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三年生一学期編
あなた色
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のんびりとした休日
舞に呼ばれ神川喫茶店に来た俺は
凛さんに茶化されながらも舞の部屋に向かい
部屋の扉を開けると布団でみの虫みたいに
なって立っている舞がいた
そんな不思議な格好をした舞は
今日も今日とて話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「どう?」
「…みの虫みたいだな?」
「言われてみればそうね?…さてさて」
「ん?」
「布団の下はどうでしょね!」
「…箱の中身は何だろな!みたいに言った!?」
「で、どうなってると思う?」
「普通に服を着てるんだろ?」
「さぁどうかしら?全裸かも知れないわよ?」
「だとしたら服を着てくれ!?」
「何よ、初めて見る訳じゃあるまいし」
「そう…だけども!?」
反応に困ること言うのやめてくれるかな!?
「やめないわよ?」
「心を読むな!」
「楽しいから無理ね」
「まぁ…それはいいとして」
「あ、流されたわ」
「下はどうなってるんだよ?」
「きちんと手入れしてるわよ?」
「…すまん俺が悪かった。布団の下はどうなってるんだ?」
「下着は着けてるわ!」
「ちょっと安心した!」
「さて、そろそろ熱くなってきたし…」
そう言って舞は布団から手を離し
巻いてあるバスタオルを落とすように
布団を落とした
「いちいち動作が…って」
そこには下着姿でもましてや全裸でもなく…
俺が誕生日にプレゼントした
【白のワンピース】を着た舞が立っていた。
「ど、どうかしら?」
「…すごく似合ってる。」
自分が選んだ服を着てもらうのって嬉しいんだな
「あれよね、自分色に染めた感があるわよね?」
「1日に2度も心を読まれた!」
「まぁこの格好なら…」
「ん?」
「秋兎くん色(意味深)をかけられても、そんなに目立たないわね!」
「色々台無しだよ!?」
「色の話だけに?」
「やかましいわ!」
「…まぁでも」
「何だよ?」
「心配しなくても私の心は既にあなた色に染まってるわよ。」
そう言って舞は嬉しそうに笑った。
「せっかくだしデートでも行くか?」
「あら、お家デートじゃなくていいの?」
「ベッドを指差しながら言うな!…まぁあれだ」
「?」
「かわいい姿の彼女を見せびらかしたくなったんだよ。」
「…危なかったわ」
「どした?」
「せっかくの白ワンピが鼻血で染まるところだったわ!」
「その色に染まらなくて本当に良かったよ!」
その後ぶらぶらと特に目的もなく
俺達はデートをした。
これから先もっと
お互いの色に染まっていくのだろうと
そんなことを考えながら
舞に呼ばれ神川喫茶店に来た俺は
凛さんに茶化されながらも舞の部屋に向かい
部屋の扉を開けると布団でみの虫みたいに
なって立っている舞がいた
そんな不思議な格好をした舞は
今日も今日とて話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「どう?」
「…みの虫みたいだな?」
「言われてみればそうね?…さてさて」
「ん?」
「布団の下はどうでしょね!」
「…箱の中身は何だろな!みたいに言った!?」
「で、どうなってると思う?」
「普通に服を着てるんだろ?」
「さぁどうかしら?全裸かも知れないわよ?」
「だとしたら服を着てくれ!?」
「何よ、初めて見る訳じゃあるまいし」
「そう…だけども!?」
反応に困ること言うのやめてくれるかな!?
「やめないわよ?」
「心を読むな!」
「楽しいから無理ね」
「まぁ…それはいいとして」
「あ、流されたわ」
「下はどうなってるんだよ?」
「きちんと手入れしてるわよ?」
「…すまん俺が悪かった。布団の下はどうなってるんだ?」
「下着は着けてるわ!」
「ちょっと安心した!」
「さて、そろそろ熱くなってきたし…」
そう言って舞は布団から手を離し
巻いてあるバスタオルを落とすように
布団を落とした
「いちいち動作が…って」
そこには下着姿でもましてや全裸でもなく…
俺が誕生日にプレゼントした
【白のワンピース】を着た舞が立っていた。
「ど、どうかしら?」
「…すごく似合ってる。」
自分が選んだ服を着てもらうのって嬉しいんだな
「あれよね、自分色に染めた感があるわよね?」
「1日に2度も心を読まれた!」
「まぁこの格好なら…」
「ん?」
「秋兎くん色(意味深)をかけられても、そんなに目立たないわね!」
「色々台無しだよ!?」
「色の話だけに?」
「やかましいわ!」
「…まぁでも」
「何だよ?」
「心配しなくても私の心は既にあなた色に染まってるわよ。」
そう言って舞は嬉しそうに笑った。
「せっかくだしデートでも行くか?」
「あら、お家デートじゃなくていいの?」
「ベッドを指差しながら言うな!…まぁあれだ」
「?」
「かわいい姿の彼女を見せびらかしたくなったんだよ。」
「…危なかったわ」
「どした?」
「せっかくの白ワンピが鼻血で染まるところだったわ!」
「その色に染まらなくて本当に良かったよ!」
その後ぶらぶらと特に目的もなく
俺達はデートをした。
これから先もっと
お互いの色に染まっていくのだろうと
そんなことを考えながら
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