となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生一学期編2

ゴミ箱

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のんびりとした休み時間
今日も今日とてとなりの席の
舞は話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「ゴミ箱って素敵よね?」

「素敵かは分からないが無いと困るよな!」

「それはもちろんなのだけど…」

「ん?」

「男子の部屋に丸まったティッシュが入ってるだけで興奮するわ!」


「なるほど…男子なら誰でも良いと?」

「あ、いや…もちろん秋兎くんだけよ?」

「どうだか?」

別に嫉妬してるわけじゃないが
面白いからもう少し観察しておこう。

「あ、でも秋兎くんのゴミ箱は羨ましいわ!」

「何故に!?」

「秋兎くんの体液が付着したものが詰め込まれてるわけでしょ?」


「何か言い方が嫌だな!?」

「カピカピティッシュとかが!」

「さらに嫌な表現になった!?」

「秋兎くん…ゴミ箱とできちゃった婚しないか心配だわ…」


「おそらく人類初の心配をされた!」

「話しは少し変わるけれど…」

「助かる…どうした?」

「使い終わったティッシュを丸めて投げ入れるの楽しいわよね?」


「気持ちは分かる。」

「そうよね?私、楽しすぎて一時期壁にゴミ箱引っ掛けてたわ。」


「どうゆうことだってばよ!?」

「こう…バスケットのゴールみたいにしてたわ!フック使って!」


「な、なるほど?」

「でも、ある時気がついたのよ」

「何に?」

「いざって時、入らなかったら凹むなって。」

「いざって時?」

「秋兎くんが家に来て合体途中に使ったティッシュを外したらへこm「俺が悪かったから詳しく説明しなくていいよ!?」」


「空気壊れそうだし秋兎くんのも凹みそうだし」

「凹みはしないんじゃないかな!?」

縮むかもしれないが…って考えるな俺!

「入らなくても入るなら問題ないわね!」

「入れやすいところに置いた方がいいよ?」

俺は深い意味もまったくなく当たり前の事を
彼女に教えた。
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