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春休み!
シン・ゲーム2
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あまりにも緊張感の無い魔王戦
ゲームの中で扉を開けた俺たちの前に
いかにもラスボスなシルエットが
浮かび上がった!
《 ふははははは!良くぞここまで辿り着いた…褒めてやろう。》
《 余裕ぶるのも今のうちよ!》
《 俺達は負けない!》
《 さぁてぇ~みにくくぶざまぁ~にぃ~内蔵ぶちまけて死にやがぁれぇい!!》
「やっぱり兄ちゃんこのキャラ嫌だ!」
まぁ確かにビキニアーマーで若〇ボイスっぽいのわな…
「ギャップ萌だ!」
「燃えちゃえ!」
珍しくオーバーリアクションで怒る冬花
を見て少し可愛いと思いながらも
画面に目を戻し
《 醜く果てるのは貴様らだ!…では始めよう私の夢の成就のために!》
《 始めよう下らない夢を終わらせるために!》
おお!なんとなく盛り上がってきた!
ついにバトル画面に移り……ん?
【 超スーパー魔王が現れた!】
「「「ダサい!」」」
「失礼な!」
「超スーパーって何ですか(笑)」
「「ですかぁ~www」」
最高に馬鹿にした3人が口撃でリアル魔王を
倒しにかかると神川お父さんは
「ふ…バカにしてられるのも今のうちだ!」
【 魔王は【 激烈無限最凶斬】をくり出した!】
「「「ダサいwwww」」」
「うるさい(´;ω;`)」
すごくダサい攻撃を受けた俺達は
おれ…た…ちは?
《 目の前が真っ暗になった…》
「「「一撃!?」」」
「(・´ω`・=・´ω` ・ )」
「「「ウザイ!」」」
「目の前が真っ暗になった…」
あ、神川お父さんが倒れた。
「こんなのチートよ!チーターよ!」
「か、勝てるわけがないッッッ」
「光が…見える。」
あまりの出来事にボーっとしながら
画面を見直す。
《 勇者たちは倒れてしまった。》
せやな。
《 それから1000年後》
ん?
《 魔王軍は全世界に配備され初代超スーパー魔王が理想としていた完全に平等な世界が実現したのだった。》
「いいやつじゃないか超スーパー魔王。」
醜いのは人間だったのだ。
あの強さも成し遂げたい夢のために手にいれた
力だったのだろう。
名前も既に思い出せない技だが
そう考えればそんなにダサくなかったかもしれない。
オサレだった。
「何か…最初からしたいな。」
「確かにそうね。」
「うん。」
「「まぁ…でも」」
「?」
「「どうせ作らないだろ(のよね)」」
そうこの話はこれで終わりなのだ
何も無いからこそ想像し納得のいく
自分だけのストーリーになる。
そう納得…
《 完全平等世界(せかいまるごとハーレム)はここに完成したのだった。》
【 完】
「「「最後までダサい魔王だった!」」」
しょーもな!
ゲームの中で扉を開けた俺たちの前に
いかにもラスボスなシルエットが
浮かび上がった!
《 ふははははは!良くぞここまで辿り着いた…褒めてやろう。》
《 余裕ぶるのも今のうちよ!》
《 俺達は負けない!》
《 さぁてぇ~みにくくぶざまぁ~にぃ~内蔵ぶちまけて死にやがぁれぇい!!》
「やっぱり兄ちゃんこのキャラ嫌だ!」
まぁ確かにビキニアーマーで若〇ボイスっぽいのわな…
「ギャップ萌だ!」
「燃えちゃえ!」
珍しくオーバーリアクションで怒る冬花
を見て少し可愛いと思いながらも
画面に目を戻し
《 醜く果てるのは貴様らだ!…では始めよう私の夢の成就のために!》
《 始めよう下らない夢を終わらせるために!》
おお!なんとなく盛り上がってきた!
ついにバトル画面に移り……ん?
【 超スーパー魔王が現れた!】
「「「ダサい!」」」
「失礼な!」
「超スーパーって何ですか(笑)」
「「ですかぁ~www」」
最高に馬鹿にした3人が口撃でリアル魔王を
倒しにかかると神川お父さんは
「ふ…バカにしてられるのも今のうちだ!」
【 魔王は【 激烈無限最凶斬】をくり出した!】
「「「ダサいwwww」」」
「うるさい(´;ω;`)」
すごくダサい攻撃を受けた俺達は
おれ…た…ちは?
《 目の前が真っ暗になった…》
「「「一撃!?」」」
「(・´ω`・=・´ω` ・ )」
「「「ウザイ!」」」
「目の前が真っ暗になった…」
あ、神川お父さんが倒れた。
「こんなのチートよ!チーターよ!」
「か、勝てるわけがないッッッ」
「光が…見える。」
あまりの出来事にボーっとしながら
画面を見直す。
《 勇者たちは倒れてしまった。》
せやな。
《 それから1000年後》
ん?
《 魔王軍は全世界に配備され初代超スーパー魔王が理想としていた完全に平等な世界が実現したのだった。》
「いいやつじゃないか超スーパー魔王。」
醜いのは人間だったのだ。
あの強さも成し遂げたい夢のために手にいれた
力だったのだろう。
名前も既に思い出せない技だが
そう考えればそんなにダサくなかったかもしれない。
オサレだった。
「何か…最初からしたいな。」
「確かにそうね。」
「うん。」
「「まぁ…でも」」
「?」
「「どうせ作らないだろ(のよね)」」
そうこの話はこれで終わりなのだ
何も無いからこそ想像し納得のいく
自分だけのストーリーになる。
そう納得…
《 完全平等世界(せかいまるごとハーレム)はここに完成したのだった。》
【 完】
「「「最後までダサい魔王だった!」」」
しょーもな!
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