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三年生ナトゥ休み編!

今回も…

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のんびりと…してない夏休み終盤
頭と手を全力で動かしながら
俺は舞様に電話をお掛けした。


「あの…舞様」

『何かしら秋兎くん?』

「助けてくださぁぁい!!」

『…世界の中心で愛を叫ぶ並みに叫んだわね…まぁもう察して…』


そう舞様が仰ると家のチャイムが鳴り
急いでかけ降りドアをお開けすると…


「…来てあげたわよ?」

何か『言われそうだから来てやったわ』
って蔑んだような顔をし立っていた
舞様は話し掛けてくださった。




「あのね秋兎くん」

「何でしょう舞様?」


「…宿題は計画的に終らせなさい!」

まるで子供を叱る母親のようにこちらを
指差しながら舞様は仰った。

俺は恥もせず頭を床に叩き付けた。
今の土下座の美しさはギネス取れると思う。


「その土下座にあるのは美しさじゃなくて惨めさよ。」


「うぐっ…」

いつもなら『心を読むな』とツッコミを
入れるのだが…無理である!
何故なら俺が100悪いから!


そんなこんなで自室に舞様をお招きし
冷たい飲み物とお菓子をお供えし終えると
舞様は再び話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何でしょう舞様?」

「どうして貴方は宿題を計画的に終わらせられないの?」


「返す言葉もございません!」


「まったく…」

「あ、愛想尽かしたか?」

「愛想尽かしてたら察して暑い中まわざわざここまで来てあげないわよ」



「「えへへへへ」」


「オードリー?」


俺達がそんなやり取りをしていると
いつの間にか居た冬花がこちらを
ため息混じりに俺を睨んでいた。


「と、冬花?」

「まったく…ダメな兄ちゃん…毎回舞さんを困らせて…」


「うぐっ…」

「まったく…まったく…」

そう言いながら冬花はゆっくりと
そして自然に舞の方を向き
ゆっくりと正座をし頭を下げ


「舞さん!宿題を教えてください!」

と、綺麗な土下座をした。
冬花よお前もか。

「まったくこの兄妹は!!」


その後何とか宿題を終わらせ
お礼に俺は夕飯を捧げ
冬花は肩揉みをしたのだった。
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