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三年生二学期編
体育倉庫イベント!
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のんびりとした休み時間…ではない!
体育の終りに
『すまないがカラーコーンを体育倉庫にしまってきてくれないか?』
と言われ仕方なくカラーコーンを持って
体育倉庫に向かっていると
途中から気が付いた舞が半分持つと
言ってくれたが
そんなに重くないからと断るも
頑なに手伝うと聞かない舞に根負けし
仕方なく二人で体育倉庫にカラーコーンを
片付けたのだが…
「キスがおとぎ話の中だけのものではないと
舞は今更ながら気づいた」
「かぐや様のパロディすな!?」
「いや実際…今…ね?」
「…貴様ついにやりおったか?」
「誤解よ…流石に私も焦っているわ」
「…でも実際に起こるんだな」
そう…いわゆる
「「体育倉庫イベント!」」
ベタベタのベタ!
「まぁ焦っても仕方ないし…誰かが来るまで待ちましょ?」
「随分余裕だな…やはり」
「私はやってないわよ。」
だよな…流石に体育倉庫の鍵は閉めれないよな
南京錠、外だし
「外出しだなんて…やらしいこと考えてる場合?」
「心を読んで変なとこだけ切り取りすな!?」
「さて…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「密室に男女が二人きりよ?」
「…まぁな」
「しかも『キスがおとぎ話だけのものじゃない』と既に知ってる女の子と二人っきりよ?」
「せやな。」
「…耐えるわね秋兎くん?」
「流石に学校でそうゆうことは…」
あと絶対だれか来るパターンだと
俺は知ってる!
「……あなたが来ないなら」
そう言って舞は俺の手を引き
マットに押し倒し
「マット固い!思ったより固い!」
「…彼女に押し倒されて第一声がそれってどうなの秋兎くん?」
「そうは思うがビックリしてな!」
「ん~…ヤバいは秋兎くん」
「何がだい舞さん?」
「私のブレーキが壊れそうだわ」
「頑張れブレーキ!」
「気を抜いたら秋兎くんの魂が抜けるまでヌキ続けそうだわ!」
「た、助けてください!」
「大人しくしなさい!…大丈夫!綱引きのロープのほつれとか見てたらすぐ終るから!」
「ストップ!舞!ブレーキ!」
「舞フルアクセル!」
「やめい!」
俺は何とか覆い被さろうとして来た舞を
躱し…っておわ!?
「…秋兎くんも…その気なんじゃない?」
体制崩れて覆い被さってしまった!
「…いいよ」
「『…いいよ』じゃねぇよ!?」
俺も理性ギリギリなんだからやめて!
…仕方ない
「なぁ舞」
「何かしら秋兎くん?…あ、ゴムは無いわよ?」
「違うわ!…お、俺…ここではしたくないかな」
と何とかマイルドに断ってみた
「…ちなみに理由は?」
「シチュエーションは正直嫌いじゃないけど」
「けど?」
「舞と…する時は…もっと…ゆっくり出来るところでしたい…ダメ…かな?」
そう言って舞の上から降りる。
やばい顔から火が出そうだ!
「………私のピッが可愛すぎる」
そう言いながら鼻を押さえ立ち上がった舞は
扉の方へ向かい
息を吸い込むと…
「た、大変!秋兎くんが苦しそうだわ!今すぐ保健室に連れていかなきゃ!」
と叫んだ。
鼻から手を離したとたん鼻血が垂れたのが
見えたからお前が保健室行けとは思ったが
ってか何を言ってるんだ舞は?
「さてこれで開いたわ」
「んな訳あるか!?」
と俺が扉に手を掛けると…
「あら?」
すんなり開き南京錠は地面に落ちていた。
「…なんで?」
「さぁ…何ででしょうね?それより秋兎くん」
「何だよ舞?」
「肘擦りむいてるから保健室行きなさい」
そう言われて肘を見ると確かに
擦りむいていた。
押し倒された時か体制を崩した時か…
「こんなもんツバ付けときゃ治る」
「分かったわ」
「…何故舌を出す?」
「ツバ付けときゃ治るんでしょ?」
「自分のだよ!?…まぁいいや帰ろうぜ?」
「いや、少し時間をずらしましょう?」
「なぜ?」
「考えてもみなさい…体育倉庫に男女二人で行ってなかなか帰ってこないのに二人同時に帰ったりしたら…」
「な、なるほど…」
俺は納得した。
「じゃあ秋兎くん先帰りなさい?」
「俺からか?」
「私は少し身なりを整えてから戻りたいのよ」
確かに髪とかボサボサだしな…
「分かった。気を付けろよ?」
特に鼻!と思いながら俺は先に
教室に帰った。
舞サイド__
「行ったわね…さて」
私は体育倉庫の脇の茂みにむかって
「出てきなさいAMCのやつ!」
私がそう言うと3人位出てきた。
思ったより多い!
そしてやはり居たか斉藤!
「やっぱり貴女達の仕業だったのね」
「気付いてましたか…」
「斉藤…今回は何が狙いだったの?」
「た、体育倉庫イベント」
「え?」
「体育倉庫イベントいるかなって思ったんですよ!」
「え?それだけ?」
「はい!」
「あらいいお返事!?」
でもまぁ…
「悪くなかったわよ斉藤さん」
私は斉藤さんに手を伸ばし
「か、神川さん…」
握手を交わした。
「今度やる時はフカフカのベッドとゴムを用意しておいてね!」
「それはもう体育倉庫イベントじゃないよ!?」
体育の終りに
『すまないがカラーコーンを体育倉庫にしまってきてくれないか?』
と言われ仕方なくカラーコーンを持って
体育倉庫に向かっていると
途中から気が付いた舞が半分持つと
言ってくれたが
そんなに重くないからと断るも
頑なに手伝うと聞かない舞に根負けし
仕方なく二人で体育倉庫にカラーコーンを
片付けたのだが…
「キスがおとぎ話の中だけのものではないと
舞は今更ながら気づいた」
「かぐや様のパロディすな!?」
「いや実際…今…ね?」
「…貴様ついにやりおったか?」
「誤解よ…流石に私も焦っているわ」
「…でも実際に起こるんだな」
そう…いわゆる
「「体育倉庫イベント!」」
ベタベタのベタ!
「まぁ焦っても仕方ないし…誰かが来るまで待ちましょ?」
「随分余裕だな…やはり」
「私はやってないわよ。」
だよな…流石に体育倉庫の鍵は閉めれないよな
南京錠、外だし
「外出しだなんて…やらしいこと考えてる場合?」
「心を読んで変なとこだけ切り取りすな!?」
「さて…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「密室に男女が二人きりよ?」
「…まぁな」
「しかも『キスがおとぎ話だけのものじゃない』と既に知ってる女の子と二人っきりよ?」
「せやな。」
「…耐えるわね秋兎くん?」
「流石に学校でそうゆうことは…」
あと絶対だれか来るパターンだと
俺は知ってる!
「……あなたが来ないなら」
そう言って舞は俺の手を引き
マットに押し倒し
「マット固い!思ったより固い!」
「…彼女に押し倒されて第一声がそれってどうなの秋兎くん?」
「そうは思うがビックリしてな!」
「ん~…ヤバいは秋兎くん」
「何がだい舞さん?」
「私のブレーキが壊れそうだわ」
「頑張れブレーキ!」
「気を抜いたら秋兎くんの魂が抜けるまでヌキ続けそうだわ!」
「た、助けてください!」
「大人しくしなさい!…大丈夫!綱引きのロープのほつれとか見てたらすぐ終るから!」
「ストップ!舞!ブレーキ!」
「舞フルアクセル!」
「やめい!」
俺は何とか覆い被さろうとして来た舞を
躱し…っておわ!?
「…秋兎くんも…その気なんじゃない?」
体制崩れて覆い被さってしまった!
「…いいよ」
「『…いいよ』じゃねぇよ!?」
俺も理性ギリギリなんだからやめて!
…仕方ない
「なぁ舞」
「何かしら秋兎くん?…あ、ゴムは無いわよ?」
「違うわ!…お、俺…ここではしたくないかな」
と何とかマイルドに断ってみた
「…ちなみに理由は?」
「シチュエーションは正直嫌いじゃないけど」
「けど?」
「舞と…する時は…もっと…ゆっくり出来るところでしたい…ダメ…かな?」
そう言って舞の上から降りる。
やばい顔から火が出そうだ!
「………私のピッが可愛すぎる」
そう言いながら鼻を押さえ立ち上がった舞は
扉の方へ向かい
息を吸い込むと…
「た、大変!秋兎くんが苦しそうだわ!今すぐ保健室に連れていかなきゃ!」
と叫んだ。
鼻から手を離したとたん鼻血が垂れたのが
見えたからお前が保健室行けとは思ったが
ってか何を言ってるんだ舞は?
「さてこれで開いたわ」
「んな訳あるか!?」
と俺が扉に手を掛けると…
「あら?」
すんなり開き南京錠は地面に落ちていた。
「…なんで?」
「さぁ…何ででしょうね?それより秋兎くん」
「何だよ舞?」
「肘擦りむいてるから保健室行きなさい」
そう言われて肘を見ると確かに
擦りむいていた。
押し倒された時か体制を崩した時か…
「こんなもんツバ付けときゃ治る」
「分かったわ」
「…何故舌を出す?」
「ツバ付けときゃ治るんでしょ?」
「自分のだよ!?…まぁいいや帰ろうぜ?」
「いや、少し時間をずらしましょう?」
「なぜ?」
「考えてもみなさい…体育倉庫に男女二人で行ってなかなか帰ってこないのに二人同時に帰ったりしたら…」
「な、なるほど…」
俺は納得した。
「じゃあ秋兎くん先帰りなさい?」
「俺からか?」
「私は少し身なりを整えてから戻りたいのよ」
確かに髪とかボサボサだしな…
「分かった。気を付けろよ?」
特に鼻!と思いながら俺は先に
教室に帰った。
舞サイド__
「行ったわね…さて」
私は体育倉庫の脇の茂みにむかって
「出てきなさいAMCのやつ!」
私がそう言うと3人位出てきた。
思ったより多い!
そしてやはり居たか斉藤!
「やっぱり貴女達の仕業だったのね」
「気付いてましたか…」
「斉藤…今回は何が狙いだったの?」
「た、体育倉庫イベント」
「え?」
「体育倉庫イベントいるかなって思ったんですよ!」
「え?それだけ?」
「はい!」
「あらいいお返事!?」
でもまぁ…
「悪くなかったわよ斉藤さん」
私は斉藤さんに手を伸ばし
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