となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生三学期編!

舞VS巡6

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何だか逆に楽しくなってきた今回
料理の鉄人っぽい雰囲気のなか
2人はそれぞれ舞は和食、神埼は中華を
作っていた。

30分程たったころ
ほぼ同じタイミングで出来たらしい
2人の料理が冬花の前に並べられた。


「ふむ…」

冬花が何か大御所料理評論家
みたいになってる!?

「力を貸してください…海原雄◯さん!」

「また何か降ろそうとしてる!?」

何か…さっきから俺だけがツッコんでるな?
と凛さんの方を見ると…


「ふふっ…若造どもの料理とやら見せてもらおうか?」

…何か料理漫画に出てきそうな
後に重要ポジになりそうなキャラに
なりきっていた。

正直…


「くく…凛さん、お手並み拝見ですな?」

楽しそうだしツッコミに疲れたので

「そうだな秋兎よ。」

俺は凛さんのキャラに乗っかった。



冬花サイド_

さて…勢いよく楽しそうだし
お腹が減ったからこちらに出てきたけど…

「…」

「…」

「「…」」

思ったより舞さんと神埼さんから
静かにバチバチな雰囲気を感じるんだよ!?
…下手な採点をしたらやばそうなんだよ!?


「ではまずは巡様の定食からお願いいたします!」


私がそう言うと料理の上に被せられた
蓋が取り払われ…


「おぉ…」

大変失礼だとは思うんだけど
思ったよりガッツリな定食…いや

「半チャーセット!?」

醤油ラーメンに半チャーハン
餃子が三個!


「時間が短かったからスープは出来合いのだけど…お願いします!」


「ふっ…恥じることはない」

「!?」

「確かに手間隙をかけスープを作れなかったのは痛手かも知れぬが…頼れるところは頼るのも悪くなかろう?」


「キャラ変したの冬花ちゃん!?」

「◯原雄山を降ろしてます」

「それはそれでキャラが違う気がする!?」

…確かにあの人なら出来合いなんて出したら
何も言わずにぶちギレて出て行きそうだね。

イメージするのは常に最強の雄◯!
…こほんっ

「そんなことはどうでいい。」

私は原作(途中まで)を思い出しながら
まずはスープをすすった。

「ふんっ…相変わらず料理とは名ばかりの浅ましい食べ物だ…しかし」

「ごくりっ…」

「このスープ…出来合いのものだけではないな?…このラーメンをつk「ボクだよ?」」


お約束を潰された
ちょっとシンボリ。

「貴様!このスープに何かしよったな!?」

「これかな?」

神埼さんは私の質問に対して少し
考えると何か調味料を取り出し…
こ、これは!?


「神埼食品の味の素!?」

「だいたいコレを足せばなんでも美味しいよ!」


「確かにそうだけど!?」

カッコ付けたのにカッコ付かなかったよ!?

その後、チャーハンも餃子も完食した。



「…定食を完食!?私のあるのに!?」

と舞さんが騒いでいるが何も問題なんて…


「大丈夫です!腹3分です!」

と私が事実を言うと会場が一瞬引いた気がした
…気のせいだよね!
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