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第0章
0-2 勇者の資質
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「俺はもっと人を殺したい! 生きてた時の人数じゃ全然足りねえ! もっともっと何かを殺したいんだ!」
今日も僕は転生部屋で転生予定者と面談を行っている。そして今回のお客様は転生者の中でも勇者となる素質をもった大変に素晴らしいタイプのお方だ。職場の規定によればの話だが。
「ええーっと、一霧 刻さん。ひときり きざむさんですね。何かを殺したいそうですがどうしてまた?」
「決まってるじゃねえか! 気持ちいいからだよ! 今までキーキー喚いてたやつが俺の手で段々静かになっていくあの過程は他の快楽の比じゃねえ! 地球じゃヘマしちまってたった数十人しか殺せなかったけどよ! 俺はもっともっと殺してえんだ!」
(つまりただの快楽殺人鬼じゃないか)
こんなやつが『勇者の素質アリ』としてここではとても重宝されている。それはなぜか? 普通の人は人を殺せないからだ。猫や犬の動物でさえ、生き物を殺すという行為にはとんでもない忌避感がつきまとう。いくら悪魔を打ち倒して苦しむ人を救いたいとのたまったところで、魔物がかわいい子猫のような外見をしているだけで躊躇してしまっていては世界は救えないのだ。人の心を捨ててしまったものだけが真の勇者になることができる。
(誰か助けてくれ)
誰が助けてくれるというのだろうか。救いであるはずの女神様は僕の上司の上司のそのまたもっと上司なのだ。
「あ~、それじゃですね。人々が魔王に苦しめられている世界に送りますので、そこで悪魔を思う存分殺していただいて……」
「馬鹿かおめえ! 俺は人を殺したいんだよ! ちょっとナイフで切りつけただけで泣いて跪いて命乞いをするようなやつを殺してえんだ!」
「いやあ悪魔も似たような奴いっぱいいるらしいですよ。アタマばっかりよくてちょっと殴れば命乞いしてくるようなタイプ」
「ああー? そんなやつ探すよりその辺の人間殺していった方が楽だし早いだろうがよ!」
「でもですね、その調子で片っ端から人間殺していったらいつか皆死んで誰もいなくなりますよ。そのあとどうします?」
「あー!? あー……そりゃおめえ……あー? 確かに。どうすっかな」
「だからですね、魔王も人間もどっちもいる世界に行っとけばいいんじゃないですか?悪魔なら闇があれば無限に沸いてくるらしいですよ。獲物がいなくなることもないんじゃないですか? それでまあ……どうしても我慢できなくなったらたまーにね、絶滅しない程度にちょこっと人間の方もやりゃいいんじゃないですか」
「おー! おめえ頭いいなあ! なるほどな! そうするぜ! その悪魔ってやつも簡単に殺せるようにしてくれんだろ?」
「もちろんですよ。さあ、あの赤い扉をお通りください。あなたの望む世界へ連れて行ってくれますよ」
僕の提案をゲラゲラ笑いながら了承し、浮かれた足取りで導きの門を通る男の後姿を眺める。
(あんな奴はさっさと死ねばいいんだ)
彼には何の能力も与えなかった。無敵の力を手に入れたところで魔王を倒して悪魔が出なくなれば、その力はどうせ人間に向かうのだ。彼は転生後嬉々として悪魔に飛び掛かり、自分に何の能力も与えられていないことに気づく前に返り討ちに会って死ぬだろう。あいつが死んでしまったらその世界の人間は魔王との戦いが続き、もしかすると滅ぼされることにもなるかもしれないが、勇者に遊び半分に殺されるよりはきっとマシなはずだ。
(僕ももうまともじゃないんだろうな)
まだかろうじて形をとどめている僕の良心が、人の命への軽すぎる扱いに警鐘を鳴らす。しかしあのまま押し問答を続けていたとしても同じことだ。また上司が飛んできて彼のとんでもない希望をニコニコと聞き入れて、ついでにおまけまで与えて転生させるのだ。ならこれがきっと一番いい。
転生部屋を出て自分の部署に戻る。上司が僕を目ざとく見つけ上司の席まで呼びつけた。もう怒られるのは慣れっことはいえ、同僚の前で長い時間馬鹿にされるのは辛い。
しかし僕の心配をよそに上司はニコニコと僕の隣に立ち肩を叩いてきた。こんなに上機嫌な彼を見るのは久しぶりだ。現場に出ることがなくなってから随分と肥えたその体をブルンブルンと震わせながら喜んでいる。
「勇者を一人送ったんだって? お前にしてはやるじゃないか。ようやく力を入れて仕事をする気になったか?」
(ああ、そういうことか)
彼のえびす顔にようやく合点がいく。
そもそも人を平気で殺せるような人格破綻者はほとんどいない。いたとしても、狂気に満ちた元人間をなんとか口車に乗せて魔王のいる世界へ送るのは至難の業だ。仕事が遅い無能な僕がそんな偉業を達成したので、上司の僕を見る目が少しは変わったらしい。
(一応まだ期待はされているんだな)
ろくでもない職場、さらにろくでもない上司だというのに、それでも自分が認められるというのは嬉しいらしい。
(でもこれってブラック企業の洗脳と同じなんだよなあ)
さっさと洗脳されて疑問を抱かず働いたほうがいいのか、それとも自分の理性と良心を信じて抗い続けた方がいいのか、僕にはもうわからない。ここの同僚だけで百人を超える規模の職場だし、同じような転生案内所はあちらこちらに山ほどある。それほど転生予定者というのは多く、最近は更に多くなった。僕一人が抵抗したとして意味があるとは思えないほどに。
「勇者転生達成のボーナスも用意しておいた。大きな案件を成功させたとはいえそれでも成績はまだ一番下なんだ、これからももっと頑張るように」
上司はそういって賞状と白い封筒を渡される。今日の業務はこれで上がっていいと恩赦まで与えられ、僕は数か月ぶりに残業なしで帰宅することを許された。
(何なんだろうな、僕の人生、いや天聖生か)
案内所で働いているのは全員元転生者だ。転生者は転生した世界でハッピーエンドを迎えた時に二つの選択肢を与えられる。一つ目はめでたしめでたしでそこで終わること、人間でいうなら死だ。もう一つは更に転生を行って神のしもべとなること。この二度目の転生の事を天聖(てんしょう)と呼び、そうして神のしもべとなった者を天聖者(てんしょうしゃ)と呼ぶ。
僕も元々は転生者だった。しかし僕の転生で面談は行われなかった。転生部屋に入ると一台の機械が置いてあり、モニターには『欲しい能力を選んで奥の赤い扉から出てください』とだけ表示されていた。その機械にはたくさんの能力が種類や属性ごとに分けられて検索できるようになっており、それを選ぶだけでその能力が手に入るというシロモノだったのだ。
僕は無類の猫好きで、よくインターネットで動画や写真を見ることで疲れを癒していた。しかしリアルでは動物を飼う余裕もなく、野良猫を見かけた時もどんな方法を使ってとしても、猫ちゃんたちは近寄ることすら許してくれなかった。僕は機械のコンソールを操作して動物の項目を選んだ。残念ながらそこに『猫に好かれる』能力はなく、係員の呼び出しボタンを押しても一向に誰も現れる気配がなかったので、泣く泣く同じ項目の別の能力を選んだのだ。
(転生者の頃の方が楽しかったなあ)
僕が今いる天聖界には動物が一切いない。転生者と天聖者のみで成るこの世界には、動物だけではなく魚や植物やそう言ったものも一切存在していないのだ。なので僕の動物触れ合い欲を満たすには誰かに動物を召喚してもらうしかないのだが、魔力で作り出された召喚獣の手触りは本物とまるで違う、おまけに戦闘用や騎乗用がほとんどなのでかわいい仔猫など滅多にいない。転生者から天聖者に昇格した後にその事実を知ったときは、転生者に戻してくれと何度も懇願したものだ。
「は~っ……」
久しぶりに定時までに家に帰れたというのに、結局口から出てくるのは仕事中と同じでため息ばかりだ。
「この仕事合ってない気がするなあ、とはいえ他の仕事と言っても軍関係のものばかりだし……」
転生案内所と天聖軍。天聖界での大まかな仕事はこの二種類に分けられる。転生案内所では僕がしているような転生者を導く仕事が行われていて、天聖軍は送られた転生者の不始末の処理であったり、勇者の手に負えないほど強い魔王や悪魔の討伐がもっぱらの仕事だ。
「そもそも天聖軍なんかに入れるわけないけどね」
天聖軍はこの世界の最後の砦である。転生者の頃からとんでもない強さのスキルやチート能力を手に入れたものが武勲を上げてようやく入れるかどうかの狭き門。噂には無敵能力者ばかり集めた無敵軍や、不死身軍なんてのもあるらしい。
(そんなとこに動物に変身できるだけの僕は入れたとして何ができるっていうんだ)
そう、猫に好かれる能力が一覧になかった僕は、自分が動物に変身できるアニマルチェンジの能力を選んでいたのだ。暇をみつけては仔猫に変身し、鏡に映る自分を見て喜んでいる。しかし結局お触りはできないので前述のとおり召喚を頼む必要があるというわけだ。
「なんか……いいことないかなあ……」
僕はいつの間にか深い眠りに落ちていた。
今日も僕は転生部屋で転生予定者と面談を行っている。そして今回のお客様は転生者の中でも勇者となる素質をもった大変に素晴らしいタイプのお方だ。職場の規定によればの話だが。
「ええーっと、一霧 刻さん。ひときり きざむさんですね。何かを殺したいそうですがどうしてまた?」
「決まってるじゃねえか! 気持ちいいからだよ! 今までキーキー喚いてたやつが俺の手で段々静かになっていくあの過程は他の快楽の比じゃねえ! 地球じゃヘマしちまってたった数十人しか殺せなかったけどよ! 俺はもっともっと殺してえんだ!」
(つまりただの快楽殺人鬼じゃないか)
こんなやつが『勇者の素質アリ』としてここではとても重宝されている。それはなぜか? 普通の人は人を殺せないからだ。猫や犬の動物でさえ、生き物を殺すという行為にはとんでもない忌避感がつきまとう。いくら悪魔を打ち倒して苦しむ人を救いたいとのたまったところで、魔物がかわいい子猫のような外見をしているだけで躊躇してしまっていては世界は救えないのだ。人の心を捨ててしまったものだけが真の勇者になることができる。
(誰か助けてくれ)
誰が助けてくれるというのだろうか。救いであるはずの女神様は僕の上司の上司のそのまたもっと上司なのだ。
「あ~、それじゃですね。人々が魔王に苦しめられている世界に送りますので、そこで悪魔を思う存分殺していただいて……」
「馬鹿かおめえ! 俺は人を殺したいんだよ! ちょっとナイフで切りつけただけで泣いて跪いて命乞いをするようなやつを殺してえんだ!」
「いやあ悪魔も似たような奴いっぱいいるらしいですよ。アタマばっかりよくてちょっと殴れば命乞いしてくるようなタイプ」
「ああー? そんなやつ探すよりその辺の人間殺していった方が楽だし早いだろうがよ!」
「でもですね、その調子で片っ端から人間殺していったらいつか皆死んで誰もいなくなりますよ。そのあとどうします?」
「あー!? あー……そりゃおめえ……あー? 確かに。どうすっかな」
「だからですね、魔王も人間もどっちもいる世界に行っとけばいいんじゃないですか?悪魔なら闇があれば無限に沸いてくるらしいですよ。獲物がいなくなることもないんじゃないですか? それでまあ……どうしても我慢できなくなったらたまーにね、絶滅しない程度にちょこっと人間の方もやりゃいいんじゃないですか」
「おー! おめえ頭いいなあ! なるほどな! そうするぜ! その悪魔ってやつも簡単に殺せるようにしてくれんだろ?」
「もちろんですよ。さあ、あの赤い扉をお通りください。あなたの望む世界へ連れて行ってくれますよ」
僕の提案をゲラゲラ笑いながら了承し、浮かれた足取りで導きの門を通る男の後姿を眺める。
(あんな奴はさっさと死ねばいいんだ)
彼には何の能力も与えなかった。無敵の力を手に入れたところで魔王を倒して悪魔が出なくなれば、その力はどうせ人間に向かうのだ。彼は転生後嬉々として悪魔に飛び掛かり、自分に何の能力も与えられていないことに気づく前に返り討ちに会って死ぬだろう。あいつが死んでしまったらその世界の人間は魔王との戦いが続き、もしかすると滅ぼされることにもなるかもしれないが、勇者に遊び半分に殺されるよりはきっとマシなはずだ。
(僕ももうまともじゃないんだろうな)
まだかろうじて形をとどめている僕の良心が、人の命への軽すぎる扱いに警鐘を鳴らす。しかしあのまま押し問答を続けていたとしても同じことだ。また上司が飛んできて彼のとんでもない希望をニコニコと聞き入れて、ついでにおまけまで与えて転生させるのだ。ならこれがきっと一番いい。
転生部屋を出て自分の部署に戻る。上司が僕を目ざとく見つけ上司の席まで呼びつけた。もう怒られるのは慣れっことはいえ、同僚の前で長い時間馬鹿にされるのは辛い。
しかし僕の心配をよそに上司はニコニコと僕の隣に立ち肩を叩いてきた。こんなに上機嫌な彼を見るのは久しぶりだ。現場に出ることがなくなってから随分と肥えたその体をブルンブルンと震わせながら喜んでいる。
「勇者を一人送ったんだって? お前にしてはやるじゃないか。ようやく力を入れて仕事をする気になったか?」
(ああ、そういうことか)
彼のえびす顔にようやく合点がいく。
そもそも人を平気で殺せるような人格破綻者はほとんどいない。いたとしても、狂気に満ちた元人間をなんとか口車に乗せて魔王のいる世界へ送るのは至難の業だ。仕事が遅い無能な僕がそんな偉業を達成したので、上司の僕を見る目が少しは変わったらしい。
(一応まだ期待はされているんだな)
ろくでもない職場、さらにろくでもない上司だというのに、それでも自分が認められるというのは嬉しいらしい。
(でもこれってブラック企業の洗脳と同じなんだよなあ)
さっさと洗脳されて疑問を抱かず働いたほうがいいのか、それとも自分の理性と良心を信じて抗い続けた方がいいのか、僕にはもうわからない。ここの同僚だけで百人を超える規模の職場だし、同じような転生案内所はあちらこちらに山ほどある。それほど転生予定者というのは多く、最近は更に多くなった。僕一人が抵抗したとして意味があるとは思えないほどに。
「勇者転生達成のボーナスも用意しておいた。大きな案件を成功させたとはいえそれでも成績はまだ一番下なんだ、これからももっと頑張るように」
上司はそういって賞状と白い封筒を渡される。今日の業務はこれで上がっていいと恩赦まで与えられ、僕は数か月ぶりに残業なしで帰宅することを許された。
(何なんだろうな、僕の人生、いや天聖生か)
案内所で働いているのは全員元転生者だ。転生者は転生した世界でハッピーエンドを迎えた時に二つの選択肢を与えられる。一つ目はめでたしめでたしでそこで終わること、人間でいうなら死だ。もう一つは更に転生を行って神のしもべとなること。この二度目の転生の事を天聖(てんしょう)と呼び、そうして神のしもべとなった者を天聖者(てんしょうしゃ)と呼ぶ。
僕も元々は転生者だった。しかし僕の転生で面談は行われなかった。転生部屋に入ると一台の機械が置いてあり、モニターには『欲しい能力を選んで奥の赤い扉から出てください』とだけ表示されていた。その機械にはたくさんの能力が種類や属性ごとに分けられて検索できるようになっており、それを選ぶだけでその能力が手に入るというシロモノだったのだ。
僕は無類の猫好きで、よくインターネットで動画や写真を見ることで疲れを癒していた。しかしリアルでは動物を飼う余裕もなく、野良猫を見かけた時もどんな方法を使ってとしても、猫ちゃんたちは近寄ることすら許してくれなかった。僕は機械のコンソールを操作して動物の項目を選んだ。残念ながらそこに『猫に好かれる』能力はなく、係員の呼び出しボタンを押しても一向に誰も現れる気配がなかったので、泣く泣く同じ項目の別の能力を選んだのだ。
(転生者の頃の方が楽しかったなあ)
僕が今いる天聖界には動物が一切いない。転生者と天聖者のみで成るこの世界には、動物だけではなく魚や植物やそう言ったものも一切存在していないのだ。なので僕の動物触れ合い欲を満たすには誰かに動物を召喚してもらうしかないのだが、魔力で作り出された召喚獣の手触りは本物とまるで違う、おまけに戦闘用や騎乗用がほとんどなのでかわいい仔猫など滅多にいない。転生者から天聖者に昇格した後にその事実を知ったときは、転生者に戻してくれと何度も懇願したものだ。
「は~っ……」
久しぶりに定時までに家に帰れたというのに、結局口から出てくるのは仕事中と同じでため息ばかりだ。
「この仕事合ってない気がするなあ、とはいえ他の仕事と言っても軍関係のものばかりだし……」
転生案内所と天聖軍。天聖界での大まかな仕事はこの二種類に分けられる。転生案内所では僕がしているような転生者を導く仕事が行われていて、天聖軍は送られた転生者の不始末の処理であったり、勇者の手に負えないほど強い魔王や悪魔の討伐がもっぱらの仕事だ。
「そもそも天聖軍なんかに入れるわけないけどね」
天聖軍はこの世界の最後の砦である。転生者の頃からとんでもない強さのスキルやチート能力を手に入れたものが武勲を上げてようやく入れるかどうかの狭き門。噂には無敵能力者ばかり集めた無敵軍や、不死身軍なんてのもあるらしい。
(そんなとこに動物に変身できるだけの僕は入れたとして何ができるっていうんだ)
そう、猫に好かれる能力が一覧になかった僕は、自分が動物に変身できるアニマルチェンジの能力を選んでいたのだ。暇をみつけては仔猫に変身し、鏡に映る自分を見て喜んでいる。しかし結局お触りはできないので前述のとおり召喚を頼む必要があるというわけだ。
「なんか……いいことないかなあ……」
僕はいつの間にか深い眠りに落ちていた。
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