となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生一学期編2

ジグソーパズル

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のんびりとした休み時間
今日も今日とてとなりの席の
舞は話し掛けてきた。



「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「ジグソーパズルって素敵よね?」

「暇潰しにちょうどいいよな!」

「それはもちろんなのだけど…」

「ん?」

「噛み合いそうにない物がきちんと噛み合って最後には綺麗なものが出来て素敵よね?」


「まとも!」

「凸凹もいっぱいあるしね」

「少し審議入ります!」

「そりゃ凸凹だから入るでしょうね?」

「…そうだね!」

「秋兎くんが入院して分かったのよ」

「何が?」

「私にとって秋兎くんの存在って大きいんだなって」


「な、なるほど…」

ちょっと恥ずかしい

「どんなに綺麗なジグソーパズルも1ピース足りないだけで台無しだもの…その1ピースが私にとってあなただって分かったわ」


「嬉しいんだが照れるな」


「ワン◯ースは実在したのね」

「ルフィより先に見つけたな!?」

「ラフテルじゃなくて心にあったのね」

「ちょっとありそうな落ちだけど!」

でも尾田先生は形あるものって
仰ってたと聞いたことあるから
きっと違うだろう!
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