となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生ナトゥ休み編!

神埼島バカンス14

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のんびりとしたBBQ終わり
疲れたとけど楽しかったなと
それぞれの部屋で休んでいると…


「なぁ神埼?」

「何かなアキ君?」

「…何故マイルームにいるのですか!?」

「キャラがおかしくなってるよアキ君?」

「そりゃおかしくもなるわ!?」

あ、ありのまま!見たままを話すぜ!
俺はBBQが終わったから少し休みたいなと
自室のベッドに横になったんだ!

そしたらクローゼットのやつが
勝手に開きやがって!さらに
そこから神埼が出てきたんだ!
頭がどうかしたのかと思ったぜ!

「大丈夫アキ君の頭は正常だよ?」

「心読むな&ならこの状況は異常だな!?」

「そうとも言う」

「そうとしか言わん!」

「まぁまぁ落ち着いて?取って食べたりしないからさ?」


「お、おう」

何かいつもと少し違う雰囲気の
神埼に少し押されて取り敢えず黙ることにした


「…さてクローゼットから出てきた訳だけどね?」


「う、うん」

そう言って少し照れ臭そうに
後ろ手に隠していたものを出して


「ケ、ケーキでも一緒に食べないかな?…って」


「…なら普通に部屋の入り口ノックしろよ!?」


何故クローゼットに忍び込んでおく
必要がある!?

「あ、忍び込んでないよ?」

「また読まれた!&なぬ!?」

「見てみる?」 

そう言って神埼は部屋のクローゼットを
改めて開けた…そして何か壁の一部を
手で凹ませると…壁が横に開き…


「隠し通路!?」

「そうだよ?」

「何を『え?普通じゃないの?』って顔してるんだよ!?忍者屋敷かここは!?」


「ちなみにボクの部屋に通じてる!一方通行!」


「一方通行ってか一本道だけどな!」

「…さてもういいかな?」

「何がだ?」

「ケーキ!…食べないの?」

そんな捨てられたチワワみたいな顔するなよ…
仕方ない。

「分かった。食べよう」

舞の予想は的中か?
『秋兎くんの部屋にこそ何かありそうなのに』とか言ってたしな。


俺は色々言いたいことを我慢して
部屋のソファに腰掛けた。
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