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リンは困っているらしい

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魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる



「……リンよ今なんと言った?」

今日はゴブーク隊の隊長のリンが相談がある
と聞き部屋に呼んだのだが…
何かすごいことを言われた気がする。


「えっとですね…ゴブーク達がかなり増えまして…隊を増やしたいのですがよろしいでしょうか?」


「ちなみにどれくらい増えたのだ?」

あまり聞き方は良くないが
増えたのだから仕方がない。


「3倍ほどに…」

「…計画的に増やしなさい!」

今度は言い方が良くないが仕方がない
だってそうなのだから


「返す言葉もございません。」

「まぁ良い…資金提供するから…城を構えるが良い」

「よ、よろしいのですか?」

本当は四天王にならないと城あげないんだけど
何せ増えたし…功績も凄いからな彼等彼女等…


「日々頑張っておるからな…よい。好きに構えよ。」

「ありがたき幸せ!きっと皆も喜ぶでしょう!」

「うむ!だが、これからは計画的にな?」

後先考えずは子供が可哀想だからな!

「分かりました大魔王様」

後日、リンが提出してきた城の見取り図を見たら
完全に大人のお城だったので却下した。


流石にガラス張りのお風呂と回転するベッドは
いらないと大魔王は思うよ。
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