしかに、此奴は小さいなりだけど、本当に食べちまうんだぞ」
俺は膝の上で、穏やかな寝息を立てていたチックに悪いとは思ったが、両手に乗せて三人の前に差し出した。
「おっちゃん、手を出して何がしたいんだ??」
「何がしたいって!? プリンを食った妖精のチックだが……」
「はあ!? その妖精が見えるのはおっちゃんだけなんだ」
俺はその時、ハッと気が付いた。
「チック起きてくれ!」
「むにゃむにゃ……もう食べられない……」
「可愛いチックちゃん起きてくれ」
俺はチックの小さなほっぺを引っ張った。
「痛いんですっけど!」
ようやくチックの目がぱちりと開いてくれた。
「おいチック、おまえは俺以外に見えているのか教えてくれ」
「見えてないけど、それが問題あるの?」
それを聞いて、膝から崩れそうになってしまった。
「悪いが、この三人にもチックの姿を見せて欲しい」
そういうと、チックは俺の後ろにささっと隠れて、首を左右に振り拒否の姿勢を取る。
「此奴らは俺以上に良い奴だから安心してくれ」
チックは俺の言葉をそのまま笑顔で受け入れた。
「じゃあチックの可愛い姿をみせてあげるね」
俺とチックのやり取りを、白い目で見ていた雛鳥たちが、お互いの顔を見合わせる――
「「「エーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」」」
彼女たちの目の前に、ぱたぱたと羽根を動かし空中を浮いている妖精の姿が映し出される。それと同時に、雛鳥たちの大きな悲鳴が部屋中に木霊した――
レイラ、テレサ、ルリの三人は、歓楽街のとある酒場で女子会を行っていた。
「くーーー旨い!!」
レイラはジョッキの酒を一気に飲み干した。
「そんなに早いペースで飲むと、話しが出来なくなるぞ!」
テレサがアルコポップをちびちびと飲みながら注意を促す。
「これ位なら全く酔わないな。それよりテレサの方がヤバイと思うぜ」
「うんうん」
ルリが果実酒を飲みながら頷いた。
「今日、集まって貰った理由は分かっていると思うが、おっちゃんの問題を話し合いたかったからだ。ソラと別れてから、少しぐらいの期間なら気落ちしてても許容出来たが、花祭り以降、おっちゃんの精神が安定していないのが気になるのだ」
テレサが声のトーンを一つ落として、話しを切り出した。
「祭りの最中は、いつもと変わらない感じだったけどな。ただ、翌日のおっちゃんは、かなりやつれていて、言動もおかしいと感じたよ」
「御飯を食べながら、下を向いてブツブツと独り言を話してた……」
「プリンのカラメルソースを飛び散らせたときは、少し引きました」
「そうだよな……しかも頭にまでソースをべったりとついてたのを見たときはゾッとしたわ」
「うんうん」
「おっちゃんが、妄想のソラと会話しているとしたら……」
「それよー、冷蔵庫を開けると、プリンがギッチリとつまっていたんだぜ。おっちゃんはソラにプリンを食べさせなかったことを凄く後悔してたのよ……」
「そ、そうなんだ!? ソラのために作り置きしていたから、冷蔵庫に沢山のプリンが残っていたというの??」
いつもは言葉数が少ないルリが、困惑しながら疑問を投げかけた。
「それで合点がいきました。完全に気の病にかかっていますね」
「それって直るの?」
ルリの口から重い言葉が漏れた。
「ああ、治療は出来るんじゃないか。しかし現状では、さらに症状が悪化してるよな」
「それなら、このまま放っておけば大変なことになりかねません」
「同感」
テレサの言葉にルリが頷く。
「おっちゃんには、無理にでも休養を取らせて、精神の負担を減らすとするか」
「どうやって、彼に鈴を付ける?」
ルリの言葉を聞き、テレサの顔に戸惑いが浮かぶ。
「私たちとは会話がまだ成立しているので、まずは正面からぶつかるしか方法が思いつきません」
テレサの押し殺したような言葉に、二人は無言のまま頷いた。
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無いはずの目覚まし時計が鳴っている……手を伸ばすがいつもの位置に時計が見あたらない……。
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少し目をつむったつもりが、半日も寝ていた自分に驚く。普段の昼寝では数時間で目が覚めてしまうのに、これだけ気持ちよく寝続けたのは何時振りのことだろうか……。部屋に光を灯すと、チックは頬をぷくっと膨らませて、早く飯を作れと催促してきた。
「今から用意するから、そんな顔して怒るなよ」
「チックちゃんは腹ぺこで餓死寸前だよ」
チックに急かされながら、冷蔵庫から取り出したプリンを酒と一緒に居間に運ぶ。そうして、床にあぐらを掻きながら酒を飲み始めた。チックが器に顔を突っ込んでプリンを食べている。そんな姿を見ると、ダブリンに高く売れそうな昆虫に思えてしまい笑い声を上げた。
俺の前には、空になった酒瓶とプリンの器が積み重なっていく。チックの底なしの胃袋を肴に酒が進む。俺は知らないうちにチックを膝の上に乗せ、頭を撫でていた。最初は何故かおっかなびっくりしていたチックが、俺に身体を預け船をこぎ出した。
最初から身体をどうして預けなかったんだろうかと考えたら、そういや朝方チックに馬鹿話をしたことを思い出しニタリと笑った。ただし、さすがの俺でもこれを使って、オナホールする気にはなれない。まあ、人として当たり前の話しだが、この世界では許されそうな気もしたのは事実だった……。
「「「ただいま~~~~」」」
玄関から雛鳥の声が聞こえた。
「ふあー雨が止まないんで大変だったぞ」
レイラが顔を赤くしながら、床にドカリと腰を下ろした。そうして何も言わずに、俺のお気に入りのジョッキを奪って酒を飲み出した。
「まだ飲み足りないのかよ。テレサ、すまないが動けないので、代わりのジョッキを持ってきてくれ」
「動けないって、おっちゃんは、ずぼらですね」
テレサがそう言って笑った。
「仕方がないだろ、膝でこいつが寝てるからな!」
その場の空気が凍りつく――
「おっちゃん!! そんなもの何処にも居ないんだよ!!」
レイラが悲しい顔をしながら俺をそっと抱きしめる。
「この酔っぱらい! 恥ずかしいからよせって」
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「この積み重なった器は何だよ! こんなにプリンは食べなかったはずだ」
「これは信じられないだろうけど、チックが全て食べたんだ」
「おっちゃん、暫く休んで」
ルリまでもが俺の手を握りしめ、悲しい顔を作った。
「お前ら酒が入りすぎて、どうかしてるぞ」
「プリンを食べたのはおっちゃんだ」
「たしかに、此奴は小さいなりだけど、本当に食べちまうんだぞ」
俺は膝の上で、穏やかな寝息を立てていたチックに悪いとは思ったが、両手に乗せて三人の前に差し出した。
「おっちゃん、手を出して何がしたいんだ??」
「何がしたいって!? プリンを食った妖精のチックだが……」
「はあ!? その妖精が見えるのはおっちゃんだけなんだ」
俺はその時、ハッと気が付いた。
「チック起きてくれ!」
「むにゃむにゃ……もう食べられない……」
「可愛いチックちゃん起きてくれ」
俺はチックの小さなほっぺを引っ張った。
「痛いんですっけど!」
ようやくチックの目がぱちりと開いてくれた。
「おいチック、おまえは俺以外に見えているのか教えてくれ」
「見えてないけど、それが問題あるの?」
それを聞いて、膝から崩れそうになってしまった。
「悪いが、この三人にもチックの姿を見せて欲しい」
そういうと、チックは俺の後ろにささっと隠れて、首を左右に振り拒否の姿勢を取る。
「此奴らは俺以上に良い奴だから安心してくれ」
チックは俺の言葉をそのまま笑顔で受け入れた。
「じゃあチックの可愛い姿をみせてあげるね」
俺とチックのやり取りを、白い目で見ていた雛鳥たちが、お互いの顔を見合わせる――
「「「エーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」」」
彼女たちの目の前に、ぱたぱたと羽根を動かし空中を浮いている妖精の姿が映し出される。それと同時に、雛鳥たちの大きな悲鳴が部屋中に木霊した――
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