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第一章 龍と虎
朝御飯
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「朝は納豆に限るねー」
「今さっき生まれて始めて納豆を食べたやつの言う台詞じゃないな」
虎白を保護した次の日の朝9時、龍達は火月の長い説教を乗り越え、今は一緒に朝御飯を食べていた。
Bar・火月は、20時から深夜の2時までが開店時間(しかし客が殆ど来ないため何時も0時くらいには後片付けも終えて閉めてしまう)で、それ以外は基本的に買い出しなどはあれど自由時間。そして三食おやつ付きで、住み込みなので家賃光熱費は0。給料はかなり低いが、それでも十分生活できる程度には至れり尽くせりだ。
そして先程もいったように三食おやつ付きなので、朝御飯もでる。基本的に龍は米派なので、朝からどんぶり飯に納豆を2パック分掛けて食べる。虎白も同じように(食べる量は龍より多い)食べ、生まれてはじめて納豆を食べた最初の台詞であった。
「龍君も食べるけど虎白ちゃんも食べるわねぇ」
「カヅキのご飯が旨すぎるからね~」
何てぼやく火月だが、すかさず虎白がそう言うと、
「あらそう?ありがとう虎白ちゃん。龍君なんてそう言ってくれないんだから」
「え?言うだろ?」
「聞かれれば、だけどね」
聞かれれば答えるが、そうでなければ確かに旨いとか言わないなと思いつつ、こう言うのってもっと伝える方が良いものなのか、と龍は納得すると、
「あと龍君。今日は虎白ちゃんの服を買うの手伝ってあげて貰って良い?」
「え?俺が?そう言うのは火月さんの方がセンス的に向いてるんじゃない?」
「私この後会合に出なくちゃ行けないし、虎白ちゃん追われてるんでしょ?何かあったら私じゃどうしようもないし、龍君の方が一緒にいた方がいいと思うけど?」
そう言うことかと龍は理解した。そういえば今日は、この辺りの地区の店の店主が集まって、色々情報交換をする日だ。この歌舞伎町は日々様々な人間が流れ込んでくるので、そう言った人物の情報や、どこぞの組が今怪しい動きをしてるとか、何処と何処が今バチバチしてて危ないとか、この歌舞伎町で生きていく上で、そう言った情報は必要不可欠な上、こうして交流しておくことで、いざというときに連携を取れるようにしておくと言う面もある。
この歌舞伎町にある小さな店達は、こうして助け合いながら生きていかねば、でかい組織の食い物になるだけだ。
「私が行ける日にずらしてもいいけど、この服一着だけしかないし、下着だってちゃんと買い直さないと」
「分かったよ」
味噌汁を飲み干し、龍は頷くと立ち上がると、
「じゃあお金持っていかなくちゃね」
そう言って同じく味噌汁を飲み干した虎白は立ち上がり、自分が寝ていた部屋に戻ると、昨晩から背負っていたリックサックを持って降りてきて、バックを開けると、
『ぶっ!』
「いーち。にーい。さーん」
なんとそこに入っていたのは、ギチギチに詰められた中国紙幣。しかも見た感じ全部100元紙幣だ。
「お、おまばか!そんな大金普通に出すな!」
「んー?別にそんなたいした金額じゃないよ?」
虎白は龍の叱責を、理解できていない様子だ。しかしなにやら大きなバックを背負ってるなと思いきや、まさかこんな大金を持ち歩いていたとは。と言うか、本当にもしかしたらこの娘はボンボンの家なのかもしれない。
「お金よりこっちの方が多分高いよ」
と言ってバックの底に手を突っ込み、引っ張り出したのはきらびやかな宝石や装飾品だ。龍も火月も、こういった物にたいする知識ははないが、素人目に見てもかなり高そうだ。
「はぁっ!?お前どっから盗ってきた!?」
「家にあったのを持ってきた」
そんな物が家にポンポン置いてあるわけねぇだろ!と龍は叫ぶが、虎白は100元札を無造作に掴み、
「はいカヅキ。一宿一飯のお礼だよ」
「え?あ、良いのよ気にしないで」
流石にこんな出所不明のお金を貰うわけにはいかない。しかし虎白は、
「足りない?じゃあもっとあげるね」
と言って、小さな手に一杯札を掴むと、火月に差し出した。
「そ、そうじゃないのよ虎白ちゃん。幾らなんでも貰いすぎなの。今確か一元って日本円で20円位なのね?だからそうね。3枚貰える?」
「そんなちょっとでいいの?」
正直さっきもいったが、こんな出所不明のお金を貰っても、下手に換金も出来ないので、まぁ記念程度だ。そもそも最初からお金を貰うつもりもなかったのだが。
「まぁいいや。じゃあ龍。行こ!」
「言っとくがその金は使えねぇぞ……?」
「日本円に変えてもらおう」
「そんな怪しい金を換金なんてしたら足がつくだろうが」
「怪しい?大丈夫だよ。これは家にあった私のお金だもん」
マジでこいつお金持ちの娘か?と龍と火月は顔を寄せてヒソヒソ話。そんな二人の様子に虎白は首をかしげつつ、
「あ!じゃあこれは?」
「言っとくが宝石とかも換金すると足がつくぞー」
「これも私のだから大丈夫なんだけど……」
と言いながらリュックサックの内ポケットを漁って虎白は、龍の事をジト目で見てくる。そんな虎白に龍は、
「確かにお前のかもしれない。だがそんな大金を持ち歩いてれば、この街じゃ目立ちすぎる。お前こっち来てからも無造作にその金を出したり使ったりしてないか?」
「……」
龍に問われ、虎白はスッと視線を逸らす。心当たりはあるようだ。これ昨日追いかけられたのもそのせいじゃねぇだろうな、と龍は疑いつつも、
「でも何でお前そんだけあったのに換金所には行かなかったのか?」
「場所わかんなかったからまだいってない」
足がつくのでありがたい話だが、良くそんな状態で生き延びたなと思う。
「日本に来てまだ一週間位なんだけど、中国のお金を日本のお金に変えれるところが分からなくて、毎日公園の水道をゴミ箱に捨ててあったペットボトルに詰めて、コンビニの裏に置いてあった綺麗なお弁当を食べてたよ」
「それは破棄されてた弁当なのでは……」
金はあっても使えなきゃただの紙切れ同然……と言うわけか。
「何か変な人に代わりに換金してきてあげるよって言われて少し渡したけど帰ってこないし……」
「それ完全に盗られてるわね」
少し人を疑うことを教えねばならない気がする。コイツの将来のためにも。と龍は決心し、
「取り敢えず歯を磨いたら行ってくるわ」
「うん。お願いね。あとこれ」
と火月は諭吉を3人分龍に渡す。
「俺が出すからいいよ」
「良いのよ。女の子の服一式は高いんだから。それに今回行けない分。こう言うので貢献しておきたいのよ」
そう言う火月に、龍は肩を竦めながら、分かったよと頷き、
「ほら虎白。そのバックはしまってきな」
「うん……」
虎白は龍に言われ、不貞腐れながら上に戻ってリュックサックを置いてくると戻ってきた。
「歯ブラシの予備って虎白にあげていいかな?」
「うん。じゃあ序でに会合の帰りに予備も買い足しておくわね」
「別に予備くらい俺が買って帰るよ軍資金も貰ったしね」
「だーめ。それは虎白ちゃんの洋服を買うためのお金よ」
なんてやり取りをしていると虎白がこっちをジッと見てきて、
「どうした?虎白」
「リューとカヅキって情侣?」
「ちんりゅ?」
「違うわよ虎白ちゃん。龍君とは雇用主と従業員であり、同居人であり、保護者代わりみたいなものよ」
情侣とはなんぞや?となっている龍を尻目に、火月は答える。
「なぁ、ちんりゅってなんだ?」
「中国語で恋人って言う意味の言葉よ」
「あぁ、そりゃないな。虎白、この人若く見えるかもしれんが俺の倍は生きてるからな?」
「あら龍君。今夜の夕飯そんなにピーマンが食べたいの?それなら腕振るっちゃおうかしら」
ニッコリとしつつも、闇のオーラを纏わせた火月が言うと、龍は慌てて土下座した。龍はピーマンがと言うか、野菜全般が苦手である。何なら魚も寿司などはいいが、焼き魚になると骨を取るのが苦手で余り好きじゃない。
好きなのは肉とかカップラーメン。後はスナック菓子等々と言う、量を食うくせにかなり偏食気味だ。先程納豆を食べてたのも、偏食ぎみなためどうにか食えるもので栄養を取ろうと苦心した結果、米と一緒でも合うものとして選ばれたものであっただけ。特別好きな訳じゃない。
しかしそんな二人のやり取りを見て、虎白はケラケラと笑う。楽しそうで何よりだ。
「と、取り敢えずだ。は、歯を磨いてくる」
「あ!こら!」
そして龍はこれ以上火月と言い合うのは不利だと判断し、虎白をつれて二階の洗面所へと逃亡。
「全くもう」
その場に一人残された火月は、大きなため息を吐きながら、彼女も彼女でこの後用事があるため、そのために準備を始めるのだった。
「今さっき生まれて始めて納豆を食べたやつの言う台詞じゃないな」
虎白を保護した次の日の朝9時、龍達は火月の長い説教を乗り越え、今は一緒に朝御飯を食べていた。
Bar・火月は、20時から深夜の2時までが開店時間(しかし客が殆ど来ないため何時も0時くらいには後片付けも終えて閉めてしまう)で、それ以外は基本的に買い出しなどはあれど自由時間。そして三食おやつ付きで、住み込みなので家賃光熱費は0。給料はかなり低いが、それでも十分生活できる程度には至れり尽くせりだ。
そして先程もいったように三食おやつ付きなので、朝御飯もでる。基本的に龍は米派なので、朝からどんぶり飯に納豆を2パック分掛けて食べる。虎白も同じように(食べる量は龍より多い)食べ、生まれてはじめて納豆を食べた最初の台詞であった。
「龍君も食べるけど虎白ちゃんも食べるわねぇ」
「カヅキのご飯が旨すぎるからね~」
何てぼやく火月だが、すかさず虎白がそう言うと、
「あらそう?ありがとう虎白ちゃん。龍君なんてそう言ってくれないんだから」
「え?言うだろ?」
「聞かれれば、だけどね」
聞かれれば答えるが、そうでなければ確かに旨いとか言わないなと思いつつ、こう言うのってもっと伝える方が良いものなのか、と龍は納得すると、
「あと龍君。今日は虎白ちゃんの服を買うの手伝ってあげて貰って良い?」
「え?俺が?そう言うのは火月さんの方がセンス的に向いてるんじゃない?」
「私この後会合に出なくちゃ行けないし、虎白ちゃん追われてるんでしょ?何かあったら私じゃどうしようもないし、龍君の方が一緒にいた方がいいと思うけど?」
そう言うことかと龍は理解した。そういえば今日は、この辺りの地区の店の店主が集まって、色々情報交換をする日だ。この歌舞伎町は日々様々な人間が流れ込んでくるので、そう言った人物の情報や、どこぞの組が今怪しい動きをしてるとか、何処と何処が今バチバチしてて危ないとか、この歌舞伎町で生きていく上で、そう言った情報は必要不可欠な上、こうして交流しておくことで、いざというときに連携を取れるようにしておくと言う面もある。
この歌舞伎町にある小さな店達は、こうして助け合いながら生きていかねば、でかい組織の食い物になるだけだ。
「私が行ける日にずらしてもいいけど、この服一着だけしかないし、下着だってちゃんと買い直さないと」
「分かったよ」
味噌汁を飲み干し、龍は頷くと立ち上がると、
「じゃあお金持っていかなくちゃね」
そう言って同じく味噌汁を飲み干した虎白は立ち上がり、自分が寝ていた部屋に戻ると、昨晩から背負っていたリックサックを持って降りてきて、バックを開けると、
『ぶっ!』
「いーち。にーい。さーん」
なんとそこに入っていたのは、ギチギチに詰められた中国紙幣。しかも見た感じ全部100元紙幣だ。
「お、おまばか!そんな大金普通に出すな!」
「んー?別にそんなたいした金額じゃないよ?」
虎白は龍の叱責を、理解できていない様子だ。しかしなにやら大きなバックを背負ってるなと思いきや、まさかこんな大金を持ち歩いていたとは。と言うか、本当にもしかしたらこの娘はボンボンの家なのかもしれない。
「お金よりこっちの方が多分高いよ」
と言ってバックの底に手を突っ込み、引っ張り出したのはきらびやかな宝石や装飾品だ。龍も火月も、こういった物にたいする知識ははないが、素人目に見てもかなり高そうだ。
「はぁっ!?お前どっから盗ってきた!?」
「家にあったのを持ってきた」
そんな物が家にポンポン置いてあるわけねぇだろ!と龍は叫ぶが、虎白は100元札を無造作に掴み、
「はいカヅキ。一宿一飯のお礼だよ」
「え?あ、良いのよ気にしないで」
流石にこんな出所不明のお金を貰うわけにはいかない。しかし虎白は、
「足りない?じゃあもっとあげるね」
と言って、小さな手に一杯札を掴むと、火月に差し出した。
「そ、そうじゃないのよ虎白ちゃん。幾らなんでも貰いすぎなの。今確か一元って日本円で20円位なのね?だからそうね。3枚貰える?」
「そんなちょっとでいいの?」
正直さっきもいったが、こんな出所不明のお金を貰っても、下手に換金も出来ないので、まぁ記念程度だ。そもそも最初からお金を貰うつもりもなかったのだが。
「まぁいいや。じゃあ龍。行こ!」
「言っとくがその金は使えねぇぞ……?」
「日本円に変えてもらおう」
「そんな怪しい金を換金なんてしたら足がつくだろうが」
「怪しい?大丈夫だよ。これは家にあった私のお金だもん」
マジでこいつお金持ちの娘か?と龍と火月は顔を寄せてヒソヒソ話。そんな二人の様子に虎白は首をかしげつつ、
「あ!じゃあこれは?」
「言っとくが宝石とかも換金すると足がつくぞー」
「これも私のだから大丈夫なんだけど……」
と言いながらリュックサックの内ポケットを漁って虎白は、龍の事をジト目で見てくる。そんな虎白に龍は、
「確かにお前のかもしれない。だがそんな大金を持ち歩いてれば、この街じゃ目立ちすぎる。お前こっち来てからも無造作にその金を出したり使ったりしてないか?」
「……」
龍に問われ、虎白はスッと視線を逸らす。心当たりはあるようだ。これ昨日追いかけられたのもそのせいじゃねぇだろうな、と龍は疑いつつも、
「でも何でお前そんだけあったのに換金所には行かなかったのか?」
「場所わかんなかったからまだいってない」
足がつくのでありがたい話だが、良くそんな状態で生き延びたなと思う。
「日本に来てまだ一週間位なんだけど、中国のお金を日本のお金に変えれるところが分からなくて、毎日公園の水道をゴミ箱に捨ててあったペットボトルに詰めて、コンビニの裏に置いてあった綺麗なお弁当を食べてたよ」
「それは破棄されてた弁当なのでは……」
金はあっても使えなきゃただの紙切れ同然……と言うわけか。
「何か変な人に代わりに換金してきてあげるよって言われて少し渡したけど帰ってこないし……」
「それ完全に盗られてるわね」
少し人を疑うことを教えねばならない気がする。コイツの将来のためにも。と龍は決心し、
「取り敢えず歯を磨いたら行ってくるわ」
「うん。お願いね。あとこれ」
と火月は諭吉を3人分龍に渡す。
「俺が出すからいいよ」
「良いのよ。女の子の服一式は高いんだから。それに今回行けない分。こう言うので貢献しておきたいのよ」
そう言う火月に、龍は肩を竦めながら、分かったよと頷き、
「ほら虎白。そのバックはしまってきな」
「うん……」
虎白は龍に言われ、不貞腐れながら上に戻ってリュックサックを置いてくると戻ってきた。
「歯ブラシの予備って虎白にあげていいかな?」
「うん。じゃあ序でに会合の帰りに予備も買い足しておくわね」
「別に予備くらい俺が買って帰るよ軍資金も貰ったしね」
「だーめ。それは虎白ちゃんの洋服を買うためのお金よ」
なんてやり取りをしていると虎白がこっちをジッと見てきて、
「どうした?虎白」
「リューとカヅキって情侣?」
「ちんりゅ?」
「違うわよ虎白ちゃん。龍君とは雇用主と従業員であり、同居人であり、保護者代わりみたいなものよ」
情侣とはなんぞや?となっている龍を尻目に、火月は答える。
「なぁ、ちんりゅってなんだ?」
「中国語で恋人って言う意味の言葉よ」
「あぁ、そりゃないな。虎白、この人若く見えるかもしれんが俺の倍は生きてるからな?」
「あら龍君。今夜の夕飯そんなにピーマンが食べたいの?それなら腕振るっちゃおうかしら」
ニッコリとしつつも、闇のオーラを纏わせた火月が言うと、龍は慌てて土下座した。龍はピーマンがと言うか、野菜全般が苦手である。何なら魚も寿司などはいいが、焼き魚になると骨を取るのが苦手で余り好きじゃない。
好きなのは肉とかカップラーメン。後はスナック菓子等々と言う、量を食うくせにかなり偏食気味だ。先程納豆を食べてたのも、偏食ぎみなためどうにか食えるもので栄養を取ろうと苦心した結果、米と一緒でも合うものとして選ばれたものであっただけ。特別好きな訳じゃない。
しかしそんな二人のやり取りを見て、虎白はケラケラと笑う。楽しそうで何よりだ。
「と、取り敢えずだ。は、歯を磨いてくる」
「あ!こら!」
そして龍はこれ以上火月と言い合うのは不利だと判断し、虎白をつれて二階の洗面所へと逃亡。
「全くもう」
その場に一人残された火月は、大きなため息を吐きながら、彼女も彼女でこの後用事があるため、そのために準備を始めるのだった。
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