となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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最後の冬休み編2

綺麗煮を!

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のんびりとしたお正月
家に帰ってきた俺達は炬燵に全速前進し
温まっていた。

5分程経った時
冬花が炬燵から立ち上がりヤル気満々で

キッチンへと向かった。

そんな冬花を見送った俺に
舞は話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「お雑煮作りに行ったわね?」

「綺麗煮な?」

「…作りにいったわね?」

「だな…」

「すごく失礼だが…大丈夫なのかい?」

「すごく失礼ですが心配なのは分かります…でも凛さん」


「何だね秋兎?」

「少なくとも食べ物は出てきます」

「そりゃ料理しに行ったんだしな!?」

「甘いわよパパ…前なら劇物が出てきてたわよ?」


「もしくはt-ウィルス…」

「バイオハザード!?」

「…覗いてみる?」

「……信じて送り出したんだ。」

「信じて送り出した妹がビデオレターを…」

「舞ストップ…パパ寝取られは普通に泣くからやだ」


「……怪我したらあれだし…見に行くか」

何か心配になってきたので
俺はキッチンに向かうことにした。

「いつ向かう?私も同行しよう。」

「マ院!?」

「俺は炬燵に封印されてるから…行ってらっしゃい」

舞は来るみたいだが
凛さんはいつの間にか飲み始めていたらしく
ひとん家とは思えないほど寛いでいた。


そんな凛さんに仕方ないなと
思いつつ俺と舞はキッチンへと向かった。
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