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春休み!
受験って…
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のんびりとしそうな春休み。
ルンバになってしまった冬花を舞は
自信満々に励ましに向かった。
「ねぇ…冬花ちゃん?」
「何ですか舞さん?」
「受験って素敵よね?」
「そ、そうですか?」
「素敵よ?だって…」
「???」
「大勢の中から選ばれるなんて素敵だと思わない?」
「まぁ…確かに」
「まるで恋みたいで素敵よね?」
「そ、そう…ですか?」
「努力しても願ってもダメなときはダメって所と…」
「うぐっ…」
「頑張った分強くなるところとかそっくりよ」
「っ…私、頑張りました。」
「そうね。」
「勉強嫌いだけど…二人と同じ高校行きたかったから…」
「可愛いいわ…食べてしまいたいぐらい」
「な!?」
「食べられたいとも思うわ!」
「彼氏いるでしょ!?」
「彼女も欲しいわ!」
「ダメです!一筋でいてください!」
「あら…振られたわ…」
「舞さんは兄ちゃんのですから!」
「あらあらうふふ♡」
「い、嫌ですか?」
「嫌じゃないわ!秋兎くんになら何でもあげられるわ!」
「そ、そうですか」
「対価なしであげられるわ!」
「愛が無くても?」
「無くてもいいわよ?」
「な、何で…?」
「もしそうなったとしても…私が愛しているんだもの。」
「自己満足…みたいな?」
「そうね…その通りだわ…でもね」
「?」
「恋なんてそれでいいのよ。そんな先のことまで考えたくないわ。」
「っ…」
「あ!受験もね!」
「あ、忘れてなかったんですね!」
「危なかったけどね!でも何とか無理やり戻せたわ!」
「無理やりなら戻せてないのでは!?」
「そうかもしれないけど…仕方ないわよ…だって」
「?」
「明日なんて分からないんだもの。」
「そうですね…何か馬鹿らしくなってきました。」
「あら、少しは落ち着いたかしら?」
「はい!お陰様で!」
「よかったわ…もしこれで満足してもらえなかったら…」
そう言うと舞さんはいい顔で笑いこちらを
見ながら
「学校の門の前に冬花ちゃんの門を開かなきゃいけなかったわ!」
「変態!!」
ルンバになってしまった冬花を舞は
自信満々に励ましに向かった。
「ねぇ…冬花ちゃん?」
「何ですか舞さん?」
「受験って素敵よね?」
「そ、そうですか?」
「素敵よ?だって…」
「???」
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「まぁ…確かに」
「まるで恋みたいで素敵よね?」
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「うぐっ…」
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「?」
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「っ…」
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「?」
「明日なんて分からないんだもの。」
「そうですね…何か馬鹿らしくなってきました。」
「あら、少しは落ち着いたかしら?」
「はい!お陰様で!」
「よかったわ…もしこれで満足してもらえなかったら…」
そう言うと舞さんはいい顔で笑いこちらを
見ながら
「学校の門の前に冬花ちゃんの門を開かなきゃいけなかったわ!」
「変態!!」
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