となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生一学期編2

帰ってきた秋兎

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のんびりとした休日
先程退院して帰ってきて
荷物の整理を終わらせた俺は
リビングのソファで横になった。

そんな俺に冬花が話し掛けてきた。


「ねぇ兄ちゃん」

「何だ冬花?」

「おかえり」

「ただいま。」

「…ねぇ兄ちゃん」

「何だ冬花?」

「私に家事を教えて?」

「…俺の体調が120%になってからでいいか?」

「100%じゃ足りないの!?」

「ちなみに何をやりたいんだ?」

「料理!」

「150%の時に頼む」

「さらに足りなかった!?」

「まぁ…まず洗濯をマスターしよう。」

「それなら大丈夫!」

「なぬ?」

「兄ちゃんが入院中にYouTub◯で見て練習したから!」


「そんなのまで教えてくれる人いるのかYouTu◯e!?」


「文章より分かりやすいし一時停止が出来るから助かったよ!」


「…兄ちゃんも言ってくれたら一時停止するぞ?」


「張り合わないで兄ちゃん?」

「何か悔しい!」

「…に、兄ちゃんにはYouTub◯には無い長所があるから!」


「ちなみに何だ?」

「…広告が挟まらない!」

「そりゃな!?」

「あと温もりを感じる!」

「な、なるほど?」

「おばあちゃん的な!」

「おばあちゃん的な!?」

「『分からんかったら言いなさいよぉ~…』って優しさを感じる」


「なるほど」

「あとね」

「ん?」

「…何でもない」

そう言って冬花は部屋に帰っていった。




冬花視点__


「危ない危ない…」

危うく恥ずかしいことを言いかけたよ…

私はベッドにうつ伏せになり


「兄ちゃんを独り占め出来るから…なんて…言えないよ。」

私は足をバタバタさせた。
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