72 / 229
第七十三話 生きるが勝ち
しおりを挟む
「右斜め二十メートルに大きな反応があるから、左から回り込んで追い出して頂戴」
テトラが小さな声で俺に指示を出す。音を立てないように茂みをゆっくり掻き分けて、彼女の指示した先に近づいた。目の前にはエレレクというイノシシに似た野獣がのったりと草を食べている。俺は真上から薙刀をその野獣に振り下ろすと『ブヒィ』と小さな鳴き声を出し逃げていく。
エレレクが俺に驚き藪の中に逃げ去った数秒後『ヒギィィィィィ』という甲高い声が茂みの奥から響き渡る。
「よくやった! テトラ 」
藪を掻き分けると、エレレクがテトラの前で血を流して仕留められていた。大きな獲物を狩った俺たちは、お互いに高く掲げた手をパンと叩き合わせ祝福する。エレレクの後ろ足をロープで縛り上げると、エレレクはふわりと浮かび上がる。ロープを確りと木の枝に固定して獲物を、逆さに吊り下げ血抜きの準備をする。
「何度見ても凄い魔法だな!」
「どっちの魔法が?」
鼻をプクッと膨らまし誇らしげに聞いてくる。
「浮かす魔法も、こいつを始末する魔法もどちらもだ!」
「師匠のお陰だね♪」
満面の笑みを浮かべた。解体用のナイフを使い、エレレクの動脈を切り取りながら話しを続ける。
「探査魔法の使い勝手の良さに脱帽するよ……俺も魔法が使いたいよ」
やれやれといった顔をしながら、手を動かし続ける。
「ぼんやりと見えるだけよ。何がいるかまでは分からないし、まだまだ練習が必要だね」
「今のままでも冒険者にとっては十分すぎるぞ……魔法に慣れてしまうともう薬草狩りなんて出来ないわ」
テトラは少し寂しそうな顔をした。
クリオネと別れたあたりから、彼女の魔法力はメキメキと上達した。今では俺がいなくても森の中で十分活躍できるほどの力を付けている。
解体が終わり、二人のソリに獲物を分けて森の中を進む。
「運ぶことを考えたら、あと一匹が限界かな」
「しっ! 静かにして、前方にまた同じような反応が出たわ」
(どっちが先輩か判らなくなってしまったよな……)テトラ先輩の指示通り足を進めると、先ほどより大きなエレレクを見付けた。集中力を高め気配を殺して獲物に近よる、始めからエレレクの位置が判るから風下から狙いに行くのが容易になる。エレレクは全く警戒をしていない、魚群探知機を使って漁をしているのと同じだ。
薙刀を振って当てなくても、テトラの前に追い込むだけの簡単なお仕事だ。俺はいつものように獲物の首筋に向けて刃を飛ばした。『ブギィイイイイ』思いのほか薙刀の攻撃が上手く入り、エレレクの太くて大きな首からドクドクと血が流れ出し、千鳥足で逃げようとした野獣は、数メートル進んだところでバタリと倒れ落ちた。
「凄いじゃないの!」
テトラが走ってきて手を叩く。偶然に決まったと言い出せずに『イエーイ』といってハイタッチで誤魔化した。
大物を次々と仕留めてギルドに持って帰るので、エルフの存在も徐々に知られていく。このまま噂が広がれば碌なことにはならない。彼女にはまだ伝えていないが、来週にはエルフ皇国に旅立つことを決めた。
* * *
今日も二人で森の奥に入る。
俺はテトラの耳元で囁く。
「後ろから妖しい冒険者が二人付いて来る」
「かなり先で三匹の獣の反応が出ているの……これもそうでしょうか?」
「間違いない! 少し足を速めて向こうに見える巨木の後ろに隠れるぞ。そして、前の三人が来たら殺すつもりで魔法を放てる自信があるか」
「当たり前よ! オットウ達に魔法をかましたのは私なんだからね」
「それは心強い相棒だぜ」
後ろから付いてきている冒険者から距離を広げて、大木の後ろに隠れた。そうとは知らずに弓を持った三人の男達が、そろりと間を詰めてくるのが確認できた。テトラは魔法が届く圏内にはいるとすかさず攻撃を掛けた。二人に上手く魔法が叩き込まれたが、もう一人はそれを偶然かわし矢を放ってきた。無理な体勢で放った矢だったが俺の顔の横をスレスレで抜けていく。一瞬ひやりとしたが、体勢を崩した男に薙刀をぶち込んだ。
冒険者の数が減り、テトラにも余裕が出来た。
三人の怒号を聞き、後ろの冒険者が剣を構えて走り寄ってきた。俺はニヤリと笑う。
「足をはじき飛ばしてくれ」
冷たく言い放った。
「ええ判った」
剣が届く間合いに届かないまま、魔法で足を潰された二人はすっころんだ。倒れた男の手から刀が離れる。男は倒れたままそれを拾おうとしたが、俺はその手を足で潰した。ヒイィと悲鳴を上げ睨みつけてくる。どこかで見た顔だがまったく思い出せない……。
「森で私をいたぶってくれた奴だわ」
「虎の爪の下っ端のギャロじゃねーか」
「痛テテテテ、何しやがる! 俺たちは何もしてないぞ!!」
「何もしていないので、俺たちは助かったんだ」
「おい! おっさん、わしは此奴に痛めつけるように頼まれただけなので許してくれ」
「幾らでで引き受けた!? 」
「き、金貨五枚だ」
俺は男の首を掻き切った。
「金貨五枚でいたぶるなんて高すぎなんだよ……その金額は殺しの価格だ」
「ひ、人殺し!」
ギャロの顔が恐怖で引きつる。
「今更お前に言われたくはないが、そこまで恨まれる筋合いはないと思うぞ」
「女に指飛ばされて我慢出来るものか!」
憎しみの籠もった目で俺を睨みつけてきた。
「金貨五十枚貰ったら、十分な成果とは思わなかったのか」
「エルフがどこかの金持ちに売られていれば、俺の溜飲も下がった……。おっちゃんに買われてからずっとエルフの泣き叫ぶ顔を見ながら、お前の前で遊び尽くしてやると決めた」
呆れた理由に無視しようとも思ったが、最後まで付き合ってやることにした。
「良い趣味をしているな! エルフは俺が毎日美味しく頂いてるので、安らかに死んでくれ」
「コブクロやオットウが黙ってはいないぜ 」
まさに三下の台詞を実際に聞けてちょっぴり感動した。
「ここで消えれば問題ない、だからお前達も此処まで付いて来たんだろ」
そう言うと、一瞬で押し黙る。
俺は静かに彼の胸に刀を沈めた。男達の身体から衣服と防具をはぎ取る。彼女に手伝えるかと聞くと、流石にそれは無理と断られた。剥ぎ取った防具と刀は足が付くと拗れそうなので、ギルドの階級プレートと一緒に茂みの奥に放り投げる。死体は野獣が食べやすいように切り込みを入れ、山道からかなり外れた窪みや高く生い茂る藪の中に転がした。
ギャロが雇った冒険者の懐事情は寂しく、全員併せても銀貨数枚にしかならなかった。ギャロの財布には金貨二十枚と、思いのほか少ない金額に肩を落とした。
テトラがかなり憔悴していたので町に戻りたかったが、変に勘ぐられるのは避けたいので、久しぶりに薬草狩りを夕方まで続けた。帰り道も狙われないかと心配したが、杞憂に終わり何事もなく森から出られた。
太陽が少し傾く頃、ギルドで換金を済ませた俺は彼女に伝える――
「人間国も十分楽しんだだろ、明日から帰国の準備だな」
彼女は豆鉄砲を喰らった顔をして、頭を刻々下げた。
ギルドに戻るとオットウと出会う。
「ギャロを見かけなかったか?」
「奴に関わるのは一回で十分だ!」
彼が右手を差し出したので銅貨一枚を握らせた。
嬉しそうな顔が一瞬で崩れる。
それを見て、今日一日が幸せに思えた――
テトラが小さな声で俺に指示を出す。音を立てないように茂みをゆっくり掻き分けて、彼女の指示した先に近づいた。目の前にはエレレクというイノシシに似た野獣がのったりと草を食べている。俺は真上から薙刀をその野獣に振り下ろすと『ブヒィ』と小さな鳴き声を出し逃げていく。
エレレクが俺に驚き藪の中に逃げ去った数秒後『ヒギィィィィィ』という甲高い声が茂みの奥から響き渡る。
「よくやった! テトラ 」
藪を掻き分けると、エレレクがテトラの前で血を流して仕留められていた。大きな獲物を狩った俺たちは、お互いに高く掲げた手をパンと叩き合わせ祝福する。エレレクの後ろ足をロープで縛り上げると、エレレクはふわりと浮かび上がる。ロープを確りと木の枝に固定して獲物を、逆さに吊り下げ血抜きの準備をする。
「何度見ても凄い魔法だな!」
「どっちの魔法が?」
鼻をプクッと膨らまし誇らしげに聞いてくる。
「浮かす魔法も、こいつを始末する魔法もどちらもだ!」
「師匠のお陰だね♪」
満面の笑みを浮かべた。解体用のナイフを使い、エレレクの動脈を切り取りながら話しを続ける。
「探査魔法の使い勝手の良さに脱帽するよ……俺も魔法が使いたいよ」
やれやれといった顔をしながら、手を動かし続ける。
「ぼんやりと見えるだけよ。何がいるかまでは分からないし、まだまだ練習が必要だね」
「今のままでも冒険者にとっては十分すぎるぞ……魔法に慣れてしまうともう薬草狩りなんて出来ないわ」
テトラは少し寂しそうな顔をした。
クリオネと別れたあたりから、彼女の魔法力はメキメキと上達した。今では俺がいなくても森の中で十分活躍できるほどの力を付けている。
解体が終わり、二人のソリに獲物を分けて森の中を進む。
「運ぶことを考えたら、あと一匹が限界かな」
「しっ! 静かにして、前方にまた同じような反応が出たわ」
(どっちが先輩か判らなくなってしまったよな……)テトラ先輩の指示通り足を進めると、先ほどより大きなエレレクを見付けた。集中力を高め気配を殺して獲物に近よる、始めからエレレクの位置が判るから風下から狙いに行くのが容易になる。エレレクは全く警戒をしていない、魚群探知機を使って漁をしているのと同じだ。
薙刀を振って当てなくても、テトラの前に追い込むだけの簡単なお仕事だ。俺はいつものように獲物の首筋に向けて刃を飛ばした。『ブギィイイイイ』思いのほか薙刀の攻撃が上手く入り、エレレクの太くて大きな首からドクドクと血が流れ出し、千鳥足で逃げようとした野獣は、数メートル進んだところでバタリと倒れ落ちた。
「凄いじゃないの!」
テトラが走ってきて手を叩く。偶然に決まったと言い出せずに『イエーイ』といってハイタッチで誤魔化した。
大物を次々と仕留めてギルドに持って帰るので、エルフの存在も徐々に知られていく。このまま噂が広がれば碌なことにはならない。彼女にはまだ伝えていないが、来週にはエルフ皇国に旅立つことを決めた。
* * *
今日も二人で森の奥に入る。
俺はテトラの耳元で囁く。
「後ろから妖しい冒険者が二人付いて来る」
「かなり先で三匹の獣の反応が出ているの……これもそうでしょうか?」
「間違いない! 少し足を速めて向こうに見える巨木の後ろに隠れるぞ。そして、前の三人が来たら殺すつもりで魔法を放てる自信があるか」
「当たり前よ! オットウ達に魔法をかましたのは私なんだからね」
「それは心強い相棒だぜ」
後ろから付いてきている冒険者から距離を広げて、大木の後ろに隠れた。そうとは知らずに弓を持った三人の男達が、そろりと間を詰めてくるのが確認できた。テトラは魔法が届く圏内にはいるとすかさず攻撃を掛けた。二人に上手く魔法が叩き込まれたが、もう一人はそれを偶然かわし矢を放ってきた。無理な体勢で放った矢だったが俺の顔の横をスレスレで抜けていく。一瞬ひやりとしたが、体勢を崩した男に薙刀をぶち込んだ。
冒険者の数が減り、テトラにも余裕が出来た。
三人の怒号を聞き、後ろの冒険者が剣を構えて走り寄ってきた。俺はニヤリと笑う。
「足をはじき飛ばしてくれ」
冷たく言い放った。
「ええ判った」
剣が届く間合いに届かないまま、魔法で足を潰された二人はすっころんだ。倒れた男の手から刀が離れる。男は倒れたままそれを拾おうとしたが、俺はその手を足で潰した。ヒイィと悲鳴を上げ睨みつけてくる。どこかで見た顔だがまったく思い出せない……。
「森で私をいたぶってくれた奴だわ」
「虎の爪の下っ端のギャロじゃねーか」
「痛テテテテ、何しやがる! 俺たちは何もしてないぞ!!」
「何もしていないので、俺たちは助かったんだ」
「おい! おっさん、わしは此奴に痛めつけるように頼まれただけなので許してくれ」
「幾らでで引き受けた!? 」
「き、金貨五枚だ」
俺は男の首を掻き切った。
「金貨五枚でいたぶるなんて高すぎなんだよ……その金額は殺しの価格だ」
「ひ、人殺し!」
ギャロの顔が恐怖で引きつる。
「今更お前に言われたくはないが、そこまで恨まれる筋合いはないと思うぞ」
「女に指飛ばされて我慢出来るものか!」
憎しみの籠もった目で俺を睨みつけてきた。
「金貨五十枚貰ったら、十分な成果とは思わなかったのか」
「エルフがどこかの金持ちに売られていれば、俺の溜飲も下がった……。おっちゃんに買われてからずっとエルフの泣き叫ぶ顔を見ながら、お前の前で遊び尽くしてやると決めた」
呆れた理由に無視しようとも思ったが、最後まで付き合ってやることにした。
「良い趣味をしているな! エルフは俺が毎日美味しく頂いてるので、安らかに死んでくれ」
「コブクロやオットウが黙ってはいないぜ 」
まさに三下の台詞を実際に聞けてちょっぴり感動した。
「ここで消えれば問題ない、だからお前達も此処まで付いて来たんだろ」
そう言うと、一瞬で押し黙る。
俺は静かに彼の胸に刀を沈めた。男達の身体から衣服と防具をはぎ取る。彼女に手伝えるかと聞くと、流石にそれは無理と断られた。剥ぎ取った防具と刀は足が付くと拗れそうなので、ギルドの階級プレートと一緒に茂みの奥に放り投げる。死体は野獣が食べやすいように切り込みを入れ、山道からかなり外れた窪みや高く生い茂る藪の中に転がした。
ギャロが雇った冒険者の懐事情は寂しく、全員併せても銀貨数枚にしかならなかった。ギャロの財布には金貨二十枚と、思いのほか少ない金額に肩を落とした。
テトラがかなり憔悴していたので町に戻りたかったが、変に勘ぐられるのは避けたいので、久しぶりに薬草狩りを夕方まで続けた。帰り道も狙われないかと心配したが、杞憂に終わり何事もなく森から出られた。
太陽が少し傾く頃、ギルドで換金を済ませた俺は彼女に伝える――
「人間国も十分楽しんだだろ、明日から帰国の準備だな」
彼女は豆鉄砲を喰らった顔をして、頭を刻々下げた。
ギルドに戻るとオットウと出会う。
「ギャロを見かけなかったか?」
「奴に関わるのは一回で十分だ!」
彼が右手を差し出したので銅貨一枚を握らせた。
嬉しそうな顔が一瞬で崩れる。
それを見て、今日一日が幸せに思えた――
0
お気に入りに追加
243
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界エステ〜チートスキル『エステ』で美少女たちをマッサージしていたら、いつの間にか裏社会をも支配する異世界の帝王になっていた件〜
福寿草真
ファンタジー
【Sランク冒険者を、お姫様を、オイルマッサージでトロトロにして成り上がり!?】
何の取り柄もないごく普通のアラサー、安間想介はある日唐突に異世界転移をしてしまう。
魔物や魔法が存在するありふれたファンタジー世界で想介が神様からもらったチートスキルは最強の戦闘系スキル……ではなく、『エステ』スキルという前代未聞の力で!?
これはごく普通の男がエステ店を開き、オイルマッサージで沢山の異世界女性をトロトロにしながら、瞬く間に成り上がっていく物語。
スキル『エステ』は成長すると、マッサージを行うだけで体力回復、病気の治療、バフが発生するなど様々な効果が出てくるチートスキルです。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる