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第二章 逃亡者と幼馴染
獣
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「シャオラア!」
ガワラーダに空は拳を突き出すが、
「おっと!」
ガワラーダはそれを避け、その動きから斬撃に繋げた。
「よっと」
しかし空も体をクルリとターンさせ、裏拳を放つ。
「くっ!」
それをガワラーダは片手で受け止め、もう一方の手に持つ剣で反撃。
「っ!」
空の首を狙った一撃に、咄嗟に避けようとするが、ガワラーダは裏拳を受けた手で空の手首を掴み、逃げられないようにすると、
「ちぃ!」
「なっ!」
空は振られた刃を、頭を下げて口を開け、それを噛んで止めた。
「オラ!」
そしてその衝撃に敢えて逆らわず、逆に止めた反動を使って蹴りを放ち、ガワラーダの顔面に叩き込む。
「あが……」
モロに蹴りを叩き込まれ、蹌踉めいたガワラーダだが、倒れることはなくそのままもう一度空を見る。
「恐ろしい女だな。普通あんな風に蹴らねぇだろ」
「照れるから褒めんなよ」
バキっと指を鳴らし、空は呼吸を一定のリズムで吸って吐くを繰り返しながら、普段は戦闘と非戦闘の半々に分けている意識を全て戦闘にし、全身に殺気を纏わせていく。
「まだ本気じゃなかったってわけか」
「お互い様だろ?余力を残してるのは」
ガワラーダは強い。それを空は感じていた。
単純な強さだけじゃない。不意の蹴りを入れても、大きく動揺した様子がない。
僅かでも動揺すれば、動きを乱れさせ、大きな隙に繋がることを、ガワラーダはよく理解している。だからこそ心を乱さない。少し砕けたような態度も動揺しかけた心を、通常時に戻すためのもの。
心根は、空をどうやって斬るかを考え続けていた。
(隙がねぇ)
しかしガワラーダが空に抱いた感想はこうだった。
隙がない。頭の天辺から足の指先まで意識を流し、それがまるで自然体であるように立っている。
一日二日で到れる領域じゃない。いや、十年以上修練を積んで、漸く到れるかどうかだ。それを見たところ10代半ばから後半ほどの少女が至っていることに、ガワラーダは素直に驚いていた。
「転生者ってのはよ、能力は凄いんだが本人そのものは対した事がねぇやつが多い」
「だろうな」
それは空にも分かる。元々転生者は、自分達の様に平和な国で生きてた人間であれば、そもそも荒事の経験自体が少ない者も多いだろう。
そんな人間が力を与えられても、使いこなせない方が普通だ。
自分のメンバーに置き換えても、自分の力をちゃんと使ったのは、恐らく魔実と勇誠ぐらいで、他のメンバーはちゃんと使ってない。と言うか、使えない。
美矢だって、あれは魔弓士と言う力なのに、純粋な弓矢しか使えておらず、刹樹と癒羅に至っては、能力の発動したことすらない筈だ。まぁ技を知らないというのもあるのだが。
そういった意味では、空の強さは自然だった。元からその領域にあるような形で、だからこそ本当に転生者なのかと、ガワラーダは疑いすらしていた。
「だがお前はそうだな……言うなれば、転生前と後でギャップが少ない。転生する前から出来てたことは勿論だが、転生したから出来るようになったと言う物が殆ど無いんじゃないか?」
「へぇ」
中々の観察眼だと空は唸る。確かに転生者になったから出来るようになったと言うものはない。乾藤流古武術の技は転生前から出来たし、普段から素手でやっていた空にとって、転生してからの武術家と言う能力は、これ以上にないほど体に馴染んでいた。
特別な力はないが、空の力を順当に上げたような感じ。元々常人離れしていた空の順当な強化は、下手に色々付与されるより、よっぽど良い。
「だからこそ分かんねぇんだよな」
「何が?」
そんな中、ガワラーダの呟きに空は首を傾げると、
「お前の精神性。分かるぜ?明らかに異常だ。戦闘センスも修練も明らかに転生者とは思えない。そして剣を向けても動じず、それどころかこの命のやり取りを楽しんですらいる。俺が今まで見てきた転生者達と違う。能力に酔いしれず、だがそれでいて堂々としている。お前の仲間たちと比べてもお前一人だけ違い過ぎんだよ」
「そうだな」
自分に中には獣がいる。他者を壊しすとワクワクする。血を見ると興奮して、昂る自分。
だから中学で勇誠と出会い、高校でも一緒になるまで、自分が誰かと恋するなんて思わなかった。
いや、きっと勇誠にずっと惹かれてたと思う。
自分の本性を知ってもなお受け入れ、友人として接してくれる唯一の異性。それだけで充分。だが去年色々あってそれを自覚して、怖くなった。
自分は普通じゃない。異常者で、普通の勇誠を好きになれば、傷つけるかもしれない。
なのに勇誠と来たらお構い無しで、ズカズカと間合いに入ってきて、手を掴んでくる奴で、どうしようもなく頑固で、
《俺も一緒に地獄に行くよ》
と言ってくれた。
止めるんじゃなく、一緒に堕ちてくれる人。だから決めたのだ。一緒に地獄に落ちるまで、いや堕ちてからも、彼の邪魔をする物を壊してやると。それが乾藤 空の、
「愛ってやつかな」
「愛ねぇ。似合わねぇなぁ」
「おいおい。アタシだって花も恥らう乙女だぞ?」
空はそんな風に軽口を返しながら、拳を軽く握り、
「つうわけでそろそろ終わらせるぞ」
とだけ言って、いきなり前のめりに倒れ始め、
「っ!」
突如間合いに入られたガワラーダは驚愕する。
古武術の移動法には、縮地と言うものがあり、これは走り出す際に、筋肉ではなく重力を使うという技術だ。
力を抜いて重力を使って前のめりに倒れ、その勢いと一気に全身のバネを使って初速から最高速度の移動に繋げる。これにより本来は動き出す前に生まれる予備動作を無くし、相手から見ると突然間合いに入られたような感覚に陥る。
そもそも乾藤流古武術は無動作から一気に最高速度の動きを繰り出す技術に長けた一族であり、こう言った動きは寧ろ専売特許と言っても過言ではない。
そしてこれは相手の予備動作から動きを先読みするのに長けた者。つまりある程度実力者であれば、余計にハマりやすい技で、乾藤流古武術では《瞬》と言う名前で読んでいた。
そして一瞬で間合いを詰めた空は、
「オララァ!」
右拳を中指の第二関節を突出させるような握りに変え、技を放つ。この技は空の得意技の一つで、人間には額からヘソ、そして金的と体の中心には急所が集まっている。その中でも最も効果的な5つの急所を打つ技。その名も、
「乾藤流古武術・五月雨」
鼻と口の間にある急所《人中》を打ち、喉仏に左拳の突き、続け様に右肘をアッパーのように振り上げながら鳩尾にめり込ませ、左拳の中指を立てて臍を貫き、最後に地面を擦るか否かスレスレな位、低い右拳のアッパーで金的を殴り潰す。
「ガヒュッ!」
泡を吹き、白目を剥いてその場に蹲るガワラーダ。
一瞬何をされたのか分からなかった。ただ体に走る痛みと衝撃で、全てを悟ったのだ。
喉仏と金的が潰れ、喋れず息も出来ない。鳩尾への打撃とヘソを貫かれた痛みで胃から物がせり上がり吐き出す。
「さてと」
そんなガワラーダの頭を踏みつけ、空は言う。
「あばよ」
足で振動を生み出し、それをガワラーダの頭に流す。前に見せた鎧通しの応用で、グチャっと言う音と共に、地面に血と脳の破片が飛び散った。
「さて」
それを見届けてから、空は屋敷の方を見る。
「アイツら上手くやってるかなぁ」
ガワラーダに空は拳を突き出すが、
「おっと!」
ガワラーダはそれを避け、その動きから斬撃に繋げた。
「よっと」
しかし空も体をクルリとターンさせ、裏拳を放つ。
「くっ!」
それをガワラーダは片手で受け止め、もう一方の手に持つ剣で反撃。
「っ!」
空の首を狙った一撃に、咄嗟に避けようとするが、ガワラーダは裏拳を受けた手で空の手首を掴み、逃げられないようにすると、
「ちぃ!」
「なっ!」
空は振られた刃を、頭を下げて口を開け、それを噛んで止めた。
「オラ!」
そしてその衝撃に敢えて逆らわず、逆に止めた反動を使って蹴りを放ち、ガワラーダの顔面に叩き込む。
「あが……」
モロに蹴りを叩き込まれ、蹌踉めいたガワラーダだが、倒れることはなくそのままもう一度空を見る。
「恐ろしい女だな。普通あんな風に蹴らねぇだろ」
「照れるから褒めんなよ」
バキっと指を鳴らし、空は呼吸を一定のリズムで吸って吐くを繰り返しながら、普段は戦闘と非戦闘の半々に分けている意識を全て戦闘にし、全身に殺気を纏わせていく。
「まだ本気じゃなかったってわけか」
「お互い様だろ?余力を残してるのは」
ガワラーダは強い。それを空は感じていた。
単純な強さだけじゃない。不意の蹴りを入れても、大きく動揺した様子がない。
僅かでも動揺すれば、動きを乱れさせ、大きな隙に繋がることを、ガワラーダはよく理解している。だからこそ心を乱さない。少し砕けたような態度も動揺しかけた心を、通常時に戻すためのもの。
心根は、空をどうやって斬るかを考え続けていた。
(隙がねぇ)
しかしガワラーダが空に抱いた感想はこうだった。
隙がない。頭の天辺から足の指先まで意識を流し、それがまるで自然体であるように立っている。
一日二日で到れる領域じゃない。いや、十年以上修練を積んで、漸く到れるかどうかだ。それを見たところ10代半ばから後半ほどの少女が至っていることに、ガワラーダは素直に驚いていた。
「転生者ってのはよ、能力は凄いんだが本人そのものは対した事がねぇやつが多い」
「だろうな」
それは空にも分かる。元々転生者は、自分達の様に平和な国で生きてた人間であれば、そもそも荒事の経験自体が少ない者も多いだろう。
そんな人間が力を与えられても、使いこなせない方が普通だ。
自分のメンバーに置き換えても、自分の力をちゃんと使ったのは、恐らく魔実と勇誠ぐらいで、他のメンバーはちゃんと使ってない。と言うか、使えない。
美矢だって、あれは魔弓士と言う力なのに、純粋な弓矢しか使えておらず、刹樹と癒羅に至っては、能力の発動したことすらない筈だ。まぁ技を知らないというのもあるのだが。
そういった意味では、空の強さは自然だった。元からその領域にあるような形で、だからこそ本当に転生者なのかと、ガワラーダは疑いすらしていた。
「だがお前はそうだな……言うなれば、転生前と後でギャップが少ない。転生する前から出来てたことは勿論だが、転生したから出来るようになったと言う物が殆ど無いんじゃないか?」
「へぇ」
中々の観察眼だと空は唸る。確かに転生者になったから出来るようになったと言うものはない。乾藤流古武術の技は転生前から出来たし、普段から素手でやっていた空にとって、転生してからの武術家と言う能力は、これ以上にないほど体に馴染んでいた。
特別な力はないが、空の力を順当に上げたような感じ。元々常人離れしていた空の順当な強化は、下手に色々付与されるより、よっぽど良い。
「だからこそ分かんねぇんだよな」
「何が?」
そんな中、ガワラーダの呟きに空は首を傾げると、
「お前の精神性。分かるぜ?明らかに異常だ。戦闘センスも修練も明らかに転生者とは思えない。そして剣を向けても動じず、それどころかこの命のやり取りを楽しんですらいる。俺が今まで見てきた転生者達と違う。能力に酔いしれず、だがそれでいて堂々としている。お前の仲間たちと比べてもお前一人だけ違い過ぎんだよ」
「そうだな」
自分に中には獣がいる。他者を壊しすとワクワクする。血を見ると興奮して、昂る自分。
だから中学で勇誠と出会い、高校でも一緒になるまで、自分が誰かと恋するなんて思わなかった。
いや、きっと勇誠にずっと惹かれてたと思う。
自分の本性を知ってもなお受け入れ、友人として接してくれる唯一の異性。それだけで充分。だが去年色々あってそれを自覚して、怖くなった。
自分は普通じゃない。異常者で、普通の勇誠を好きになれば、傷つけるかもしれない。
なのに勇誠と来たらお構い無しで、ズカズカと間合いに入ってきて、手を掴んでくる奴で、どうしようもなく頑固で、
《俺も一緒に地獄に行くよ》
と言ってくれた。
止めるんじゃなく、一緒に堕ちてくれる人。だから決めたのだ。一緒に地獄に落ちるまで、いや堕ちてからも、彼の邪魔をする物を壊してやると。それが乾藤 空の、
「愛ってやつかな」
「愛ねぇ。似合わねぇなぁ」
「おいおい。アタシだって花も恥らう乙女だぞ?」
空はそんな風に軽口を返しながら、拳を軽く握り、
「つうわけでそろそろ終わらせるぞ」
とだけ言って、いきなり前のめりに倒れ始め、
「っ!」
突如間合いに入られたガワラーダは驚愕する。
古武術の移動法には、縮地と言うものがあり、これは走り出す際に、筋肉ではなく重力を使うという技術だ。
力を抜いて重力を使って前のめりに倒れ、その勢いと一気に全身のバネを使って初速から最高速度の移動に繋げる。これにより本来は動き出す前に生まれる予備動作を無くし、相手から見ると突然間合いに入られたような感覚に陥る。
そもそも乾藤流古武術は無動作から一気に最高速度の動きを繰り出す技術に長けた一族であり、こう言った動きは寧ろ専売特許と言っても過言ではない。
そしてこれは相手の予備動作から動きを先読みするのに長けた者。つまりある程度実力者であれば、余計にハマりやすい技で、乾藤流古武術では《瞬》と言う名前で読んでいた。
そして一瞬で間合いを詰めた空は、
「オララァ!」
右拳を中指の第二関節を突出させるような握りに変え、技を放つ。この技は空の得意技の一つで、人間には額からヘソ、そして金的と体の中心には急所が集まっている。その中でも最も効果的な5つの急所を打つ技。その名も、
「乾藤流古武術・五月雨」
鼻と口の間にある急所《人中》を打ち、喉仏に左拳の突き、続け様に右肘をアッパーのように振り上げながら鳩尾にめり込ませ、左拳の中指を立てて臍を貫き、最後に地面を擦るか否かスレスレな位、低い右拳のアッパーで金的を殴り潰す。
「ガヒュッ!」
泡を吹き、白目を剥いてその場に蹲るガワラーダ。
一瞬何をされたのか分からなかった。ただ体に走る痛みと衝撃で、全てを悟ったのだ。
喉仏と金的が潰れ、喋れず息も出来ない。鳩尾への打撃とヘソを貫かれた痛みで胃から物がせり上がり吐き出す。
「さてと」
そんなガワラーダの頭を踏みつけ、空は言う。
「あばよ」
足で振動を生み出し、それをガワラーダの頭に流す。前に見せた鎧通しの応用で、グチャっと言う音と共に、地面に血と脳の破片が飛び散った。
「さて」
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