となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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春休み!

実は俺も…

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のんびりと…したい冬花の合格発表当日。
兄ちゃんは来ないで!と言われ家で待つ俺は…
すぐにLIN○を開いた!



「舞!」 

「どうしたの秋兎くん?」

「不安で仕方ないんだが!」

「今度はあなたが!?」

「すっげえソワソワする!さっきからスマホが手放せないッ!」


「困った兄妹ね…」

「すまぬ…」

「でも、そこが可愛いッ!!」

「お、おう」

「食べられちゃいたい位可愛いわ!」

「食べちゃいたいでは無く!?」

「あら、そちらの方が好み?」

「い、いや別にどちらでも…」

「私は食べられる方がいいわ!物理的に!」

「物理的に!?」

「煮るなり焼くなり剥くなり抜くなり好きにしなさい!」


「後半がおかしい!」

いや、前半もおかしいけど!

「無抵抗で食べられてあげるわ!据え膳よ!」

「お、おう」

「マグロの据え膳よ!」

「こんな会話で無ければ豪華な感じがするな!」


「こんな会話でも豪華じゃない!美少女マグロの据え膳~オプションで制服を添えて。よ!?」


「オプションで添えるな!着ろ!」

「あら着衣プレイね!任せて!」

「頼んでないわ!」

「でも確かに添えただけでは脱がせる悦びが無いわね…」


「いや、別にそこはどうでも…」

「なるほど…つまり秋兎くんは着せたまま背徳感のあるプレイがしたいと?」


「一言も言ってないんだが!?」

「さて…そろそろかしらね?」

「何がだよ?」

何のことか考えているとスマホが震え
…冬花から?



「もしもし?」

『もしもし兄ちゃん!』

「おうどうした?」

『どうしたじゃないよ!』

「?」

『合格したよ!兄ちゃん!』

…………忘れてたZE☆

「おめでとう冬花!!今夜はご馳走だ!」

『牛1頭がいい!』

「買ってどうする気だ!?」

『舞さんたちも呼んでパーティする!』

「流石に牛1頭は食えないわ!…二人には連絡しとくから、気を付けて帰ってこい。」


『分かった!』


まったく…すっかり慣れちまって…
さて……


「舞~今晩なんだが」

「パーティだね!分かるとも!」

「何故バレた!?」

「私の妄想力よちのうりょくを舐めてはいけないわ…すでに準備は上々よ!」


「なに!?」

「あとは秋兎くんが美味しい手料理を作って待っててくれたらすぐ行くわ!」


「まったく…」

適わないな~…まぁでも。


「おう!腹空かせてこいや!」

「もちろん!限界まで減らすわ!」

「「それじゃ、またあとで。」」


俺はLIN○を閉じ、すぐに
買出しに向かった。
元気で変態な優しい親子と
よく頑張った今日の主役に
おいしい手料理を振る舞うために。

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