となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生二学期編

秋兎の誕生日2

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驚きから始まった誕生日会。
取り敢えず身支度を整え
用意されていた席に付くと
舞が話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「寝癖可愛かったのに直したのね?」

「気付いてたなら教えてくれないかな!?」

「何だ秋兎…狙った訳じゃないのか?」

「来てるの知らないのに狙えないでしょ!?」

「いつ来てもいいようにって日々の努力が報われたのかと…」


「だとしても寝癖を作る努力は悲しくないですか?」


「そんな事無いわ秋兎くん!」

「お、おう?」

「油断した姿とゆうものは素晴らしいものよ!」


「力説するな!?」

そして皆頷かないで!?
恥ずかしくなってくなるから!


「ってかZo◯m参加ありがとう神埼、母さん父さん。」


「う、うん!とゆうか行けなくてごめんね?」

「いやいや忙しいんだろ?」

「ま、まぁね?」

「…ちなみに好奇心で聞くんだが今どこに居るんだ?」


「ハ、ハワイ…」

「すっっげぇ~!」

「秋兎くんがルフ◯みたいな反応してるわ!」

「お土産買って帰るね?」

「気を遣わなくてもいいんだぞ?」

「ボクがそうしたいだけだから」

「そっか。なら楽しみにしてる!」

「うん!」

「父さんと母さんもありがとうな?」

「気にしなくていい。むしろ行けなくてすまない。」


「お仕事がなかなか終わらなくて…」

「うむ…オモチャ業界としては稼ぎ時だからな」

「なるほど…」

「ヒーロー番組とかはこの時期になるとパワーアップアイテム出しますもんね!」


何か凛さんが少年のような顔で
父さんに投げ掛けた。


「そうなんですよ…こちらとしては有難いんですがね。」


「と、冬花も元気?」

と母さんは少し話しにくそうに冬花に
質問をした。


「元気だよ…母…ありがとう」

冬花も少しぎこちなく返した。

「さて!まずはご飯を食べようか!」

そう言って凛さんはキッチンに向かい
帰ってくると色々なご馳走が…って


「凛さん達はいったい何時から準備を?」

「4時くらいかな?」

「なんかすみません!」

もちろん謝る必要は無いのだが
何か申し訳ない!

「大丈夫よ秋兎くん」

「そ、そうか舞」

「えぇ…秋兎くんの寝顔も拝めたし問題ないわ!」


「いつ来てもいいようにの努力そこまで頑張らないとなんだな!?」
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