となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生一学期編2

兄としての覚悟

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のんびりとした休日
何だか久しぶりに何も予定がないので
何をしようかとリビングでテレビを見ていると
おそようございます。
の冬花は話し掛けてきた。


「ねぇ兄ちゃん」

「どうした冬花?」

「舞さんとはうまくいってる?」

「いってないように見えるか?」

「ん~…正直、羨まし妬ましい位幸せそう」

「だろぉ?」

「殴っていい?」

「なんで!?」

「全世界代弁の拳だよ?」

「必殺技みたいだな!」

「リア充爆発神拳の使い手だからね私は!」

「誰から受け継いだんだよ!?」

「私が開祖だよ?」

「源流だった!?」

「門下生募集中だよ?」

「冬花もかわいいんだからモテるだろ?」

「っ……う、うるさい」

何か顔を背けられた。
兄ちゃんつらい。

「…私、顔だけだから」

「その発言は敵をたくさん作ると思うぞ冬花?」


「せめて料理が出来れば!」

「…あれだ。男も料理する時代だから」

「でも、好きな人に美味しいものを食べて欲しいよやっぱり!」


「うむ…」

それは確かに…

「だからまずは兄ちゃんに『おいしい』を言わせたいの!」


「俺でいいのか?」

「当たり前だよ?」

…良かったブラコンじゃなくてと
心から思った。


「まぁあれだ冬花」

「何かな兄ちゃん?」

「俺以外に作りたくなったら教えてくれ」

「うん?」

「その時は実験台になってやるからな!」

「その覚悟はあまり嬉しくないかな!?」
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