となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生二学期編

耐久実験

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のんびりとした休み時間
今日も今日とてとなりの席の
舞は話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「耐久実験って素敵よね?」

「素敵かはともかく大切だよな!」

「それはもちろんなのだけど…」

「ん?」

「耐久実験って付ければだいたいの事が許されそうで素敵よね?」


「倫理的にアウトっぽい発言をするな!?」

「私の耐久実験する?」

「…項目は?」

「秋兎くんに何回殴ると壊れるか?」

「そんな実験するな!?」

絵面がとんでもないことになるわ!

「ちなみに多分1発で壊れるわ」

「あら意外って言うと失礼だが意外だな?」

ちょっと喜ぶかと思ってしまったが
さすがに喜ばないか…良かった!

「心が壊れるわ」

「あぁ心なんだ!?」

「『あれ?…私…殴ら…あれ?私…何か悪いことした?……私が悪い…私が悪い×100…そうね私が悪いのね…』ってなるわ!」


「思ったより壊れたし生々しいからやめて!?」


少し想像して悲しくなったぞ!?

「あ、平手打ちなら一万回は耐えられるわ!」

「俺の手が壊れるわ!」

「ちなみに今回なぜ耐久実験って話題にしたかとゆうとね」


「うん?」

「ベッドを買い換えようと思って調べてたらね」


「ちょっとオチが分かったが…聞こう。それがどうした?」


「【一万回の耐久実験をクリア!】って書いてあったのだけど…ベッドを使った耐久実験ってなに?」


「いや…そりゃ…寝たんじゃないか?」

「R18的な意味で?」

「違うよ!?」

「腰降り一万回にも耐えました!とかってことじゃないの!?ギシギシサウンド一万回以上鳴らせますってことの証明でしょ!?」


「違うだろ!?…寝返りとかじゃないのか?」

「…寝返りで壊れる前提があるベッドは買いたくないわね。」


「それはぁ~…確かにそうだな!」

反論できなかった。
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