ハーレムエンド後のギャルゲーの主人公が勇者になってヒロイン達と魔王を倒して世界を救うようです

ユウジン

文字の大きさ
上 下
4 / 27
プロローグ 勇者にさせられました

フラメ

しおりを挟む
「ほうほう。成程成程。これはこれは」

何とか捕縛から解放されたクルルーラは、手をフラメの額に当て、何やらウンウン唸りながら、調べていく。すると、

「わかりました。まず勇誠さん。彼女に何かされませんでした?」
「え?うーん……」

正直、特に何かされた覚えはない。精々こっちが、モンスターに追いかけられてた際に、抱き上げて走ったくらいだ。

だが、そう言えば、あの後手を握られた。それが関係してるか分からないが、一応それは伝えておくか。と言うわけで、そう言うことがあったと勇誠が伝えると、

「やっぱりそうですか。勇誠さん。貴方、彼女に隷属契約を結ばれましたね」
「れいぞくけいやく?」

なんじゃそれは。と勇誠だけではなく周りの面々も首を傾げた。聞いたこともない単語である。

「隷属契約とは主従の契約を結び、相手に対して絶対の忠誠を結ぶ儀式です。誓う側が主となる相手の手を握り、念じるだけと言うお手軽な方法で出来てしまうのに対して、効果は絶大な上に半永久的に続きます。例えば寝首を掻こうとするだけで全身に激痛が走るようになったり、命令に対しては何がなんでも聞かなくてはならないと思うようになります。なので裏切り防止にも使われますね。ただこれにもメリットはあって、転移系の能力を使うと一緒に発動して、同じ行き先に行けるようになったりしますから、多分それのせいですかねぇ」
「でも世界まで越えられるものなんですか?」

勇誠がそう聞く。確かさっきクルルーラ自身が言っていたが、オルトバニアとこっちの世界の人や、物の行き来は出来ないと言っていた。なのにその隷属契約と言うのを結んだだけで、そのルールを無視することが出来るようになると言うのは、少々不可解な気がする。

そんな勇誠の疑問に、クルルーラは答えてくれた。

「いいえ普通は勿論無理なんですけどね。何て言うか、この子魂だけの存在なんですよ。質量持ってますけど。いやぁ、こんな存在オルトバニアにいるのは知りませんでしたねぇ。流石は異世界。先代の神様は色々考えて居たようですわ」
「えぇと……つまりどう言うことですか?」
「まぁ厳密には違いますが、ざっくりと分かりやすく説明すれば、触れるし体温もあって足も着いてるお化けって所ですかねぇ」

意味が良く分からず、アニメや漫画であれば、疑問符を頭上に飛ばしていそうな雰囲気の勇誠に、クルルーラはアッハッハと笑いつつ更に説明。

「ふぅ……」
「え?」

するとクルルーラがポカンとした次の瞬間、バターン!と刹樹が無表情のまま後ろに倒れそうになって、勇誠達が慌てて抱き止める。

「え?大丈夫ですか!?」
「あぁ……刹樹は幽霊とか苦手なんですよ。そう言うの聞くだけで意識が遠退くんです」

と勇誠は刹樹をソッと下ろしながら言い、それを見ていたクルルーラは苦笑いを浮かべて、

「あぁ、じゃあこの家をお化けがめっちゃ通過してる事とか言わない方がいいですか?」
『えぇ!?』

流石に、他の皆は幽霊やフラメの事で気絶はしないとは言え、流石にそれは無視できない案件だ。だがクルルーラはあっけらかんとしたもので、

「何か驚かれていますが、別にこの家だけじゃないですよ?他の家だってオバケとか普通に歩いてたり座ってたりしますもの。成仏出来れば良いですが、そうじゃないと結構普通に残ってますよ。女の子とデートもできなかったなーとか、好きな子に告白できなかったなーとか、新発売のゲームできなかったなーとかみたいな、しょうもない事。他にも皆さんがイメージする怨み辛み的なのもね。あいつに殺されたーとか、金かえせーとか、パワハラセクハラによるものとか幅広く。こう言うのって年々種類が増えてて大変なんですよ。だからそう言うのを処理する部署って大変らしいですよ?まぁ私神候補生というエリート街道まっしぐらなので関係ないんですけどねー!あ、一応言っておくと、基本的に生きてる方も幽霊も干渉しあえないので害はないんですけどね。たまーにそう言う干渉できる幽霊も居ますけど、殆ど幽霊は見える波長を持つ人脅かしたり、スカート覗いたりし程度のものです」
「待て最後のはなんだ」

空がストップを掛ける。色々と突っ込みたいところはあるものの、最後の一文だけは無視することはできなかった。するとクルルーラは首をかしげ、

「あぁ、男性の幽霊は女性の人のスカート覗いたり、触れないけど胸とかお尻の辺りで手を動かしたり、匂いは嗅げるので可愛い子の匂い嗅ぎまくってたりしますよ?」
『気持ち悪!』

うげっ!と女性陣はドン引きである。当然と言えば当然ではあるのだが。

「女性の幽霊もイケメンとか好みの男性相手に、似たようなものですよ。やっぱり、人間死んで法律から解放されると倫理もすっ飛んじゃうんでしょうねぇ。自分の欲望にまぁまぁ忠実になってしまいます。とは言え怒られることがないのなら、そうなっちゃうものなんですかねぇ。ふむ、でも確かに怒られないならって思うと私も結構好きにやっちゃうかなぁ~。あ、因みに余計なことかもしれませんが、一応言っておくと今魔実さん達の周りにも大名行列張りに集まってて、後ろに匂い嗅ぎ待ちがそれはもう凄いことに……」
『いやぁあああああ!』

女性陣は悲鳴をあげて、勇誠に抱き付く。例え見えない幽霊とは言え(寧ろ見えないからこそ嫌なのかもしれない)、そんな自分の匂いをクンカクンカされるというのは、流石に生理的に嫌悪するらしい。細かいことを気にしない空ですらガチで嫌がっている。そんな様子を見たクルルーラは、

「あ、幽霊さん達が勇誠さんをめっちゃ睨み付けて……あ、殴り始めた。でも触れないからスカってる。アッハッハ。必死に顔真っ赤にしながら起こってますね。まぁ何度やっても当たりませんけどね~。持てない男の僻みって奴ですか。死んでからしか行動できないからモテないんですよね。まぁ行動できるようになった結果可愛い女の子の匂い嗅ぎじゃ、例え生前に行動してたとしても、タカが知れてるってもんですけど~」
「いや解説しながら煽ってんじゃねぇよ!普通にこえーよ!」

流石に勇誠も恐怖を覚えてきた。と言うか、クルルーラの余計な解説が色んな意味で不安を煽ってくる。変に怒りのスイッチを入れて、変な事態になったら困る。なんて思っていると、

「あ、やっば。こっち見た。しかもめっちゃ怒ってる。うーん。別にこっちがどうこうされるわけじゃありませんが、仕方ありませんね。流石に鬱陶しいですし」

ふぬぬぬ!とクルルーラは力を込め、全身が光輝くと、その光は頭の輪に集まっていき、更に目映い光を発して、

「必殺!神候補生ビーム!」
『名前ダサ!?』 

あんまりすぎる名前に、全員で思わず突っ込んだ。

しかし次の瞬間。ピカー!と言う音でも付きそうなほど、頭の輪が強く光り、周りの皆も反射的に眼を被う。そして光が収まると、

「悪は去った」

と決めポーズ。若干何処にビーム要素があったのか突っ込みたかったが、そんな視線を気にせずクルルーラは、

「序でに幽霊は皆消滅させましたのでご安心を。序でに結界も張ったのでもう入ってきませんよ。ここにはね」

クルルーラはそう言って笑っていると、癒羅が感心したような顔をしたかと思うと口を開き、

「クルルーラさんって、結構凄かったんですね。てっきり対したことのないへっぽこ神候補生だと思ってしまってました!」
「うーん。あの癒羅さん?褒めてます?それとも貶してます?バカにしてます?コケにしてます?」

クルルーラのその笑みは、癒羅の言葉によってあっという間に冷や汗とジト眼に変わってしまう。とは言え、切り替えが早いのはクルルーラの持ち味なのだ。とすぐに意識を切り替えて、

「一応これでも神候補生ですからね!神様程じゃないにせよこっちの世界であれば、ある程度好き勝手出来るんですよ。オルトバニアでは力使えないようになってるんですけどね~。ほら、私達まで出張るとバランス崩れちゃいますから。でもこの世界ならば、大概の事はなんでもできるし、ご飯も睡眠も取らずに活動もできると結構なんでもありの存在な訳ですよ。お化けでも、その気になれば人間でも証拠ひとつ残さず、文字通り消し去って完全犯罪も可能。まぁ勿論色々ほんとにそこまでやろうとしたら、結構制約とかが絡んでくるので、そうそう簡単には出来ないんですけども。ほら、今言ったように、世界のバランスが崩れちゃいますから」

とえっへんとすぐさま威張りなおし、クルルーラは鼻を鳴らす。

まぁ実際、此方の人知を越えた存在というのは、恐らく本当だろう。実際、勇誠自身は転生前に変な白い世界に呼ばれているし、あれを何の力もないやつが、出来るとは到底思えない。

なんて少し真面目に考えているとそこに、フラメが勇誠の制服の裾を引き、

「お兄ちゃん。フラメお腹すいた」
「え?あぁそうか。もうそんな時間だもんな……でも参ったな。俺もこれから学校だし……って学校!?」
『あぁ!』

勇誠だけじゃなく、魔実と空もあんぐり口を開けて時計を見る。既にその時間は遅刻せずに学校に到着するために、出なければならない時間は等の昔に過ぎていた。

『遅刻だ(わ)ぁああああああああ!』

大学に通い、朝から講義がない癒羅と美矢とは違い、勇誠達高校生には当然のことながら、朝から授業がある。そして現在9時半。一時限目の授業は9時からで、学校にはどんなに走っても10分は掛かる。

そんな慌てている様子の勇誠達に、クルルーラはやれやれと言う顔をしながら、

「もういっそのこと休んじゃったらいかがです?一日くらいどうと言うことはないでしょう」
「いやそうも言ってられないんですよ!俺一応勉強だけじゃなくて、学校からの推薦も狙えるなら狙っていきたいんですよ!少しでも受かる可能性上げていきたいんで!」

なので休む何てもっての他でーす!と勇誠はクルルーラに言いながら、刹樹を急いで背負って、空には教科書等々が入った鞄を持って貰って、急いで走り出し、それを追って魔実と空も勇誠の家を飛び出していった。

「ねぇ、お腹すいたぁ」
「あ、えぇと……」

そして現在中学生の勇女も、今日は朝から授業があり、ここにいる時点で勿論遅刻確定(勇女が通う東桜中学は、勇誠達が通う東桜高校より若干遠いので、走っても20分程掛かってしまう)なのだが、フラメのことが気になって二の足を踏む。すると癒羅が来て、

「フラメちゃんには私達が食べさせておくから学校行ってきていいよ。」
「あ、癒羅先輩すいません!じゃあ鍵を預けておきますね」

ホッとひと安心し、勇女は急いで鞄から家の鍵を出して、癒羅に渡すと、

「すいません!出来るだけ急いで帰ってきますから!」
「気を付けてねぇ~」

と勇女も急いで家を飛び出し、いってきますと言いながら行く。そんな姿を癒羅はそれを見送りつつフラメを見て、

「じゃあフラメちゃん。取り合えずご飯にしましょうか」
「そうですわね。嫌いな食べ物はあるのかしら?」
「ないよー!」

元気にフラメは答え、その姿に癒羅と美矢は愛しそうに笑みを浮かべる。何ともはや母性本能をくすぐる少女であった。

「じゃあこっちに行こっか」

と癒羅はフラメの手を引いて、リビングに向かう。何だかんだで、この家に置いてあるものは把握している。簡単な食事をつくって、フラメに食べさせるくらいであれば、特に問題はない。

更に言うなら、料理の腕に関しては、癒羅が皆の中で一番高い。勇誠だけではなく、勇女も癒羅の手料理は大好きだ。

そんな後ろ姿を見ながら、美矢はクルルーラの方を見る。

「あ、クルルーラさんもお食べになります?」
「え?良いんですか?」
「癒羅ー!クルルーラさんのご飯も作れるかしら!」
「うん!大丈夫だよー!」

だそうですわ。と言って見てくる美矢にクルルーラは、ニヘラニヘラ笑いつつも、

「じゃ、じゃあ頂いちゃおうかなぁ~。ごはん食べずとも平気なんですけど、食べれない訳じゃないですし~」

とまぁあっさり受け入れて、ご相伴に預かろうとしてきた。別に良いと言うか、それが狙いなのだから別に良いのだが、ソレで良いのか神候補生。と美矢は少し思いつつ、

「えぇ、少しまだお話ししたいところもありますし」

そう言って浮けてきた美矢の笑みに、クルルーラは少し背筋が冷たくなったのは、まぁ余談である。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。

破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。 小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。 本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。 お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。 その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。 次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。 本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。

神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。

猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。 そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。 あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは? そこで彼は思った――もっと欲しい! 欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。 神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―― ※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい

616號
ファンタジー
 不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

処理中です...