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三年生一学期編2
乗る扇風機
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のんびりとした休み時間
今日も今日とてとなりの席の
舞は話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「乗る扇風機って素敵よね?」
「…何だそれ?」
「あら知らない?」
「恥ずかしながら…」
「ホバリングしながら空を飛べる乗り物よ!」
「それが嘘なことは分かるよ!?」
「私のことなら何でも分かるのね?」
「もっといい場面でそのセリフ聞きたかったよ…」
「それで乗る扇風機ってのはね?」
「うん。」
「乗ったら下から風を送ってくれる扇風機のことよ?」
「そんなのあるのか…」
「この前私も見て驚いたわ」
「確かに良さそうだな?」
風呂上がりのドライヤーしながらとか
帰宅時に使うと良さそうだ。
「パンチラトラップとしてあらゆる場所に設置したいわよね!」
「そんなこと考えてないよ!?」
「あら真っ先に思い付かない?」
「言われてなるほどとは少し思ったよ」
「正直でよろしい。」
「昭和のお色気シーンとかで使われてそうだよな?」
「確かにギャグマンガとかで変な博士が作ってそうよね?」
「だな。」
容易に想像できてしまう。
「マリリンモンローごっこも出来るしね!」
「出来るけど!」
だから何だ!?
「私の部屋の前に設置したらダメよ?」
「それはフリか?」
「フリのフリよ?」
「どっちだ?」
「置いてもいいけれど…」
「ん?」
「私、たぶんズボンかパンツだからお望みの感じにはならないわよ?」
「ズボンはいいがパンツオンリーはやめよ!?」
「ブラはしてるわよ?」
「…下着オンリーはやめよ?」
「言い直したわね…なら」
「ん?」
「ロングTシャツを着るわ!」
「そっちの方が……すまんなんでもない。」
「好みだったのね!」
「気付かないフリして欲しかったな!」
今日も今日とてとなりの席の
舞は話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「乗る扇風機って素敵よね?」
「…何だそれ?」
「あら知らない?」
「恥ずかしながら…」
「ホバリングしながら空を飛べる乗り物よ!」
「それが嘘なことは分かるよ!?」
「私のことなら何でも分かるのね?」
「もっといい場面でそのセリフ聞きたかったよ…」
「それで乗る扇風機ってのはね?」
「うん。」
「乗ったら下から風を送ってくれる扇風機のことよ?」
「そんなのあるのか…」
「この前私も見て驚いたわ」
「確かに良さそうだな?」
風呂上がりのドライヤーしながらとか
帰宅時に使うと良さそうだ。
「パンチラトラップとしてあらゆる場所に設置したいわよね!」
「そんなこと考えてないよ!?」
「あら真っ先に思い付かない?」
「言われてなるほどとは少し思ったよ」
「正直でよろしい。」
「昭和のお色気シーンとかで使われてそうだよな?」
「確かにギャグマンガとかで変な博士が作ってそうよね?」
「だな。」
容易に想像できてしまう。
「マリリンモンローごっこも出来るしね!」
「出来るけど!」
だから何だ!?
「私の部屋の前に設置したらダメよ?」
「それはフリか?」
「フリのフリよ?」
「どっちだ?」
「置いてもいいけれど…」
「ん?」
「私、たぶんズボンかパンツだからお望みの感じにはならないわよ?」
「ズボンはいいがパンツオンリーはやめよ!?」
「ブラはしてるわよ?」
「…下着オンリーはやめよ?」
「言い直したわね…なら」
「ん?」
「ロングTシャツを着るわ!」
「そっちの方が……すまんなんでもない。」
「好みだったのね!」
「気付かないフリして欲しかったな!」
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