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ヒトのキョウカイ2巻(エンゲージネジを渡そう)
22 (バンブーハウス)
しおりを挟む ジガ、ロウ、ハルミは、巨大なビニールハウスの中に入る。
中は植物公園になっていて温度も15℃とそれなりに高い。
「うぉぉぉ」
ロウが4足で走り出す…。
「おぉい」
気づいたジガがロウを掴もうとするが手からすり抜けた。
「しばらく見ない間にまた竹が増えたな…。」
周りを見渡すが やけに竹が多い。
ロウの捕獲を諦め、ジガがハルミに言う。
「そりゃ竹だからねぇ1日で1m伸びる事も普通にあるし、しかも生態系の中心にいる植物だから 繁殖力が極端に高いんだ」
「竹が中心か…そんなに重要なのか?」
「重要だよ…アレ…何本も立っていているように見えるけど、実は 土の中で根で繋がっているんだ。
で、竹同士の養分が均一になるように運ばれていく…。
そして、根から漏れた養分を使って別の植物が育つんだ。
まさに自然の物流網って感じだな。」
ハルミが少し早口で喋る。
「地上の人には?」
「タケノコや細い枝は食用に、太い竹は建築素材や燃料になる…無駄が一切ないんだ。
コイツが寒冷化に適応したせいで肉食動物が雑食になっちまったしな…。」
「ハルミ、タケノコ!」
ロウが枝を食べながら、腕いっぱいに抱えるタケノコをハルミに見せる。
「おう…一杯取れたな。
今夜はタケノコだな…。」
「タケノコ~、タケノコ~」
ロウはそう言いながら、今度は竹を素手で切り倒していく。
「家、作る」
ロウは唐突に言う。
「あーどうぞ」
ロウは竹を並べ 竹で作った紐で編んで行き、手早く家の壁の形にしていく。
「凄いな」
ジガが竹の家の壁が出来た所で見る…。
しっかり編まれていて強度も問題ない。
「手伝うか?」
「じゃ、竹炭、作って」
「チクタン…竹の炭?どうやって作るんだ?」
「ジガ、竹炭、作れない、生活、出来るの?」
ロウに生活力の無さを指摘された。
『知識が無いならネットで仕入れればいい』とジガが検索しようとするが…。
「なら私がジガに教える」
ハルミが知っているみたいだ。
「ハルミ、石窯、作れる?」
「大丈夫…初めてだけど知識はある。」
「分かった、任せる」
ハルミは公園の一角に 石でドーム状の石窯を組み上げ、その上に石で二重丸の筒を作る。
石同士を積み上げるとどうしても小さな隙間が出来るので小さい石を使い、パズルのように組み立てる。
ハルミが石窯を作っている間にジガが竹を割り、短冊状にして行く。
「出来た」
「じゃあこっちに入れてくれ」
二重丸の外側に竹を敷き詰め、内側は排気の為の煙突だ…。
中をくり抜いた竹をぶっ刺し煙突を拡張する。
「竹炭を作るだけならアルミの板を使うのが良いんだが、アルミなんて生成出来ないだろうし、暖房や料理窯に使うとなるとこっちだな…。
最後は蓋だな…ロウ…蓋はどうしている?」
アルミニウムを作るにはボーキサイト鉱石と、苛性ソーダ液が必要で、苛性ソーダ液は、水酸化カルシウムと炭酸ナトリウムから作れる。
だがアルミにする際に電気分解をしなければならず、生成の際には1000℃になるので耐えられる素材が必要になる。
さて、その素材を生成するには……と際限なく続き…普段簡単に手に入る素材でも実際は 恐ろしく面倒な技術の組み合わせで成り立っているのだ。
そして、その積み重ねが今の文明だ。
「砂、敷き詰める…。」
「分かった」
「何で砂?」
「簡単に言うなら竹炭ってのは酸素が無い状態で熱を加えると出来るんだ…。
だから砂で敷き詰めて隙間を無くして、上から砂を大量に乗せるって訳。」
「あーなるほど」
「と言っても竹炭が出来るまで12時間も掛かるんだけどな。」
「そんなにか」
ロウは竹の家の壁を持って行き石窯を囲うように設置していく。
そして床に貫通させた竹パイプを石窯を囲うように敷き詰め、いくつかは石窯に穴を開けて竹パイプを中に差し込む。
「へぇ……窯の上昇気流を利用して外の空気を引っ張ってくるのか。」
窯で物を燃やして上昇気流を作る事で、酸素が足りなくなった場合、気圧差で床の竹パイプを通って外の空気が入ってくる仕組みだ。
竹で作った四角い『豆腐ハウス』が完成し、家が雪で押しつぶされてないように、斜面のキツイ屋根が取り付けられる。
屋根は竹を縦に割った物で雪が溶けたり雨が降った場合は雨どいの役割もする…。
窯で物を燃やせば煙突が熱を持つので更に溶け易くなり、家が雪で潰される確率は大幅に減る。
最後に横に穴を開けた竹を煙突の竹に通せば出来上がりだ。
「完、成」
ロウが満足そうに眺める。
ロウは当然科学の知識なんて無い…。
だが集落のヒトから教わった事や自分の経験則から作っているんだ。
あの寒い雪の世界で生活する以上、1人で生きて行ける事が大前提になる。
「竹炭、作る」
ロウ、ハルミ、ジガは『バンブーハウス』に入る…中は結構広いが灯りが一切なく暗い。
ロウは 竹炭にしない大量の竹を縦に割り窯に入れる。
「火種は削った竹の繊維か?」
ハルミがロウに向かって聞く。
「ロウ、火、作れる。」
「作れる?」
ロウは、右手の指を連続でスナップさせ、上に竹を持ってくる。
指の摩擦熱が急激に増加し、竹が僅《わず》かに燃え始める。
「空間ハッキングか?」
普通なら 竹を二つに割りって表面を削り、削った竹の繊維を大量に作る。
その後、竹にV字の切れ込みを入れ、穴を開ける。
繊維を切れ込みの下に敷いて、足で竹を固定してもう一つの竹の切り口で、糸のこぎりのように左右に高速で擦る…。
そうすると摩擦により火花が発生し、火種に引火させる事で火を作る。
だが、ロウは自分が火を作れると信じているのだろう…。
だから指の擦る僅かな摩擦熱を増大させ、竹を燃やすまでになるんだ。
ロウは少しずつ燃え始めてた竹を消えないようにしながら丁寧に窯の竹に移していく。
そして窯の竹が燃え始め、窯に火が入った。
灯りの無いバンブーハウス内が明るくなり、ジガとハルミは竹パイプの床の上に座る。
「これで、待つ、だけ」
ロウは竹の棒で火の通りを良くしつつ言う。
「どの位だ?」
ジガが聞く。
「腹、減る、まで」
ロウの時間は腹時計で動いているらしい。
まぁ時計なんて無いだろうし、太陽も隠れた生活だからな…。
その頃、コンパチとレナ、トヨカズは、少し面倒な事になっていました。
『どっかのバカが植物公園内で焚火をし出した』為、公園内の空調装置がフル稼働し始め警告が出たのです。
今はまだ大丈夫ですが これが追い付かなくなった場合 公園内の生物は一酸化炭素中毒で死にます。
都市内の安全を保障した私としては重大な事です。
すぐさま、私とレナさん達は植物公園に向かい、竹で出来た家に入ります。
中には ジガが持ってきた鍋でタケノコを煮ているロウ達がいました。
「コンパチ…食べる?」
ロウさん は暢気に聞いて来ます。
「私は食べる。」
レナさん がジガの隣に座ります。
「リアルの火は初めて見るな…なんかエフェクトしょぼくないか?」
トヨカズさんはハルミの隣…。
「はぁ~あなた達がいて何でこうなっているんですか?」
私はクオリティの高い石窯から出る炎を見て呆れた。
「植物園の空調はちゃんとモニタリングしてるから大丈夫…。
危険値になったら逃げるさ…。」
ジガが言います。
「それより、獣人との文化交流の方が重要だろ…。」
ハルミが答えます。
「これは、空調の強化が必要ですかね…。」
自分たちが空気を必要としないので、基本お客さん用で空調は最低限しかありません。
そもそもクッキングヒーターを使えば一酸化炭素を出さないで料理が出来るのだから、こんな事態は想定していないのです。
ですが、問題が起きた以上 それを解決するのが 私達エレクトロン…。
この機会に空調の見直しをして見るのも良いでしょう。
コンパチはそう思い…頭の中でプランを考え始めた。
中は植物公園になっていて温度も15℃とそれなりに高い。
「うぉぉぉ」
ロウが4足で走り出す…。
「おぉい」
気づいたジガがロウを掴もうとするが手からすり抜けた。
「しばらく見ない間にまた竹が増えたな…。」
周りを見渡すが やけに竹が多い。
ロウの捕獲を諦め、ジガがハルミに言う。
「そりゃ竹だからねぇ1日で1m伸びる事も普通にあるし、しかも生態系の中心にいる植物だから 繁殖力が極端に高いんだ」
「竹が中心か…そんなに重要なのか?」
「重要だよ…アレ…何本も立っていているように見えるけど、実は 土の中で根で繋がっているんだ。
で、竹同士の養分が均一になるように運ばれていく…。
そして、根から漏れた養分を使って別の植物が育つんだ。
まさに自然の物流網って感じだな。」
ハルミが少し早口で喋る。
「地上の人には?」
「タケノコや細い枝は食用に、太い竹は建築素材や燃料になる…無駄が一切ないんだ。
コイツが寒冷化に適応したせいで肉食動物が雑食になっちまったしな…。」
「ハルミ、タケノコ!」
ロウが枝を食べながら、腕いっぱいに抱えるタケノコをハルミに見せる。
「おう…一杯取れたな。
今夜はタケノコだな…。」
「タケノコ~、タケノコ~」
ロウはそう言いながら、今度は竹を素手で切り倒していく。
「家、作る」
ロウは唐突に言う。
「あーどうぞ」
ロウは竹を並べ 竹で作った紐で編んで行き、手早く家の壁の形にしていく。
「凄いな」
ジガが竹の家の壁が出来た所で見る…。
しっかり編まれていて強度も問題ない。
「手伝うか?」
「じゃ、竹炭、作って」
「チクタン…竹の炭?どうやって作るんだ?」
「ジガ、竹炭、作れない、生活、出来るの?」
ロウに生活力の無さを指摘された。
『知識が無いならネットで仕入れればいい』とジガが検索しようとするが…。
「なら私がジガに教える」
ハルミが知っているみたいだ。
「ハルミ、石窯、作れる?」
「大丈夫…初めてだけど知識はある。」
「分かった、任せる」
ハルミは公園の一角に 石でドーム状の石窯を組み上げ、その上に石で二重丸の筒を作る。
石同士を積み上げるとどうしても小さな隙間が出来るので小さい石を使い、パズルのように組み立てる。
ハルミが石窯を作っている間にジガが竹を割り、短冊状にして行く。
「出来た」
「じゃあこっちに入れてくれ」
二重丸の外側に竹を敷き詰め、内側は排気の為の煙突だ…。
中をくり抜いた竹をぶっ刺し煙突を拡張する。
「竹炭を作るだけならアルミの板を使うのが良いんだが、アルミなんて生成出来ないだろうし、暖房や料理窯に使うとなるとこっちだな…。
最後は蓋だな…ロウ…蓋はどうしている?」
アルミニウムを作るにはボーキサイト鉱石と、苛性ソーダ液が必要で、苛性ソーダ液は、水酸化カルシウムと炭酸ナトリウムから作れる。
だがアルミにする際に電気分解をしなければならず、生成の際には1000℃になるので耐えられる素材が必要になる。
さて、その素材を生成するには……と際限なく続き…普段簡単に手に入る素材でも実際は 恐ろしく面倒な技術の組み合わせで成り立っているのだ。
そして、その積み重ねが今の文明だ。
「砂、敷き詰める…。」
「分かった」
「何で砂?」
「簡単に言うなら竹炭ってのは酸素が無い状態で熱を加えると出来るんだ…。
だから砂で敷き詰めて隙間を無くして、上から砂を大量に乗せるって訳。」
「あーなるほど」
「と言っても竹炭が出来るまで12時間も掛かるんだけどな。」
「そんなにか」
ロウは竹の家の壁を持って行き石窯を囲うように設置していく。
そして床に貫通させた竹パイプを石窯を囲うように敷き詰め、いくつかは石窯に穴を開けて竹パイプを中に差し込む。
「へぇ……窯の上昇気流を利用して外の空気を引っ張ってくるのか。」
窯で物を燃やして上昇気流を作る事で、酸素が足りなくなった場合、気圧差で床の竹パイプを通って外の空気が入ってくる仕組みだ。
竹で作った四角い『豆腐ハウス』が完成し、家が雪で押しつぶされてないように、斜面のキツイ屋根が取り付けられる。
屋根は竹を縦に割った物で雪が溶けたり雨が降った場合は雨どいの役割もする…。
窯で物を燃やせば煙突が熱を持つので更に溶け易くなり、家が雪で潰される確率は大幅に減る。
最後に横に穴を開けた竹を煙突の竹に通せば出来上がりだ。
「完、成」
ロウが満足そうに眺める。
ロウは当然科学の知識なんて無い…。
だが集落のヒトから教わった事や自分の経験則から作っているんだ。
あの寒い雪の世界で生活する以上、1人で生きて行ける事が大前提になる。
「竹炭、作る」
ロウ、ハルミ、ジガは『バンブーハウス』に入る…中は結構広いが灯りが一切なく暗い。
ロウは 竹炭にしない大量の竹を縦に割り窯に入れる。
「火種は削った竹の繊維か?」
ハルミがロウに向かって聞く。
「ロウ、火、作れる。」
「作れる?」
ロウは、右手の指を連続でスナップさせ、上に竹を持ってくる。
指の摩擦熱が急激に増加し、竹が僅《わず》かに燃え始める。
「空間ハッキングか?」
普通なら 竹を二つに割りって表面を削り、削った竹の繊維を大量に作る。
その後、竹にV字の切れ込みを入れ、穴を開ける。
繊維を切れ込みの下に敷いて、足で竹を固定してもう一つの竹の切り口で、糸のこぎりのように左右に高速で擦る…。
そうすると摩擦により火花が発生し、火種に引火させる事で火を作る。
だが、ロウは自分が火を作れると信じているのだろう…。
だから指の擦る僅かな摩擦熱を増大させ、竹を燃やすまでになるんだ。
ロウは少しずつ燃え始めてた竹を消えないようにしながら丁寧に窯の竹に移していく。
そして窯の竹が燃え始め、窯に火が入った。
灯りの無いバンブーハウス内が明るくなり、ジガとハルミは竹パイプの床の上に座る。
「これで、待つ、だけ」
ロウは竹の棒で火の通りを良くしつつ言う。
「どの位だ?」
ジガが聞く。
「腹、減る、まで」
ロウの時間は腹時計で動いているらしい。
まぁ時計なんて無いだろうし、太陽も隠れた生活だからな…。
その頃、コンパチとレナ、トヨカズは、少し面倒な事になっていました。
『どっかのバカが植物公園内で焚火をし出した』為、公園内の空調装置がフル稼働し始め警告が出たのです。
今はまだ大丈夫ですが これが追い付かなくなった場合 公園内の生物は一酸化炭素中毒で死にます。
都市内の安全を保障した私としては重大な事です。
すぐさま、私とレナさん達は植物公園に向かい、竹で出来た家に入ります。
中には ジガが持ってきた鍋でタケノコを煮ているロウ達がいました。
「コンパチ…食べる?」
ロウさん は暢気に聞いて来ます。
「私は食べる。」
レナさん がジガの隣に座ります。
「リアルの火は初めて見るな…なんかエフェクトしょぼくないか?」
トヨカズさんはハルミの隣…。
「はぁ~あなた達がいて何でこうなっているんですか?」
私はクオリティの高い石窯から出る炎を見て呆れた。
「植物園の空調はちゃんとモニタリングしてるから大丈夫…。
危険値になったら逃げるさ…。」
ジガが言います。
「それより、獣人との文化交流の方が重要だろ…。」
ハルミが答えます。
「これは、空調の強化が必要ですかね…。」
自分たちが空気を必要としないので、基本お客さん用で空調は最低限しかありません。
そもそもクッキングヒーターを使えば一酸化炭素を出さないで料理が出来るのだから、こんな事態は想定していないのです。
ですが、問題が起きた以上 それを解決するのが 私達エレクトロン…。
この機会に空調の見直しをして見るのも良いでしょう。
コンパチはそう思い…頭の中でプランを考え始めた。
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