勇者がこちらに来てるらしい

犬派のノラ猫

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大魔王は運動不足らしい

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魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる



「大魔王様…これはゆゆしき事態かと」

そう言ってイコールは怖い顔でこちらを見てきた
やめて、怖いから


「身体測定の数値が悪かったな…」

我、若いときに比べたらちっとも動いてないもんな…
我、反省


「言わせていただきますがね大魔王様…」

「う、うむ」

メガネをカチってしたイコールは
数値を書いた紙を掲げ


「まず、シャトルラン50億はちょと…」

「そうだな…」

だいたい、四天王クラスの平均が5000回だからな…

「四天王とあまり変わらないのは確かにトップとして情けないです!」


「うぐっ…」

「あと、ボール投げも世界一周しかしてませんよ…?」

「昔は銀河のはてまで飛ばせたんだがな…」

「運動で昔のことを言い出したら終わりですよ?」

「やめよイコール…その言葉は我に効く」


「仕方ないですね…じゃあ、これから鍛えましょう?」

「そうだな…勇者にだらしない父親だと思われるのもしゃくだし…」


我は重たい腰を上げ


「じゃあ、ちょと世界一周してくる」

最初はこれくらいでよかろう。
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