となりの席の変態さん

三年生二学期編

冬花はプレゼントを選びたい

のんびりとしたい放課後の自室
こんにちは冬花です。
そろそろ兄ちゃんの誕プレを選ばなくては
なりません！


「でもぉ…」　

果たして兄ちゃんは何が欲しいのでしょうか？
物欲が無い訳では無いのですが
近すぎてなのか見えません！
家族あるあるです！


「こうゆう時…私に女子力があればｯ！」

料理したり家事を手伝ったり出来るのですが…

「少なくとも怪我人が出ます。」

なのでモノを買って渡すのが
間違いないのです！

「…この思考のループ何回目でしょうか？」

ふむ…困りました。

「あ、そうです！」

家事を手伝えなくても
家事を楽にすることはできます！

そうと決まれば…ホームセンターでしょうか？

「…意見を募りましょう！」

私は困った時のLIN◯グループ！
【AMC】に『オススメのキッチングッズ無いかな？』と送った。


当然のように即既読が付き…
次から次へキッチングッズのリンクが
貼られt…ｯ！


『ちょ、ちょっとストップ！』

『何ですかリーダー？』×14

『取り敢えず落ち着こ？』

『私達はいつもクールですよ？』×14

『君達、本当に息ピッタリだね！？』

『男の趣味が合うもので』×14

『関係あるかな！？』

もしかしてこの子達はクローンか何か
なのかと少し疑っちゃうよ！

『ところでリーダー』

『何かな斉藤さん？』

『あ、そっちモードなんだね…なら冬花ちゃん質問！』


『な、なに？』

『キッチングッズとやらは冬花ちゃんが使う訳じゃないよね？』


『な、何か失礼じゃない！？』

キッチングッズすら使えないと
思われてるの私は！？

『思われてるよ？』×14

『皆で心を読まないで！？』

『秋くんが使うなら何ら問題はないですけどね？』


『いや待って斉藤さん！』×13

『どうしましたみなさん？』

『ピーラーとかは秋くんのお手々が危ないでしょ！？』×13


『ｯ！た、確かに！』

『大丈夫だよ！？』

何ならよく使ってるよ！
本当に兄ちゃんを何歳だと思ってるのみんな…


『しかしみなさん…秋くんは包丁も上手です。たぶんだいたいは大丈夫です！』


よし頑張れ斉藤さん！


『バカ！包丁使えても同じ刃物の刀使えないのと同じでピーラーとかの危険物は慎重に選ぶべきなのです！』×13


『なるほど…』

『斉藤さん！？』

この副リーダーダメかもしれない…
任命責任を取るべきかも知れません…


その後あれやこれやと3時間ほど
激論を重ね…


『こ、これでいいですね？』

『い、異議なし』×14

14意思は纏まりエプロンに決まった。


…キッチングッズ？