となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
673 / 815
三年生二学期編

秋兎の誕生日3

しおりを挟む
続きましても誕生日会!
次々運ばれてくるごちそうに
朝6時過ぎなのを忘れて胃が準備を始めたのを
感じていると舞は話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「据え膳食べなかったからお腹減ったわ!」

「…一応聞こう何の話だ?」

「寝顔を見ただけで手を出さなかった私偉い!って話よ?」


「やっぱりか!」

「えぇ!いやぁ偉かったわ私!」

「…舞さん?」

舞が誇らしげにしていると
冬花が黒い笑顔を浮かべ舞の方を見て

「本当に偉かったのは誰ですか?」

「と、冬花ちゃんです…」

「ですよね?…兄ちゃん私に感謝してね?」

「どうゆう事だってばよ?」

「いや舞さん兄ちゃんを普通に食べようとしてたから」


「そうなのか舞?」

「…はい。秋兎くんの部屋に入り寝ているのを確認し」


「確認し?」

「脱ごうとしました。」

「ばか野郎!?」

本当に即合体しようとしてたのか!?

「そこを冬花様に見つかりました。現行犯です。」


「舞さんには執行猶予1日を出しました。」

「…なので今日私は秋兎くんを食べられないわ…くっ!」


「くっ!…じゃねぇよ!?」

「娘よ…流石に自重しなさい?」

「じゃあパパは同じ様なシチュエーションでも耐えられるの?」


「…据え膳食わぬは男の恥!」

「ほら!私は悪くない!」

「兄ちゃん、再審請求します。実刑でいいかと」


「やだここに収容されちゃうわ」

「いえ出禁です。10年位接触も禁止します。」

「私が全て悪かったです!申し訳ございませんでした!」


舞はそれは見事な土下座をした。

「さて…こっちの据え膳も食べようか?」

と凛さんはご馳走が並べられたテーブルを
指差した。

「そうですね。あ神埼と父さん母さんも何か食べるのか?」

こっちだけ食べるのも何だか申し訳ない気が…

「ボクはテルが用意してくれたのを食べるよ」

「私達もタマさんが作ってくれたのを食べるから問題ない。」


「そっか…なら」

俺は少し頭を下げ

「今日は集まってくれてありがとう!」

と言い忘れていた言葉を口にした。

その後みんなからのお祝いの言葉が
帰ってきて食事を始めた。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ヲタクな妻は語りたい!!

犬派のノラ猫
ライト文芸
これはヲタクな妻と夫が交わす 普通の日常の物語である!

黒蜜先生のヤバい秘密

月狂 紫乃/月狂 四郎
ライト文芸
 高校生の須藤語(すとう かたる)がいるクラスで、新任の教師が担当に就いた。新しい担任の名前は黒蜜凛(くろみつ りん)。アイドル並みの美貌を持つ彼女は、あっという間にクラスの人気者となる。  須藤はそんな黒蜜先生に小説を書いていることがバレてしまう。リアルの世界でファン第1号となった黒蜜先生。須藤は先生でありファンでもある彼女と、小説を介して良い関係を築きつつあった。  だが、その裏側で黒蜜先生の人気をよく思わない女子たちが、陰湿な嫌がらせをやりはじめる。解決策を模索する過程で、須藤は黒蜜先生のヤバい過去を知ることになる……。

処理中です...