となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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春休み!

春雨

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のんびりとした春休み
今日も今日とて暇なのだろう
神川さんは話しかけてきた。


「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「春雨って素敵よね?」

ついに季節関係無く…いや関係あるのかな?

「サラダとか美味いよな!」

「それもあるのだけれど…」

「ん?」

「最初は真っ白なのに何者にでも染まり受け入れる姿が素敵よね?」


「言いたいことは分からんでもないが!?」

「ドMの鏡!」 

「叩き壊す!」

「ぜひ!」

「ものの例えだ!」

「意気地無し!叩きなさいよ!」

「叩かないよ!?」

「気持ちいいのに!」

「この変態が!」

「……んふ」ゾクゾクッ

「ひっさしぶりだな!」

「お預けぶんがくりゅ♡」ゾクゾクッ

お預けにしてるつもりは無いんだな!?
御褒美ってつもりも無いが!

「それに人を叩くのはいけない事だろ!?」

「そんなことないわ!」

「あるわ!」

「だってえらい人は言ったじゃない!」

「?」

「『叩いて何故悪い!』って!」

「そりゃアニメだしア〇ロが叩かれるようなことしたからだろ!?」

「二度も打ってくれるのよ!」

「くれるじゃねぇよ!?」

「あれ…ちょっと待って?」

「ど、どうした?」

「もう一つの名言を忘れてたわ」

「?」

「『叩いた方の手も痛い』……つまり」

何だ…何を言うつもりだ?

「自分を自分で叩くことこそが真のドMのあり方だったのね!」


「人としてのあり方を見直せ!!」
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