となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生二学期編

最後の文化祭!11

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終わりに近付いている雰囲気漂う
文化祭の夜。
キャンプファイアの前で
ボーッとしていると舞は話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「マシュマロ焼かない?」

「正気か?」

キャンプファイアで?

「…現実逃避よ」

「何だセンチメンタルなのか?」

「そうよ最後の文化祭が終わる寂しさで私はオセンチンなのよ。」


「…【ン】が1個多くないか?」

「オセンチンがしゅごいのよ。」

「気に入ったのか?」

「マシュマロ焼かない?」

「どうした会話がループしてるぞ?」

「こうすれば終わらない気がして」

「そんなに寂しいのか?」

「なんだって最後は寂しいのよ?」

「そりゃまぁ…確かに」

「マシュマロ焼かない?」

「エンドレス・マシュマロ!?」

「秋兎くんも食べるマシュマロ?」

「本当に持ってたんだ!?」

もらうけど!

「…棒拾いに行く?」

「本格的にマシュマロを焼こうとするな!」

「棒を拾いに校舎の影に行かない?」

「…それ本当に棒を拾いに行くのか?」

「棒をヌきに行くわ」

「ばか野郎!」

「マシュマロ焼かない?」

「抜け出せなくなった!?」

エンドレス・マシュマロから!

「異変を感じたら戻らなきゃダメよ?」

「8番出口かな?」

「マシュマロもう一個食べる?」

「もらう。」

あれだよな…マシュマロって
不思議な食べ物だよな…このフニフニ感が
なんとも…


「マシュマロの触り方がいやらしいわよ秋兎くん?」


「そんなつもりはねぇよ!?」

ただ気持ちいなと思っただけだよ!?

「マシュマロに妬いたわ」

「異変かな?」

「異変かもね?」

…何か…なんとゆうか

「なぁ舞」

「何かしら秋兎くん?」

「会話が緩いな?」

「そうね…」

「…」

「…」

「お前眠たいんだろ?」

「あらバレた?」

「そんな気はした。」

「ちょっと冬花ちゃん達と話してたら疲れちゃって」


「あぁ30分位居ないなと思ったら冬花と居たのか?」


「そう…熱い会話を繰り広げたわ」

「そっか」

気になるが…気かないでおこう。

「マシュマロ焼かない?」

「また戻ってしまったなぁ」

「ダメね…眠たいわ…校舎の裏に行きましょう?」


「…寝るのか?」

「寝るのよ?」

「健全に?」

「…さぁ?」

と言いながら舞は欠伸をしながら手を引く
舞に俺は校舎の裏に連行されたのだった。

10分位舞は俺の膝枕で寝た(健全)
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