となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生二学期編

最後の体育祭!(その裏側)

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これは体育祭終了直後の
記録である__ 



のんびりとした娘の最後の体育祭終り
私はある場所に向かった。



「うむ…待ち合わせはここだったはずだ。」

そんなことを呟きながら学校近くの
公園のブランコに腰掛け少し遊んでいると
となりのブランコに座った明らかに
ガタイがいいオネェさんは話し掛けてきた。


「山。」

「川…確認の仕方が古風すぎません?」

「一度やってみたくて…」

「気持ちはすごく分かります!」

「ですよね!…さて凛さん」

「はい。」

「例のモノは御用意いただけたのですよね?」

「抜かり無く。」

私は玉…謎のオネェさんに
袋を渡す。

謎のオネェさんは袋の中身を確認すると
頷き封筒を渡してきた。

「追加分は中身を確認してから…お渡ししますね?」


「ふっヘマなんかしてませんよ?」

「信用してますよ?これできっと御二人も喜ばれるでしょう。」


「…御二人は元気ですか?」

「えぇ…今日も元気に社畜してます。」

と言って謎の小芝居を二人で楽しんで
私は学校に戻った。



__


のんびりとした取り引き終り
こんにちは…あるいわこんばんはかしら?
玉…謎のオネェさんよ!

さてさて依頼人…もといい
社畜達に電話しましょう


「もしもし?例のブツ手に入れましたよ?」

『ご苦労エージェント【暁】』

「…最近SPY×◯AMILY見ました?」

『流石だエージェント【暁】。あと続きが早くアニメ化されて欲しい。』


「見たんですね…」

『きちんと4Kで録画して貰ったのかね?』

「良く分かりませんがお店で『一番いいのを頼む』って言って出てきたビデオカメラなので問題ないかと。」


『それは本当に大丈夫なのかね?』

「大丈夫だ、問題ない。」

『結構古いフラグだね!?』

「…意外と旦那様ってネタが伝わりますよね?」


『ニコニ◯民だからね。』

「そうだったんですか!?」

『さて…では楽しみにしてるよ?』

そう言って旦那様はすまなさそうに
電話を切った。

よほどお忙しいんですね…さて
では帰宅しますか。


「この御二人をバッチリ録画したデーブイデーを持って!」


私は少しウキウキしながら
飛行機に乗り帰宅し
御二人が帰宅してからシアタールームで
録画を確認した。

ティッシュを1人1箱使いきった(健全)

きっと取引相手のあの方も今頃
ティッシュを1人で使いきってる(意味深)
事だろうと私はあの方に渡した
封筒の中身を思い出しながら少し笑った。
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