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第0章
0-12 二つ足と四つ足
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今期成績優秀者に特別に与えられる休暇を利用して、僕はまた転生世界に足を踏み入れる事にした。またアンタッチャブルに遭遇してしまう可能性は確かにあったが、その確率は限りなく低いだろう。そして何よりも事の真相に対する興味が強く上回ってしまったのだ。
(大丈夫だ、いざとなったら僕には奥の手もあるのだから)
転生部屋から導きの門の前に立つ。あの快楽殺人鬼の嫌な顔を思い出しながら取っ手を掴み、開く。銀に揺蕩う水面に潜る。
しばらくたって目を開くと、そこは木々が生い茂る森で、雲一つない空から日差しが木漏れ日となってキラキラと降り注いでいる。どこで鳴いているのか鳥や虫の声はとても賑やかで、まさに自然という二文字が似つかわしい場所だった。
「意外だな……」
あいつの性格からもっと悲惨な世界を想像していたのだが、なんとも平和な風景だ。導きの門は目的の人物と距離的に近かったり縁のある場所に連れて行ってくれるので、この平和な世界の裏側では残虐非道の行いが繰り広げられている、なんて可能性も低い。
(まずは人を探すとするか)
鳥に姿を変え空へと飛びあがる。どうもこの辺りは巨大な森になっているようで、この近くに人の痕跡らしきものは見当たらない。一度地上に降りてまた姿を変え、周囲の木を切り倒して森の中に空白地帯をつくる。そこに切った気を並べて目印を作り、再度空へと飛びあがった。
「よし」
僕は作った円の中に目印がきちんと見えている事を確認し、周囲をさきほどより大きめにぐるりと飛び回る。その次に方向を決めてまっすぐに飛んでみたが森の終わりは見当たらず、人工的な建造物や道のような簡単なものですら目にすることはなく、どこまでいっても山と森が続くだけだった。
(どういうことだろう……?)
まさかもう既に人類が皆殺しにされたなんてことはあるだろうか? それにしたって人間が存在していた跡まで一緒になくなるはずはない。しかしどれだけ飛んでも続く広大な森に、一旦転生者の捜索は諦めて元の目印の位置まで戻る。いつの間にか随分日も落ちてきていたので僕は火を起こして夜を迎える準備を始めた。
昔読んだ漫画に『大きな木の下で火を起こせば上った煙は葉や枝がかき消してくれる』とあったので、僕は逆にこの木々を円状に刈り取った中央で大きめの焚火をすることで、向こうから僕を見つけてくれることに期待する。煙が多く出るように水分を含んだ薪を何本も入れていく。バチバチと薪が弾ける音が響き渡り、夜の暗闇にこの大きな火はとても明るく目立つはずだ。もちろんアンタッチャブルに対しても自分の居場所を教えているようなものなのだが、もし彼らがこの世界にすでに来ているとするならば。あんな桁外れの強さを誇る能力者達には火の有無など関係なく自分は発見されるだろう。どうせ同じならこの世界の人間がこれを見つけてくれる可能性を考えた方がいい。
丸太を椅子にしてゆらゆらと揺らめく炎を眺める。生きていた時もこうして炎や水の流れを見るのが好きだった。
もっともそれらは映像の中の物ばかりであって、実際に野外で活動することはまるでなかったが。
(おっと……来たかな)
しばらくゆっくりとしていると、あらかじめマッピングしておいた周囲のマップに赤い点が表示される。知能をもった生命体らしく、等間隔に広がりゆっくりとこちらに向かって円を狭めるように近づいてきているのがわかる。詳細を確認しようとしたが今まで出会ったことのない生物らしく、該当なしと表示された。
(この世界独自の生き物というわけだ)
特に身動きはせず相手に気づいていないふりを続ける。野獣の類にやられることはまずないと思うが相手は知能を持っている、万が一がないよう基本的なバフを静かにどんどんとかけていく。導きの門もいつでも召喚できるようにして最悪すぐに逃げかえることも選択肢に入れる事を忘れず、相手からのコンタクトをじっと待つことにした。
相手との距離がどんどん狭まってくる。彼らは丁度森とこの僕が作った空き地の境目でその動きを止め、こちらを観察しているようだ。耳をそばだてるとひそひそと話し声のようなようなものも聞こえてきた。どうやらビンゴのようだ。
「害意はありません!」
僕は大声を出しながら立ち上がり、両手を大きく上にあげて何も持っていないことを知らせる。夜だとは言え目の前の大きな炎と星明かりでこちらが見えないということはないだろう。
一瞬僕を囲む人たちに緊張が走ったことを感じる。僕は両手を上げたままその場でグルグルと周り、武装を行っていないことも同時に見せていく。ここまでしても相手が近づいてきてくれない場合は仕方がない、少し強引にこちらから会話を試みるしかない。
「こんばんは! よろしければお話をしましょう!」
呼びかけを続ける。彼ら隣同士の距離が縮まっていき、だんだんと一か所に集まり始めた。きっとどうするかの相談が始まっているのだろう。少なくともこちらに先制攻撃をしかけてくる可能性はグッと下がった気がする。その場にいる全員で相談して決める合議制を取っているのか?それともリーダーに意思を再確認しているのだろうか。未確認の種族に会う瞬間は緊張と期待の二つが入り混じって、まさにこれこそ冒険という高揚感に包まれる。
ゆっくりと彼らが森の闇から姿を現した。同時に僕の頭に強い衝撃が走る。
(人間……なのか……?)
彼らは皆裸で這って移動しており、四肢は異常なまでに細い。皮膚は随分と硬くなっているようで随分と角ばった身体をしており、僕たち地球の人間の急所に値する部位はチラッと見た限りでは見当たらない。手足を大きく広げカサカサと動くその姿はアメンボや蜘蛛を彷彿とさせた。彼らは大きく火を迂回しながら陰に隠れるようにして近づいてくる。
「おお……おお……二つ足じゃ……また二つ足の神様が現れた……」
一人が前に這い出てくる。顔は人間のものと差異ないようで、長く白い髭とかなり薄くなった頭は彼の年齢を思わせる。
「初めまして二つ足のお方よ。私たちはこの辺りに生きている人間です。この魔法の火を見てやってきました」
「初めまして。僕はある人物を探してここに来ました。あなた達に危害を与えたりするつもりは一切ありません」
彼らの低い頭にどうしても見下ろすような形での会話となってしまう。僕も同じ姿勢を取るわけにもいかず、また丸太に座って少しでもこちらの頭を低くする。
「それを聞いて安心いたしました。もちろん二つ足の神様を疑っているわけではございません」
彼らが一様に頭を下げる。
「二つ足の神様、ここではいつどんな獣が現れるかわかりません。よろしければ私たちの住む場所にお連れしたいのですがいかがでしょうか」
どんな獣がやってこようが問題にはならないだろうが、彼らは戦いには不向きな身体をしている。余計なストレスを与えないためにもここは素直に連れて行ってもらう方がいいだろう。それにどうやら先客もきているらしい。
「ありがとうございます。それではお邪魔させていただきます」
そう言って彼らの先導に従う。彼らの進むスピードはかなりゆっくりで、特に段差などに苦労しているようだった。種族としてかなり不都合が多そうな身体をしているが、一体どうして彼らはこのような形に進化をしていったのだろうか?
(それともう一人の二つ足のことだ)
僕を見て二つ足と言っていたのは、単純に二足歩行をしているからだろう。そして『二つ足の神様がまた現れた』と言っていた。僕を見た時も警戒はしていたものの驚いたり怯えたりする様子がなかったことから、彼らは僕と同じような二足歩行の人間をもう一人知っていることになる。
(転生者のことだろうか)
可能性はとても高いだろう。導きの門が僕を送り出した場所がここである以上、この近くに転生者がいる可能性も非常に高い。しかしこの四つ足で進む彼らが神様と呼んで敬うような行いを、あの男がやるだろうか?
「この辺りは危ないですから、私の後ろから離れないようにしてください」
彼らは器用に一列に並び、時折何かを避けるようにクネクネと進路を変えながら進んでいく。土や落ち葉でカモフラージュはしているが落とし穴が所々にあるようだ。いくつかは使用後のようで地面にぽっかり穴が開いている場所もいくつかあった。
「さあ着きました。こちらです」
落とし穴地帯を超えてすぐのところに洞窟があった。入口には木を削って組み合わせただけの簡単な柵が、細い隙間を残して固定されていた。
(これじゃ彼ら以外は中に入れないな)
僕がどうしようかと困っていると、彼らは内側から一部のツタのようなものをほどき、柵を押し上げるようにして中に入れるようにしてくれた。僕が入った後はまた柵を引き下げ、ツタで縛って元の様に入口を塞いでいる。
(知能は人間と同じぐらいなのだろうか)
だとしても彼らに木を削って柵の材料を作り出すことは難しいように思える。だとするとこの柵や、入口を囲むようにして設置してある落とし穴ももう一人の『二つ足の神様』が作ったものに違いない。しかしやはり僕が送ったあの快楽殺人鬼と、この彼らを守る数々のギミックが結びつかない。先ほど案内してくれた人に直接聞いた方が早いだろうと彼の姿を探し声をかけた。
(大丈夫だ、いざとなったら僕には奥の手もあるのだから)
転生部屋から導きの門の前に立つ。あの快楽殺人鬼の嫌な顔を思い出しながら取っ手を掴み、開く。銀に揺蕩う水面に潜る。
しばらくたって目を開くと、そこは木々が生い茂る森で、雲一つない空から日差しが木漏れ日となってキラキラと降り注いでいる。どこで鳴いているのか鳥や虫の声はとても賑やかで、まさに自然という二文字が似つかわしい場所だった。
「意外だな……」
あいつの性格からもっと悲惨な世界を想像していたのだが、なんとも平和な風景だ。導きの門は目的の人物と距離的に近かったり縁のある場所に連れて行ってくれるので、この平和な世界の裏側では残虐非道の行いが繰り広げられている、なんて可能性も低い。
(まずは人を探すとするか)
鳥に姿を変え空へと飛びあがる。どうもこの辺りは巨大な森になっているようで、この近くに人の痕跡らしきものは見当たらない。一度地上に降りてまた姿を変え、周囲の木を切り倒して森の中に空白地帯をつくる。そこに切った気を並べて目印を作り、再度空へと飛びあがった。
「よし」
僕は作った円の中に目印がきちんと見えている事を確認し、周囲をさきほどより大きめにぐるりと飛び回る。その次に方向を決めてまっすぐに飛んでみたが森の終わりは見当たらず、人工的な建造物や道のような簡単なものですら目にすることはなく、どこまでいっても山と森が続くだけだった。
(どういうことだろう……?)
まさかもう既に人類が皆殺しにされたなんてことはあるだろうか? それにしたって人間が存在していた跡まで一緒になくなるはずはない。しかしどれだけ飛んでも続く広大な森に、一旦転生者の捜索は諦めて元の目印の位置まで戻る。いつの間にか随分日も落ちてきていたので僕は火を起こして夜を迎える準備を始めた。
昔読んだ漫画に『大きな木の下で火を起こせば上った煙は葉や枝がかき消してくれる』とあったので、僕は逆にこの木々を円状に刈り取った中央で大きめの焚火をすることで、向こうから僕を見つけてくれることに期待する。煙が多く出るように水分を含んだ薪を何本も入れていく。バチバチと薪が弾ける音が響き渡り、夜の暗闇にこの大きな火はとても明るく目立つはずだ。もちろんアンタッチャブルに対しても自分の居場所を教えているようなものなのだが、もし彼らがこの世界にすでに来ているとするならば。あんな桁外れの強さを誇る能力者達には火の有無など関係なく自分は発見されるだろう。どうせ同じならこの世界の人間がこれを見つけてくれる可能性を考えた方がいい。
丸太を椅子にしてゆらゆらと揺らめく炎を眺める。生きていた時もこうして炎や水の流れを見るのが好きだった。
もっともそれらは映像の中の物ばかりであって、実際に野外で活動することはまるでなかったが。
(おっと……来たかな)
しばらくゆっくりとしていると、あらかじめマッピングしておいた周囲のマップに赤い点が表示される。知能をもった生命体らしく、等間隔に広がりゆっくりとこちらに向かって円を狭めるように近づいてきているのがわかる。詳細を確認しようとしたが今まで出会ったことのない生物らしく、該当なしと表示された。
(この世界独自の生き物というわけだ)
特に身動きはせず相手に気づいていないふりを続ける。野獣の類にやられることはまずないと思うが相手は知能を持っている、万が一がないよう基本的なバフを静かにどんどんとかけていく。導きの門もいつでも召喚できるようにして最悪すぐに逃げかえることも選択肢に入れる事を忘れず、相手からのコンタクトをじっと待つことにした。
相手との距離がどんどん狭まってくる。彼らは丁度森とこの僕が作った空き地の境目でその動きを止め、こちらを観察しているようだ。耳をそばだてるとひそひそと話し声のようなようなものも聞こえてきた。どうやらビンゴのようだ。
「害意はありません!」
僕は大声を出しながら立ち上がり、両手を大きく上にあげて何も持っていないことを知らせる。夜だとは言え目の前の大きな炎と星明かりでこちらが見えないということはないだろう。
一瞬僕を囲む人たちに緊張が走ったことを感じる。僕は両手を上げたままその場でグルグルと周り、武装を行っていないことも同時に見せていく。ここまでしても相手が近づいてきてくれない場合は仕方がない、少し強引にこちらから会話を試みるしかない。
「こんばんは! よろしければお話をしましょう!」
呼びかけを続ける。彼ら隣同士の距離が縮まっていき、だんだんと一か所に集まり始めた。きっとどうするかの相談が始まっているのだろう。少なくともこちらに先制攻撃をしかけてくる可能性はグッと下がった気がする。その場にいる全員で相談して決める合議制を取っているのか?それともリーダーに意思を再確認しているのだろうか。未確認の種族に会う瞬間は緊張と期待の二つが入り混じって、まさにこれこそ冒険という高揚感に包まれる。
ゆっくりと彼らが森の闇から姿を現した。同時に僕の頭に強い衝撃が走る。
(人間……なのか……?)
彼らは皆裸で這って移動しており、四肢は異常なまでに細い。皮膚は随分と硬くなっているようで随分と角ばった身体をしており、僕たち地球の人間の急所に値する部位はチラッと見た限りでは見当たらない。手足を大きく広げカサカサと動くその姿はアメンボや蜘蛛を彷彿とさせた。彼らは大きく火を迂回しながら陰に隠れるようにして近づいてくる。
「おお……おお……二つ足じゃ……また二つ足の神様が現れた……」
一人が前に這い出てくる。顔は人間のものと差異ないようで、長く白い髭とかなり薄くなった頭は彼の年齢を思わせる。
「初めまして二つ足のお方よ。私たちはこの辺りに生きている人間です。この魔法の火を見てやってきました」
「初めまして。僕はある人物を探してここに来ました。あなた達に危害を与えたりするつもりは一切ありません」
彼らの低い頭にどうしても見下ろすような形での会話となってしまう。僕も同じ姿勢を取るわけにもいかず、また丸太に座って少しでもこちらの頭を低くする。
「それを聞いて安心いたしました。もちろん二つ足の神様を疑っているわけではございません」
彼らが一様に頭を下げる。
「二つ足の神様、ここではいつどんな獣が現れるかわかりません。よろしければ私たちの住む場所にお連れしたいのですがいかがでしょうか」
どんな獣がやってこようが問題にはならないだろうが、彼らは戦いには不向きな身体をしている。余計なストレスを与えないためにもここは素直に連れて行ってもらう方がいいだろう。それにどうやら先客もきているらしい。
「ありがとうございます。それではお邪魔させていただきます」
そう言って彼らの先導に従う。彼らの進むスピードはかなりゆっくりで、特に段差などに苦労しているようだった。種族としてかなり不都合が多そうな身体をしているが、一体どうして彼らはこのような形に進化をしていったのだろうか?
(それともう一人の二つ足のことだ)
僕を見て二つ足と言っていたのは、単純に二足歩行をしているからだろう。そして『二つ足の神様がまた現れた』と言っていた。僕を見た時も警戒はしていたものの驚いたり怯えたりする様子がなかったことから、彼らは僕と同じような二足歩行の人間をもう一人知っていることになる。
(転生者のことだろうか)
可能性はとても高いだろう。導きの門が僕を送り出した場所がここである以上、この近くに転生者がいる可能性も非常に高い。しかしこの四つ足で進む彼らが神様と呼んで敬うような行いを、あの男がやるだろうか?
「この辺りは危ないですから、私の後ろから離れないようにしてください」
彼らは器用に一列に並び、時折何かを避けるようにクネクネと進路を変えながら進んでいく。土や落ち葉でカモフラージュはしているが落とし穴が所々にあるようだ。いくつかは使用後のようで地面にぽっかり穴が開いている場所もいくつかあった。
「さあ着きました。こちらです」
落とし穴地帯を超えてすぐのところに洞窟があった。入口には木を削って組み合わせただけの簡単な柵が、細い隙間を残して固定されていた。
(これじゃ彼ら以外は中に入れないな)
僕がどうしようかと困っていると、彼らは内側から一部のツタのようなものをほどき、柵を押し上げるようにして中に入れるようにしてくれた。僕が入った後はまた柵を引き下げ、ツタで縛って元の様に入口を塞いでいる。
(知能は人間と同じぐらいなのだろうか)
だとしても彼らに木を削って柵の材料を作り出すことは難しいように思える。だとするとこの柵や、入口を囲むようにして設置してある落とし穴ももう一人の『二つ足の神様』が作ったものに違いない。しかしやはり僕が送ったあの快楽殺人鬼と、この彼らを守る数々のギミックが結びつかない。先ほど案内してくれた人に直接聞いた方が早いだろうと彼の姿を探し声をかけた。
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